★★★
Precious
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七ヶ宿街道
七つの宿場があった街道。
奥州街道から分岐して出羽の国を縦断する羽州街道の一部で、現在の宮城県の区間。
福島県の桑折(こおり)から、小坂峠で宮城県に入り、七ヶ宿町を東西に縦貫。金山峠で山形県に入り、上山市の楢下(ならげ)へ至るのが、古来のルートらしい。
現在では、二井宿峠(にいじゅくとうげ)で山形県へ入る国道113号のルートも、七ヶ宿街道と呼ばれている。ここでは、こちらのルートを逆方向に紹介する。
全線2車線道で、まずまずの走りやすさ。日本の道100選のひとつ。
■ 国道113号 高畠町安久津〜白石市小原
山形県高畠町から東へ。走りやすい道幅の2車線道。
道の駅たかはたが、最初の休憩所になる。向かいの、まほろば古の里歴史公園には、古墳や三重の塔などがあり、歴史を感じることのできる場所だ。
農村を走っていき、ぶどう・松茸ラインと信号十字路で交差。山へ入っていく。
二井宿で、県道268号楢下高畠線・柏木越に接続。旧道を北へ大きく迂回する二井宿道路ができていて、走りやすくなっている。
二井宿第二トンネルの先で、右側に駐車場がある。山の中で展望はなく、休憩用。トンネルの坑口には、縄文土器と三重の塔のレリーフがある。(右写真)
二井宿峠を越え、宮城県七ヶ宿町に入る。
その1キロほど先で、道路の左側に沿って長細い駐車場がある。出入口は両側にある。トイレあり。玉の木原水芭蕉群生地ということだが、季節はずれで花は咲いていなかった。
県道13号上山七ヶ宿線・羽州街道と接続し、そちらが古来の金山峠越えの七ヶ宿街道だ。
幹線道路というほど交通量はなかったが、ずっと2車線幅が確保されていて、走りやすい道と言える。前の車につかえることもあるが、流れのペースは早く、後ろから追いつかれる方が多かった。ガーッと走り抜ける感じの道で、ツーリングマップル東北(2000年4月版)のおすすめルートになっているのがわかる。
ただし、ところどころで集落を通過するところではセーブしたい。
滑津大滝は、沿道の見物場所のひとつ。(左下写真付近)
関の集落を通過すると、七ヶ宿湖へ。(右下写真)
湖沿いの途中に、道の駅七ヶ宿がある。建物はもう閉店だったが、すべり台で降りていく展望所があった。
トンネルを1つ抜けると、もう1つのトンネルとの間に、七ヶ宿ダム展望公園がある。
2つめのトンネルの先に、国見方面への近道との交差点がある。小さな案内標識があり、右に「国見」方面。
なお、国道113号は、新潟市から福島県相馬市へ、本州を横断する国道。
この国道113号の山形県南陽市〜宮城県白石市の区間は、「みちのくおとぎ街道」という愛称がついていて、日本風景街道になっている。南陽市には鶴の恩返し、高畠町には童話作家の展示館があり、おとぎ話を聞けるようだ。(各有料)
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2004年6月11日(金) 17〜18時頃
みちのくおとぎ街道のサイト (別ウィンドウに開く)
■ 市道? 白石市小原
七ヶ宿から国見方面への近道。
坂を降りて、道なりに進んでいく。そんなに狭い道ではない。
2キロほど先のT字路(↑)で、県道46号
白石国見線へ右折。ふつうの方面標識のほか、東北自動車道の案内標識もあり、右が「国見インター」と書いてあった。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★☆☆☆☆
行った日時 :2004年6月11日(金) 18時頃
最初は、住宅街の中の1.5車線道。両側は家。
その後は、よく整備された農村の中の2車線道へ。(右写真)
その後、1.5車線道になって、森の中を峠へ向かう。
小坂峠を越えて福島県国見町へ入ると、センターラインが消えかけているところもある、狭めの2車線道。けっこうくねくねとした道で、降りていく。センターラインを跨がずに走るのは難しい道なので、対向車が来たらセンターラインを過信しない方がいい。
正面の平野方向の眺めのいいところがあったが、日が暮れてしまっていたのが残念。
鳥居をくぐり、道がまっすぐになると、なぜかセンターラインが消えてしまって、1.5車線道へ。
最後の方は、住宅街の中へ下っていく2車線道。東北道・国見インターへ直結している。
おすすめ度 :★★★☆☆ (もう日が暮れてしまったので?)
人気度 :★☆☆☆☆
行った日時 :2004年6月11日(金) 18〜19時頃