★★★
Precious
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秩父街道 国道140号・花園〜雁坂トンネル
関越自動車道・花園インターから、秩父を奥へ向かい、雁坂(かりさか)トンネルを抜けて、山梨県へ至るコース。
秩父街道または秩父往還と呼ばれ、日本の道100選のひとつ。
雁坂トンネルができて、彩の国・埼玉県と甲斐の国・山梨県がつながってからは、彩甲斐街道とも呼ばれる。
途中、国道140号からはずれたところもあるのだが。
花園インターから、国道140号のバイパスの方で長瀞(ながとろ)方面へ向かう。
中央分離帯のある片側2車線道。ロードサイド店がたくさん並んでいて、道の駅はなぞのもある。
国道254号とT字路(←)を直進で合流。八高線と秩父鉄道を跨線橋で越えると、国道254号と分かれる三差路を左折だが、右に1車線増えて3車線になり、左2車線とも左折できる。
さらに市街地を進むと、右車線は皆野寄居バイパスへ。有料という表示があるが、途中の寄居風布インターまでは、無料で通れる。
おすすめ度 :★★☆☆☆
人気度 :★★★★☆
景色のよさ :★★☆☆☆
走りやすさ :★★★★★
行った日時 :2010年12月19日(日) 10時頃
以下は、皆野寄居バイパスができる前に、国道140号をたどったときの話。
2車線道になるあたりからめっきり流れがわるくなった。さらに道路情報表示板には、長瀞駅付近で渋滞中との表示。
まあ、有名な観光地に土曜日に来るのがいけなかったのだろうけど。
環八と関越道の渋滞でうんざりしていたうえに、ここでさらに時間がかかりそうなので、長瀞観光はあきらめることにした。
迂回すべく、信号のあるT字路(←)で左折。波久礼(はぐれ)駅前交差点
橋を渡って、T字路(↑)を右に行き、県道82号
長瀞玉淀自然公園線に入る。荒川の対岸を走る道だ。
この道に入ってみると、さっきの渋滞がウソのように走れる。やっぱり、ドライブはこうでなくっちゃ。
1車線幅のところもあり、けっして「飛ばせる道」ではないが、とにかく前につかえずに走れるのがうれしい。
この道沿いにも、観光客対象らしき店が、パラパラと点在している。途中、いわゆる長瀞の観光地へ右折するらしき交差点を、横目に見ながら直進する。
T字路(↑)にぶつかり、右に行くと、ほどなく国道140号との交差点。どうやら、渋滞は回避できたようだ。(親鼻駅のあたり)
(追記:最後のT字路(↑)は、皆野寄居有料道路ができて、正面が皆野長瀞インターの十字路になったようだ。)
おすすめ度 :★★☆☆☆
人気度 :★★★★☆
行った日時 :1998年9月12日(土) 12時頃
親鼻から1キロくらいで、美の山観光道路へ入る交差点がある。ここからは、しばし国道からからそれて寄り道。山頂には美の山公園があり、その先には「絵になるまち 写真になるまち 展望広場」というのもある。
山を南側に降り、再び国道140号に戻る。
秩父の市街地に入ると、車や信号が増え、流れがわるくなった。
大野原交差点から県道82号
長瀞玉淀自然公園線を東へ入ると、定峰峠越えの県道11号熊谷小川秩父線に接続する。
道路沿いに、コンビニや食事処は多い。このドライブ・ルート上の、補給地点という感じ。中心部に、道の駅ちちぶがある。
道はずっと2車線道。
おすすめ度 :★★☆☆☆
人気度 :★★★★☆
行った日時 :1998年9月12日(土) 14時頃
以下、1999年6月に追記。
その後、秩父市街の迂回路のチラシを入手した。休日や行楽シーズンには、国道140号の秩父市街は渋滞するものらしい。
ルートは、地図を見てもらうのが早いと思う。
秩父市街迂回路の地図
いちおう文章でも説明しておくと、北側からの場合、黒谷(くろや)駅のすぐ南の「和銅大橋前」交差点で右折し、和銅大橋で荒川を渡って、県道44号 秩父児玉線に出て左折する。途中、Y字路(↑)を右に進んで、国道299号を横切り、県道72号
秩父荒川線に入る。大久保のT字路(↑)で左折し、県道209号 小鹿野影森線に入り、巴川橋で再び荒川を渡る。影森駅のすぐ北の「秩父土木事務所前」交差点で、国道140号に出る。(チラシと地図を見て書いてます。実走はしてません)
南北どちらの側からも、国道140号沿いの各入口交差点の手前には電光表示板が設置されており、渋滞時には渋滞情報が表示されるらしい。案内標識には、行き先が「雁坂トンネル」または「関越道」と表記されるようだ。ただし、道の狭い区間があるので、大型車は遠慮してほしいとのこと。
