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橋 関門橋関門橋 壇之浦パーキングエリアより

 本州と九州の間、関門海峡をまたぐ吊り橋。

 関門自動車道の一部。
 関門橋を含む、下関インター門司港インターの間は、片側3車線。その区間外は、片側2車線。
 下り線は、橋の上の左端車線が、直後に門司港インター出口になってしまうので、左端で景色を楽しみながら渡る場合は、出てしまわないように要注意。
 上り線は、門司港インター入口とめかりパーキングエリアからの出口が合流した後、左端の3車線目になる。この方向は、下関インターで2車線に狭まるまで、十分に余裕がある。

 上り線は、九州側にめかりパーキングエリア、下り線は、本州側に壇之浦パーキングエリアがあり、どちらも関門橋関門海峡の景色がよいパーキングエリア。
 橋の展望場所としては、本州側には火の山展望台、九州側にはめかり公園門司埼灯台もある。
 関門海峡は、わりと大きな船がひんぱんに通行しているので、関門橋を船がくぐるシャッターチャンスは多い。

 橋の長さは1068メートルで、1973年に開通した時点では、日本最長だったらしい。
 優れた橋に贈られる、土木学会田中賞を受賞している。

 関門橋を含む下関インター〜門司港インター間は、一般の高速道路よりも割高な料金となっていて、普通車350円。
 関門海峡を車で渡る手段としては、ほかに国道2号関門国道トンネルもあり、そちらは普通車150円だが、景色はない。関門海峡フェリーは、普通車750円だが、場所が離れていて、その間を関門道+北九州高速で走ると、1100円になる。

(追記:2011年8月1日より2014年3月末までの特別区間割引で、普通車250円、ETC車の平日昼間割引で200円になる。)

おすすめ度 :★★★★★
人気度    :★★★★
景色のよさ  :★★★★★
走りやすさ  :★★★★★
行った日時 :2007年8月18日(土) 8時頃、 2010年10月17日(日) 11時頃

関門橋 壇之浦パーキングエリアより
壇之浦パーキングエリアより
関門橋 壇之浦パーキングエリアより
壇之浦パーキングエリアより
関門橋 壇之浦パーキングエリアより
壇之浦パーキングエリアより
関門橋 めかり公園第2展望台より
めかり公園第2展望台より
関門橋 めかりパーキングエリアより
めかりパーキングエリアより
関門橋 めかり公園展望広場より
めかり公園展望広場より
関門橋 門司埼灯台より
門司埼灯台より
関門橋 和布刈神社より
和布刈神社より
アンカーブロック 本州側
アンカーブロック 本州側
点検補修用作業者?
点検補修用作業車?

料金試算

 関門橋の通行料金を計算してみた。
 NEXCO各社の高速道路の料金は、次の式で計算される。

基本計算式 (150円+1kmあたりの料金×距離)×1.05

 ここで、150円はターミナルチャージという基本料金で、×1.05は消費税5%。最後に、24捨25入して50円単位に丸める
 通常の高速道路では、普通車の場合で1kmあたり24.6円だが、大きなトンネルでは、建設費がかかることから、割高な料金となっている。
 関門橋を含む下関インター〜門司港インターの区間もその1つで、関門特別区間として、通常の2.6倍にあたる1kmあたり64円とされている。
 そこで計算してみると、次のように450円となり、実際の普通車の通常料金350円と合わない。

式1 (150円+64.0円×4.3km)×1.05=446円≒450円

 関門橋の部分だけ高いのかと思い、距離を分けて計算してみると300円となり、これも合わない。

式2 (150円+64.0円×1.1km+24.6円×3.2km)×1.05=314円≒300円

 試しに、関門橋の前後にある壇之浦パーキングエリアめかりパーキングエリアの区間だけ高くして計算してみると、これなら計算が合った。

式3 (150円+64.0円×1.4km+24.6円×2.9km)×1.05=326円≒350円

 NEXCO西日本に問い合わせてみたところ、あくまで式1の計算が正しいのだが、過去の料金300円からの激変緩和処置として350円にしているとのこと。そういう特別な割引があること、ネットでいろいろ探しても出てこないのだが…
 ちなみに、区間全体を通常の高速道路として計算してみると、250円となる。

式4 (150円+24.6円×4.3km)×1.05=269円≒250円

 関門橋の存在により、本来はプラス200円のところ、シークレット緩和割引によりプラス100円ですんでいることになる。
 現行の通常料金の350円から逆算すると、1kmあたり42.64円となり、通常の24.6円の1.73倍に抑えられていることになる。

式5 (350円÷1.05−150円)÷4.3km=42.64円/km

 なお、並走している関門国道トンネルの料金は、普通車150円。高速道路ならターミナルチャージ分だけだが、それを無視して距離だけで計算してみると、1kmあたり41.28円となり、ほぼ同じになる。いや、これはあまり意味ないけど。

式6 150円÷1.05÷3.461km=41.28円/km

 この下関インター〜門司港インターの区間は、2018年3月までのETC限定で、特別区間割引として最大3割引とされている。それにより普通車300円になっているのだが、次のように単純に計算すると250円となり、計算が合わない。

式7 350円×(1-0.3)=245円≒250円

 そこで、本来の式1の計算式を持ってきて、それで割引計算すると、なんとか結果が合う。

式8 (64.0円×4.3km+150円)×1.05×(1-0.3)=313円≒300円

 ところが、NEXCO東日本と中日本の特別区間割引では、1kmあたりの距離単価だけが30%OFFと書かれていて、それで計算すると350円になってしまう。

式9 (64.0円×4.3km×(1-0.3)+150円)×1.05=360円≒350円

 再びNEXCO西日本に問い合わせたところ、特別区間割引は、1kmあたりの料金を3割引とするものだが、式9では緩和措置の料金350円と変わらなくなってしまうので、緩和措置の料金をベースにして、ターミナルチャージの150円を引いた距離相当分を3割引にしているということだった。

式10 (350円−150円×1.05)×(1-0.3)+150円×1.05=292.25円≒300円 

 お疲れさまでした。

この橋を渡った人はこんな橋も渡っています (ウソです)

 明石海峡大橋  瀬戸大橋  来島海峡大橋

 

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