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![]() 壇之浦パーキングエリアより |
![]() 壇之浦パーキングエリアより |
![]() 壇之浦パーキングエリアより |
![]() めかり公園第2展望台より |
![]() めかりパーキングエリアより |
![]() めかり公園展望広場より |
![]() 門司埼灯台より |
![]() 和布刈神社より |
![]() アンカーブロック 本州側 |
![]() 点検補修用作業車? |
関門橋の通行料金を計算してみた。
NEXCO各社の高速道路の料金は、次の式で計算される。
基本計算式 (150円+1kmあたりの料金×距離)×1.05
ここで、150円はターミナルチャージという基本料金で、×1.05は消費税5%。最後に、24捨25入して50円単位に丸める
通常の高速道路では、普通車の場合で1kmあたり24.6円だが、大きなトンネルや橋では、建設費がかかることから、割高な料金となっている。
関門橋を含む下関インター〜門司港インターの区間もその1つで、関門特別区間として、通常の2.6倍にあたる1kmあたり64円とされている。
そこで計算してみると、次のように450円となり、実際の普通車の通常料金350円と合わない。
式1 (150円+64.0円×4.3km)×1.05=446円≒450円
関門橋の部分だけ高いのかと思い、距離を分けて計算してみると300円となり、これも合わない。
式2 (150円+64.0円×1.1km+24.6円×3.2km)×1.05=314円≒300円
試しに、関門橋の前後にある壇之浦パーキングエリア〜めかりパーキングエリアの区間だけ高くして計算してみると、これなら計算が合った。
式3 (150円+64.0円×1.4km+24.6円×2.9km)×1.05=326円≒350円
NEXCO西日本に問い合わせてみたところ、あくまで式1の計算が正しいのだが、過去の料金300円からの激変緩和処置として350円にしているとのこと。そういう特別な割引があること、ネットでいろいろ探しても出てこないのだが…
ちなみに、区間全体を通常の高速道路として計算してみると、250円となる。
式4 (150円+24.6円×4.3km)×1.05=269円≒250円
関門橋の存在により、本来はプラス200円のところ、シークレット緩和割引によりプラス100円ですんでいることになる。
現行の通常料金の350円から逆算すると、1kmあたり42.64円となり、通常の24.6円の1.73倍に抑えられていることになる。
式5 (350円÷1.05−150円)÷4.3km=42.64円/km
なお、並走している関門国道トンネルの料金は、普通車150円。高速道路ならターミナルチャージ分だけだが、それを無視して距離だけで計算してみると、1kmあたり41.28円となり、ほぼ同じになる。いや、これはあまり意味ないけど。
式6 150円÷1.05÷3.461km=41.28円/km
この下関インター〜門司港インターの区間は、2018年3月までのETC限定で、特別区間割引として最大3割引とされている。それにより普通車300円になっているのだが、次のように単純に計算すると250円となり、計算が合わない。
式7 350円×(1-0.3)=245円≒250円
そこで、本来の式1の計算式を持ってきて、それで割引計算すると、なんとか結果が合う。
式8 (64.0円×4.3km+150円)×1.05×(1-0.3)=313円≒300円
ところが、NEXCO東日本と中日本の特別区間割引では、1kmあたりの距離単価だけが30%OFFと書かれていて、それで計算すると350円になってしまう。
式9 (64.0円×4.3km×(1-0.3)+150円)×1.05=360円≒350円
再びNEXCO西日本に問い合わせたところ、特別区間割引は、1kmあたりの料金を3割引とするものだが、式9では緩和措置の料金350円と変わらなくなってしまうので、緩和措置の料金をベースにして、ターミナルチャージの150円を引いた距離相当分を3割引にしているということだった。
式10 (350円−150円×1.05)×(1-0.3)+150円×1.05=292.25円≒300円
お疲れさまでした。