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● 児島のドライブスポット

展望地 児島展望台児島展望台

 児島市街を見おろす展望地。

 県道393号鷲羽山公園線・鷲羽山スカイラインの中央付近、やや南寄りにある。北から行くと、道路左側に広がった縦列駐車スペースで、5台分くらい。センターライン上にポールが立っているので、反対方向からは入りにくそうだった。

 駐車スペースの脇に、階段を数段登ったところが、レンガ敷きで横長の展望所になっている。
 ベンチが並んでいて、展望案内写真あり。

 自然の景色よりも、児島の市街地を中心とした展望地。
 児島に住んでいるとか、児島の市街観光をしたとこがあるとかで、児島にある建物を知っていれば、「ああ、あれか」と思えるのかもしれない。児島を知らずに行っても、「ふ〜ん」で終わりという感じ。
 送電線が景色の前を横切っているというのも、マイナス・ポイントだ。

 約300メートル南にも、同じような駐車スペースがあり、そちらには藤棚もあったが、景色は同じような感じ。

おすすめ度 :★★☆☆☆
人気度    :
☆☆☆☆
行った日時 :2009年5月3日(日) 8時頃

公園 瀬戸大橋架橋記念公園瀬戸大橋架橋公園 サウダーデ

 瀬戸大橋を記念してできた公園らしいが。

 県道393号鷲羽山公園線・鷲羽山スカイラインの南の方、鷲羽山ハイランド遊園地の西隣りに、この公園の駐車場がある。
 道路南側に、十台分くらい。

 サウダーデという変な彫刻があるのが、一番のポイントだろう。なんとも説明しがたいが、宇宙人みたいだった。
 パーゴラのようなものがあり、下にベンチが並んでいたが、藤棚にもなんにもなっていない骨組みだけで、日よけにも、雨よけにも、なりそうもなかった。
 道路沿いには、ツツジがきれいに並んでいたほか、小さな白い花の木に囲まれていて、きれいな休憩所ではあった。
 瀬戸大橋が一部見えたが、展望所というほどではない。

 瀬戸大橋架橋記念公園の案内図があり、それによると、ここは公園の北端で、南へ広がっているようだ。広場や池があるほか、南の方は下津井城跡らしい。
 公園の中央部にも駐車場があるようなので、公園内を見て回るなら、そこを起点にした方が便利そうだった。 

 案内図には、公園内に、瀬戸大橋や、なにか橋に関する物は書いてなかった。せっかくそういう名前の公園を作るなら、橋にちなんだものがある公園にすればいいのに。味野公園と、名前と中身が逆だよなぁ。

おすすめ度 :? (公園内には行っていないので)
人気度    :?
行った日時 :2009年5月3日(日) 8時頃

Webリンク 倉敷市のサイトより、瀬戸大橋架橋記念公園のページ (別ウィンドウに開く)

展望地道路 橋 瀬戸大橋のたもと鷲羽山トンネルと下津井瀬戸大橋

 瀬戸大橋鷲羽山トンネル田之浦港を望む。

 県道393号鷲羽山公園線・鷲羽山スカイラインが、下津井瀬戸大橋の下をくぐる、すぐ東隣りに、駐車スペースがある。
 道路の海側へ、両方向からとも斜めに分岐した出入口になっている。うまく詰めて十台分くらい。

 島伝いに四国へのびていく瀬戸大橋を、すぐたもとから見ることができる。この日は曇っていて、奥の南・北備讃瀬戸大橋は、かすかに見えるていどだったが。
 すぐ横に、下津井瀬戸大橋があり、道路と鉄道で2層になった橋桁を、点検用の通路まで、間近に見ることができるのも特長。
 橋の下からは、漁船の詰まった田之浦港を見おろすという景色。

 瀬戸大橋の内陸側は、すぐに鷲羽山トンネルへ入る。
 上段の瀬戸中央自動車道の上下線、下段のJR瀬戸大橋線の上下線と、4本のトンネルが四角く組み合わさった、世界初の四つ目状トンネルらしいのだが、坑口がいまひとつよく見えないのが残念。
 トンネルの入口周辺は、立入禁止になっていた。
 なお、現地にそのような説明書きはない。