この迂回路は、埼玉県秩父土木事務所と秩父警察署の公式推奨迂回ルートである。
以下、2010年12月に追記。
同じような秩父市街迂回ルートに、秩父ミューズパークラインという派手な名前が付いていた。秩父ミューズパークを通るわけではないのだが。
こちらは、もっと南の、久那橋までになっている。浦山口駅の近く。
さらに、新皆野橋が2010年10月24日に開通したので、北端はそこで荒川の西岸へ移った方がよさそう。
埼玉県のサイトより、秩父ミューズパークラインのページ (別ウィンドウに開く)
影森の先で県道73号秩父名栗線へ入ると、浦山ダム・秩父さくら湖がある。
道の駅あらかわは、ちょっと奥まったところにある、こじんまりした道の駅。
秩父鉄道の終点の三峰口駅付近で、県道37号皆野両神荒川線と接続する。
だんだん街から山へ入っていくのだが、紅葉シーズンなどはそれなりの観光ルートになっていて、車は多め。まあまあの速度で流れてはいるのだが、スイスイ走れるという感じではなかった。
道はずっと2車線道で、道幅は十分。荒川に沿って曲がっているので、カーブに合わせた加減速が必要。遅い車を追い越せるようなところはなく、あきらめが肝心。
道の駅大滝温泉は、荒川沿いにあり、温泉と歴史民俗資料館がある。
信号T字路(↑)にぶつかり、左右どちらも国道140号。
右が新道で、大滝道路または彩甲斐街道と呼ばれ、山梨県へ抜けるには、この方が走りやすい。雷電廿六木橋や滝沢ダム・奥秩父もみじ湖がある。
左が旧道で、秩父街道または秩父往還と呼ばれ、1車線区間がある。二瀬ダム・秩父湖がある。以下は、旧道の方。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★★★☆
景色のよさ :★★★★☆
走りやすさ :★★★★☆
行った日時 :2006年11月4日(土)
13時頃、 2010年12月19日(日) 15時頃
秩父湖の二瀬ダムの手前で、このトンネルに入る。これが、1車線の交互通行という、とんでもない狭さ。
はじめは、なんにもなさそうなところで、いきなり渋滞していたので、その先が工事中で片側交互通行なのかと思った。
ところがなかなか動かない。それに、そういうときは、対向車がまとまって来るものだが、それがまばら。
事故でもあったんじゃないかと心配しだしたころに、ようやく動き出した。
しばらく、一進一退……いや、さがってはいないので、一進五停くらいをくりかえしてから、ようやくトンネルの信号待ちだということが判明。
トンネルの手前には、ドライブインかレストハウスか(ちがいがよくわからないけど)が数軒並んでいる。ただ、信号待ちの行列にしっかりはまっていたので、気がついたときには、立ち寄れるような車の位置ではなかった。
信号待ちはかなり長く、1回が5分くらい。それを3回くらい待たされた。
信号のところには、交通整理のおじさんが2人ついていた。どうやら、あまりに待ちが長いので、待ちきれずにトンネル入ってしまう困ったちゃんを防ぐのが役目らしい。
しかし、こちら側は何十台も並んでいるのに、向こうからくる車はわずか。せっかく人がついているのなら、状況に応じて、通す車の台数や時間を調節してほしいぞ。
トンネル内では道が分かれていて、直進すると山梨県方面。左折すると三峰観光道路で三峰山に行く。
おすすめ度 :★☆☆☆☆
人気度 :★★★★★
行った日時 :1998年9月12日(土) 15時頃
駒ヶ滝ンネルを直進して抜けると、左側に駐車帯がある。秩父湖を眺められるが、残念ながら、ダムはよく見えなかった。
その先は、秩父湖沿いを走る1車線道だが、向きが一方通行。対向車の心配なく走れるのがうれしい。
こういうくねくねした道は、対向車を気にしながら走らなくてはいけないのが常だが、ここでは道の曲がり具合だけを気にして走れた。こういうのはあまりないので、ちょっとおもしろい道だった。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :1998年9月12日(土) 17時頃
新道の大滝道路と、秩父湖沿いの旧道が合流する。
2車線道で山奥へ入って行く。さすがにカーブが多いが、スピードを出しすぎさえしなければ、そんなに走りにくい道ではない。
