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道の駅 旅案内全国地図道の駅 旅案内全国地図

 全国の道の駅の地図。

 表紙がすごろくになっているのは、遊び心ですね。巻末に組み立て式の駒とサイコロまであります。

 巻頭に、特集「にっぽんを体験する」として、そば打ちや工芸品作りなどの体験施設のある道の駅を12ページ・36か所紹介しています。特集は、毎年変わるようで、平成18年度版の特集は「読者が選ぶ道の駅人気道の駅」だったようです。

 特集の次に全国索引図があるのですが、地図としての使いやすさからは、こういうものは巻頭か巻末に置いてもらいたいもの。

 地図の縮尺は35万分の1と、かなり粗いですが、1冊で全国をカバーしているのと、それで千円強で収まっているのを考えると、こんなものでしょう。都市の市街地を走るには使えないと思いますが。
 道の駅の位置が大きく記入されているのが、やはり最大の特長です。そのために、交差点が隠れてしまっていたりしますが。
 地図中やページ上部に、道の駅以外の体験施設も紹介されていて、特集の体験色を濃くしています。

 国道は、高規格国道(名阪国道等)と太線と細線の3段階に区別されていて、国道のくせに狭い道へ入り込んでしまうことを防いでいます。これはいいですね。
 県道は、主要地方道までで、一般県道はその他の道と同じ扱いですが、この縮尺では仕方ないでしょう。国道以外は、道幅の区別がなくなってしまうのは残念。
 高速道路も、対面通行などの車線数の区別なし。スマートインターの表示がないのは、新しい時代について行けてませんね。
 広域農道は、つまごいパノラマラインとか利根沼田望郷ラインとかは載っていませんが、道の駅がある大里比企広域農道埼葛広域農道などは、それらしき線がその他の道としてありました。

 冬期閉鎖の表示がなかったり、乗鞍スカイラインに一般車通行禁止と書いてないとか、国道121号の大峠旧道は通れないんじゃ?とか、道路地図としてはどうかな、というところはありました。
 平成19年度版は2007年4月発行ですが、同年4月1日にオープンした道の駅八王子滝山も載っていて、国道20号は日野バイパスの方になっていました。

 地図の後ろには、道の駅一覧があり、1ページに17か所、施設・特産品・営業時間などがコンパクトに紹介されています。

 最後に、読者が選んだ道の駅50選があります。行ったことがあるのは約4分の1しかありませんでしたが、まあ妥当なところが出てきていると思えました。道の駅川場田園プラザが入っていないのは、投票総数が1725通と少なかったためかもしれません。

 地図ページの並びは、地方毎に分けたうえで、西から東へ並んでいます。それでいて、縦書きの本と同じで、右綴じ・右開きなんです。今のページの場所より左隣りの場所を見るには、右側のページを開かなくてはなりません。これってすごく違和感があるんですけど。
 それでいて、縦書きなのは巻頭の特集だけ。地図のページも、道の駅一覧のページも、横書きなんですよ。なんで?

 あたりまえの結論ですが、道の駅と体験施設にこだわりのある人には、おすすめかもしれません。全国の地図帳を安く手にいれたい人にもいいかも。

   発行:道路整備促進期成同盟会全国協議会  販売:株式会社ゼンリン  定価:¥1050(税込)  サイズ:A4版  発行:2007年4月  記:2007年11月18日

Webリンク ゼンリンのホームページより、道の駅 旅案内全国地図のページ (別ウィンドウに開く)

 

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