 東方向は木があるので、視界の角度は限られていて、景色自体は鷲羽山へ登った方が格段によい。ただし、ほかでは見られない特徴的な展望場所といえるだろう。

 景色のほかにあるものは、瀬戸大橋が9年半の歳月と1兆1300億円の巨費を投じて作られたという簡単な説明板と、ツツジが咲いていた。

おすすめ度 :★★★★
人気度    :
☆☆☆☆
行った日時 :2009年5月3日(日) 8時頃

展望地 鷲羽山 (わしゅうざん)鷲羽山より望む瀬戸大橋

 瀬戸大橋を望む山。

 鷲羽山スカイラインを南下していき、そのまま県道21号岡山児島線に入る。海に沿ってぐるっと北側へ回った後、標識に従ってT字路(←)を左へ入ると、広い駐車場がある。料金所のようなものがあったけど、無料だった。

 駐車場から階段を登っていくと、左側に、最初の展望所がある。けっこう広く、瀬戸大橋をバックに記念写真を撮る人が多い。ただ、あとから自分の写真を見ると、ここよりも、もっと登ってから撮った方がいいような気もするけど。

 そこから山頂方向へ向きなおると、左手にレストハウスがある。鷲羽山というよりは、瀬戸内海や岡山県のみやげ物を広く集めていて、観光客向けによくできた感じ。奥には、喫茶・レストランという表示。飲料自販機あり。

 道はそこから2手に分岐しているが、どちらからでも山頂へ行ける。右の道の方が距離的には近いと思うが、左の道の方が景色はいい。行きと帰りで別の道を使えばいいんじゃないだろうか。
 左の道を行くと、山頂へはまっすぐ進まず、途中下り坂の部分もあるくらい。まず瀬戸大橋の方へ近づいていってから、上へ登っていく。途中の景色のよいところに、テーブルとベンチもある。
 2つの道は、ビジターセンターのところで合流するが、現在休館していますという表示だった。岡山県観光支援自販機があり、通常価格だが、売上金の一部は岡山県の観光活動に活かされるという表示。

 そこから山頂へのルートは1つ。
 山頂は、岩でできていて狭いが、岩の上に立つと、360度の視界がぐるっと広がる。混んでいるときは、順番待ちをしてでも、岩の上に立ってみる価値はあると思う。右のルート経由で約10分。
 2009年に行ったときは、遠くから爆音がとどろいていて、最初は暴走族かと思ったが、けっこう長くつづく。よく見たら、北の方に競艇場があって、モーターボートがぐるぐると爆走していた。せっかく景色のいいところなのに…

 ほかに遊歩道もあって、山頂の少し下から、さらに瀬戸大橋の方へのびている。遊歩道は途中から右へ下っていくが、そこを降りずに「あずまや」と書かれた細い道へ直進していくと、瀬戸中央自動車道鷲羽山トンネルの真上まで行ける。瀬戸大橋を真正面から見る位置になる。ただ、草ぼうぼうで、視界がかなり狭いのが残念。ただの「あずまや」ではなく、高さのある展望台にでもしてくれたらよかったのにと思う。(ここへ行ったのは1999年)

 あとから考えると、この山で景色を見るときは、どうしても瀬戸大橋中心に見てしまう。自分が撮った写真も、橋が写っているものが中心だった。橋ができる前の景色はどんなだったんだろうと、家に帰ってきてから、ふと思った。

写真有 鷲羽山からの眺め (59KB、56.6kbpsで約16秒)

おすすめ度 :★★★★★
人気度    :
★★★★★
行った日時 :1999年5月3日(月・祝) 11時頃、 2009年5月3日(日) 9時頃

観光施設 瀬戸大橋架橋記念館倉敷市瀬戸大橋架橋記念館

 瀬戸大橋に限らない、橋の総合博物館。

 JR児島駅の北から、武左衛門通りを西へ。白い斜張橋をくぐっていき、中国銀行の先を右へ入ったら、その左側にあるのだが、駐車場の入口は、反対側。もうひとつ先を右へ入った道の側だった。まあ、ぐるっと周囲を回ればよいのだけど。
 駐車場は有料で、1時間100円。この記念館専用の駐車場というわけではなく汎用。50台以上。
 すぐ隣りに記念館があり、入館無料。受付は特になし。入館は9時から21時30分までと、けっこう遅くまで開いている。

 1階は、駐車場側から見て左端に、瀬戸大橋の模型がある。まあ、このへんは、名前のとおりの展示かなと思った。
 奥へ進むと、なんと兵庫県のウッディタウンにあるセンチュリー大橋の模型があった。なんでこんなところに?と思ったが、あなどれないな。
 展示スペースの半分くらいは、ジーンズの展示になっていて、売っているのもあった。児島は国産ジーンズ発祥の地らしい。

