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ツーリングマップルツーリングマップル 左端の東北が2004年版、右の3冊が2003年版

 本来は2輪車でのツーリング用の地図です。

 私は2輪車には乗らず4輪車専門なのですが、下記のような魅力がいろいろあるので、この地図をドライブに使っています。

 全国を7つの地域に分け、「北海道」「東北」「関東甲信越」「中部 北陸」「関西」「中国・四国」「九州 沖縄」の7冊があります。

● おすすめルート

 この地図はおすすめルートの指定があって、これがなかなか、ドライブコースを選択するときの参考になります。

● 道路のコメント

 道路に関するコメントが随所に記入されているのも、コース選択に役立ちます。
 地図なのに、けっこう主観的なコメントがあったりして、おもしろいです。

● ダートの表示

 ダートの道が明記されているのも助かります。本来はダートを走りたい人向けにあるのでしょうが、私のように未舗装の道にはあまり行きたくない人にも、逆の意味で役立ちます。
 まあ、そもそも舗装道と未舗装道の区別がつかないような地図は、道路地図として失格だと思うのですが、それができてない地図が多いですから…

● 都道府県道番号

 都道府県道の番号と名称が充実しているのが、わかりやすくていいです。
 県道番号が1桁と2桁しか書かれていない地図って、わりと多いのですが、これはちゃんと3桁の県道まで載っています。

● 縮尺

 地図の縮尺は、北海道以外は14万分の1
 北海道は縮尺が粗くて20万分の1なので、結果的にワンダードライブの地図と同じ縮尺になってしまっていますが、おすすめルートとダート道の詳しさで、アドバンテージを持っています。

● 欠点

 4輪車派にとって難なのは、有料道路の料金が2輪車のものしか書いてないことです。まあこれは、この地図の主旨からして仕方ないかな…

   発行:昭文社  定価:¥1600+税  サイズ:A5版

Webリンク ツーリングマップルのWebサイト

(変遷メモ)

1998〜1999年版 (これより昔は私にはわかりません)ツーリングマップル 1998〜1999年版

 製本はリング綴じ。地図の縮尺は、北海道は20万分の1、それ以外は12万分の1〜13万分の1。1524円+税。
 現在のものよりおすすめルートの数が多く、おすすめされている理由にもいろいろあって、なかには自分とは趣味の合わないところや、4輪車には狭いところもありました。そのへんのおすすめのニュアンスを読みとれるようになるには、多少の経験が必要でした。
 このころは、「全日本ツーリング ベスト100」というのもありました。これは地図ではなくて、ツーリングのコースガイド本なのですが。

2000年4月版からツーリングマップル 2000〜2001年版

 製本が接着剤式に。以前のリング綴じ式では、開いたまま助手席のシートに置いておけるのも、いい点のひとつだったんですが、現在地のページを保持しておくには、裏返して置かなければならなくなりました。これ、書店で見たときは、けっこうショックでした。こんなことなら、1999年版のうちに全国そろえておけばよかった……と後悔しました。
 地図に緯度経度を表示。
 地図の収録範囲や縮尺は変わらず。1500円+税に切り捨て値下げ。

2003年4月版から

 縮尺は14万分の1と粗くなりましたが、収録範囲が広がってページ数が増え、100円値上げ。何地域分も買う身からは、収録範囲を重ねて値上げされては、抱き合わせ販売されているように感じます。重なった範囲を買う人には、割引して欲しいものです。
 巻頭の広域地図が、折りたたみ式の1枚物へ。広い範囲を一度に見られるのはいいかもしれませんが、広げたり畳んだりするのに手間がかかるので、使い勝手は劣化したと思います。
 おすすめルートが絞り込まれて、少なくなりました。ハズレが減ったと思います。
 自転車道が表示されるようになったのは、最近、自転車に目覚めた自分としては、タイムリーでした。

 

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