彩甲斐街道出会いの丘への分岐をすぎると、豆焼橋→奥秩父トンネル→雁坂大橋→雁坂トンネルと、橋とトンネルが交互に現れる。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★★☆☆
景色のよさ :★★★★☆
走りやすさ :★★★★☆
行った日時 :2010年12月19日(日) 15時頃
雁坂トンネルと奥秩父トンネルの北にある、赤い上路アーチ橋。
橋の北端に、出会いの丘への三差路がある。その向かい、道路東側に広告塔があり、その両脇に各1台止める余地がある。標高1031メートル。
橋の南端には、東への分岐道があるが、閉鎖されていた。その先は、すぐに奥秩父トンネル。
橋の上は、2車線道で、西側に歩道がある。
北へ向かう向きに、スリップ注意という大きな看板があった。橋の上は下り坂で、橋だから凍結しやすいのだろう。橋を渡った先は三差路で、国道は道なりに右だが、正面は崖。たしかに危なそうな構造だ。いちおう崖の下にクッションドラムが並んでいたが、看板のたもとには、花束が添えられていた…
深い谷をまたいでいて、荒川の支流の豆焼沢のようだ。
路面温度が電光表示されていて、1℃だった。
橋の上からは、雁坂大橋を見ることができる。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★★☆☆
景色のよさ :★★★★☆
走りやすさ :★★★★☆
行った日時 :2010年12月19日(日) 15時頃
雁坂トンネルと奥秩父トンネルの間にある、黄色い上路トラス橋。
橋の上は2車線道だが、両側の路肩が1車線幅くらいあるので、実際には4車線くらいの幅がある。雁坂トンネルという長大トンネルの出入口なので、なにかあったときに、作業したりUターンしたりするスペースなのだろう。
雁坂トンネルへ向かう側は、路肩にポールがずっと並んでいるが、反対側はポールがない部分があるので、そこに車を止めることができる。いいのかな? ダメとは書いてなかったが。
豆焼橋と同様に、橋の下を流れるのが、荒川の支流の豆焼沢のようだ。
路面温度が電光表示されていて、−2℃だった。
橋の上からは、豆焼橋を見ることができる。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★★☆☆
景色のよさ :★★★★☆
走りやすさ :★★★★☆
行った日時 :2010年12月19日(日) 15時頃
埼玉県と山梨県を結ぶトンネル。
長さ6625メートルで、一般国道の山岳トンネルとしては日本最長らしい。1998年4月23日開通。
トンネルの中は、2車線道で、センターラインにポールが並んでいる。最初はゆるく左カーブしているが、あとはずっと直線。速度標識は40km/hということなので、まじめに走ると、約10分かかる計算になる。同時に、後からあっという間に追いつかれて、あおられることになりそうだが。せめて60km/hくらいにできなかったものか。
歩行者と自転車は通行禁止。
上にある雁坂峠は、日本三大峠のひとつらしい。このトンネルができるまでは、国道140号は県境で分断されていた。
近くに代替ルートがないので、それなりの利用価値はあるようだ。奥秩父の観光ドライブでも、同じ道を引き返さずに、周遊ルートを組めるようになった。
トンネルを抜けて、短い橋を渡ると、料金所がある。有人式で、ETCは使えない。山梨県道路公社が管理。普通車710円。
さらに進むと、道の駅みとみがあり、雁坂トンネルの説明パネルがあった。
圏央道の関越道〜中央道の区間が開通してからは、通行量が減ってしまって、ピンチらしい。休日特別割引の上限1000円で、さらにピンチだろうなぁ。花園インター〜甲府昭和インターの所要時間は、高速経由の方が約40分短いうえ、雁坂トンネル+皆野寄居有料道路で1120円だから。
下記のサイトによると、映画やビデオのロケ・サービスがあったり、スタンプラリーをしたり、がんばっているようだが。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★★☆☆ (交通量はそれほどないのだが、結局、追いつくか、追いつかれるか、行列になってしまいがち)
景色のよさ :★★☆☆☆ (トンネルの前後を加味して、星を1つ増やした)
走りやすさ :★★★★☆
行った日時 :2010年12月19日(日) 15時頃
山梨県道路公社のサイトより、雁坂トンネルのページ (別ウィンドウに開く)