 2階は、橋の総合博物館になっていて、橋の模型がいろいろある。
 葛飾北斎が描いた「夢の百橋」のジオラマは、これでもかというくらいの橋が、山河にかかっている。
 勝鬨橋ロンドンタワーブリッジなど世界の可動橋が動いて、船が通っていくのがあって、これは楽しい。
 スコットランドにあるフォース橋は、巨大なトラス橋なのだが、模型はなぜか人間の橋になっている。
 ベニスにあるリアルト橋の模型は、鏡を利用した節約型。
 ほかにも、彫像が並ぶカルル橋や、いまにも倒れそうなセゴビアの水道橋など。

倉敷市瀬戸大橋架橋記念館の中の橋 2階の中央部は、展示室自体がデコレーションされた橋になっている。(右下写真)
 その中は、パネル展示が中心だが、模型や立体的なのもある。
 橋の歴史、橋の種類、橋の技術者の紹介など。日本人では、日本橋を設計した樺島正義、土木学会田中賞の名前になった田中豊、万代橋や豊海橋を設計した福田武雄。

 名前からして、瀬戸大橋関連だけかと思っていたら、橋についての総合展示になっていた。神戸の明石海峡大橋のたもとにある橋の科学館よりも、橋についての総合性では、むしろ勝っていると思う。橋の入門にはうってつけという感じ。名前でソンしていると思う。

 1階の右奥のガラスケースには、瀬戸内海の海底にあったナウマンゾウの化石と、古代〜近世のタコ壺を展示。あなどれない。
 その奥の会議室では、講演会をやっていて、テーマは嫁と姑。なんでここでそんなことを?と思ったが、あとでよく考えると、嫁と姑を橋渡し、ということか。
 館内の見学時間は約40分だった。

 屋根が大きなアーチ型の太鼓橋になっていて、外から上へ登ることができる。端の方はふつうの階段で登っていくが、だんだん段差が小さくなっていき、上の方は自由に歩き回れる。
 市街地の中にあり、周囲にはもっと高いビルもあるので、展望という点ではたいしたことないのが残念だが、おもしろい構造だ。ここは午後5時まで。

 北隣りにある橋の広場には、下津井瀬戸大橋のケーブルやアンカレイジの模型が、さりげなく屋外展示されている。かなり高いところに、洋風の蒸気機関車が乗っているのも、意味不明だが見どころか。
 東隣りにある味野公園には、実際に渡れる橋がいろいろあるので、ぜひ合わせて行ってほしい。

(追記:2010年3月31日で閉館してしまったらしい。)

おすすめ度 :★★★★★
人気度    :
★★☆☆☆
行った日時 :2009年5月3日(日) 10時頃

Webリンク (株)さんびるのサイトより、瀬戸大橋架橋記念館のページ (別ウィンドウに開く)

公園歩行者橋 味野公園(橋の公園)味野公園(橋の公園)と瀬戸大橋架橋記念館

 いろいろな橋を渡れる公園。

 瀬戸大橋架橋記念館の東隣りにあるので、駐車場はそちらを参照。入園無料。

 水路がめぐらされていて、いろいろな形の橋がかかっている。
 いくつか橋を渡っていくと、奥側の角に、園内の案内図があり、一筆書きで全部の橋を渡れますと書いてあった。そういう説明を、なんで駐車場のある側に設置しないかなぁ?
 葛飾北斎が描いた「諸国名橋奇覧」に登場する橋のほか、橋の原点というべきものを加えたとのこと。

 福井の橋は、半分が石橋で、半分が木橋。
 佐野の舟橋は、舟を並べてつなげたもの。
 吉野の野猿は、カゴに乗ってロープをたぐるものだが、実際に乗って渡ることができる。
 飛越の堺つりはしは、床板をつないだだけで、手すりもない吊り床版橋だが、下に安全ネット付きだった。
 足利行道山くものかけはしは、両側からはね木を突き出した合掌橋。
 羽根田弁天の橋は、中央が高くなった木橋。
 三河の八橋は、ハナショウブの沼の中の木道で、三つ叉になっている。
 琉球の石橋は、石造りのアーチ橋。
 家橋は、屋根のある橋。厠(かわや)が分岐していて、これは河の上にかけて不浄を流せるようにした、河屋が語源とのこと。

 全体としては小さな公園で、さすがに斜張橋とかトラス橋はなかったが、いろいろな橋を実際に渡ることができて楽しい。

 味野というのは、このあたりの地名らしいが、サブタイトルの「橋の公園」の方をメインにすればいいのに。名前でソンしていると思う。

写真有 味野公園(橋の公園) 写真集

おすすめ度 :★★★★★
人気度    :
★★☆☆☆
行った日時 :2009年5月3日(日) 10〜11時頃
 

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