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橋 雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)

 滝沢ダムへ登るループ橋。雷電廿六木橋 滝沢ダムより

 国道140号の北側ルート、彩甲斐街道・大滝道路の一部。滝沢ダムの下流で、中津川の谷間を往復している。途中の対岸は陸地なので、実際には廿六木大橋大滝大橋という2本の橋で構成されている。

 その中間陸地でループの外へ分岐したところに、廿六木望郷広場がある。入口には、とるぱの案内標識。
 駐車場は、10台分くらいで無料。トイレがあるが、冬期は使用禁止という表示。
 ちょうどループを見渡せる場所に、展望所があるのはいい。ふつうのカメラでは、全景が収まらないが。
 橋の説明板が上を向いていて、雪が積もっていたので、まず雪かきしなければ読めなかった。

 コンクリート製のラーメン橋で、高低差約120メートルを結ぶ。横から見ると、これで大丈夫なのかと思うほど、橋脚はスリム。直線ではなくカーブしているので、バタンと横倒しにはならないのだろうが。
 2本の橋とも、中央は直線で、両端がカーブの組み合わせなので、全体としては角丸長方形のような形をしている。

 橋の上は、黄色いセンターラインの2車線道で、ループの内側に歩道がある。
 歩道には、もう突起ができてしまっていて、景色ばかりに目が行っていると、つまずきそうになる。1998年10月開通。
 車道はさすがに平らで、カーブも大きく走りにくい道ではないが、慎重に30キロの標識。
 橋の上からは、滝沢ダムの堤体を正面から見ることができる。
 橋の上側の端には、横へ三角形に広がった場所もあるが、車を止める場所がない。そのすぐ先にも、短い上ノ山橋が連続している。
 さすがに12月だと、半分以上が日影だった。暗い写真が多く、申し訳ない。

 「廿」は、数字の20を意味する文字で、「十」を横に2個組み合わせた合字。「廿六木」→「十十六木」なので「とどろき」と読める。橋の名前を英語にすると、Thunderbolt Twenty-Six Tree Bridgeってとこか。

 優れた橋に贈られる土木学会田中賞、土木学会デザイン賞最優秀賞、プレストレストコンクリート技術協会賞、日本コンクリート工学協会賞、グッドデザイン賞を受賞している。

おすすめ度 :★★★★
人気度    :★★☆☆☆
景色のよさ  :★★★★
走りやすさ  :★★★★
行った日時 :2010年12月19日(日) 14時頃

雷電廿六木橋 廿六木望郷広場より
廿六木望郷広場より
雷電廿六木橋 大滝大橋の上
大滝大橋の上
雷電廿六木橋 廿六木大橋の上
廿六木大橋の上
雷電廿六木橋 廿六木大橋の側面 南向き
廿六木大橋の側面 南向き
雷電廿六木橋 廿六木大橋の側面 北向き
廿六木大橋の側面 北向き
雷電廿六木橋 ループの交差部
ループの交差部
雷電廿六木橋 大滝大橋
大滝大橋
雷電廿六木橋 廿六木大橋と滝沢ダム
廿六木大橋と滝沢ダム
雷電廿六木橋 不動滝の手前より
不動滝の手前より

Webリンク (社)土木学会のサイトより、土木学会デザイン賞2010のページ (別ウィンドウに開く)

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