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道路 海日本の道100選 志摩半島 南岸

 複雑な海岸線の志摩半島南岸を走る、国道260号と、その間の県道日本の道100選に選ばれている。

国道260号 大王〜御座

 まず、東端の大王から南西の半島部の御座へ向かった。
 2車線道で、車は多め。

国道260号 船越前浜小公園 船越海岸では、砂浜を見渡せる位置に、船越前浜小公園という休憩所がある。(右写真)
 ここ以外にも、この国道には、ところどころに小公園という休憩所があった。数百メートル手前に、道路上に大きな予告看板が出ているのだが、肝心の「ここ」という位置には、道路脇に小さな看板があるだけで、走っていて入口がわかりにくいのが難だ。

 志摩片田から国道は2つに分かれるが、道なりに走っていると、北側の新道へ入っていく。
 白い橋を渡った直後に、長田小公園というのがあり、ここから英虞湾(あごわん)の入り江の1つを眺めることができる。奥まった小さな入り江という感じで、ちょっと風情があった。ここには、トイレと自販機あり。「真珠の海を望する道」と題した「日本の道100選」の石碑もあった。
 その先で、斜張橋の志摩丸山橋を渡ると、新道は終わり。左折して、旧道へ向かう。

(追記:2009年6月、新道の志摩バイパスは全線開通したとのこと。)

 南側の旧道は、1.5車線道。和具のあたりは沿道が商店街になっており、わりとにぎやかだ。

 あと5キロをきったあたりから、2車線道になるとともに、交通量が少なくなる。
 阿津里浜には、砂浜の中央部に、休憩所とトイレがある。なにやら周辺を工事していた。

 終点近くの御座に来ると、十字路があり、方面標識が出ているのでわかりやすいが、国道260号は右へ。左の狭い道へ入ると、御座海岸へ。直進の道は、狭くて通行困難と書かれていた。
 国道の終点はで、店が何軒か並んでいた。

 帰り道は、和具から南側の旧道へ進んでみた。家並みの間の1.5車線道をしばらく走った後、最後の方で、海沿いを走る区間がすこしだけあった。海沿いではありそうだが、堤防が高くて海がまったく見えない区間もあり、あまりおすすめはしない。
 まあ、行き止まり国道で、ほかに道もないので、片方で行って、もう一方で戻るのが妥当とも言える。
 全体的には、海がときどき見える道、という感じで、シーサイド度は低い。

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :
★★★☆☆
行った日時 :2000年12月26日(火) 11〜12時頃

国道260号 大王〜鵜方

 大王へ戻り、国道260号から登茂山へ向かう道の交差点には、道路上に標識はなかったが、角に看板が出ている。

 道幅十分な2車線道で、交通量多め。沿道に店が多い。
 この区間にも、小公園がいくつかあった。
 完全に内陸を走る区間。

 パールロードの南端をすぎ、県道514号 安乗港線との交差点をすぎると、鵜方の市街へ入っていく。交通量はさらに多めで、流れは停滞ぎみ。
 国道167号との五差路を直進すると、県道17号 浜島阿児線へと入る。

おすすめ度 :★★☆☆☆ (幹線道でおもしろみなし)
人気度    :
★★★★
行った日時 :2000年12月26日(火) 13時頃

県道17号 浜島阿児線県道17号浜島阿児線 迫子小公園展望台より

 国道260号の断絶区間をつなぐ県道。なんでここも国道260号じゃないのか、理解に苦しむけど。

 基本的に2車線道。ただし、ちょっと狭めのところや、カーブのきついところもある。
 海沿いを走る区間が、ぱらぱらある。
 迫子には、迫子小公園という名で、道路脇に展望台がある。2階くらいの高さの木製風展望台で、道路をはさんで、英虞湾の入り江を見渡せる。真珠筏が点在している入り江の風景だ。(右写真)

 終点の浜島では、県道を離れて、岬の先端の方へ向かってみた。小島に建つ灯台があり、堤防で陸地とつながっていたが、小島は険しそうだったので入るのはやめておいた。

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :
★★★☆☆
行った日時 :2000年12月26日(火) 13〜14時頃

国道260号 浜島〜紀伊長島国道260号 宿浦

 浜島から西へ。
 磯笛トンネルを左の脇道へ迂回すると、磯笛岬磯笛峠へ立ち寄ることができる。

(2007年2月追記:このあたりの国道260号は、黒潮シーサイドウェイとも呼ばれるようだ)

 田曽浦・宿浦〜下津浦のあたりでは、1.5〜1車線のくねくね道になる。このあたりだけ、ほかとはちがう道という感じだ。(右写真)
 もっとも、国道260号をずっとたどるような走り方をするのは、物好きだけだろうけど。

 下津浦で、県道152号 南勢浜島線と合流したあたりから、交通量が増えてくる。
 五ヶ所湾の北東、神津佐県道16号 南勢磯部線と合流すると、2車線道となり、国道らしさを取り戻す。

 五ヶ所浦で、県道12号 伊勢南勢線と接続するあたりは、南勢町の中心街のようだ。
 五ヶ所湾の北西の高浜のあたりでは、ぎりぎりシーサイドを走るところもある。(右下写真)

国道260号 高浜 その先、穂原のあたりで一時1.5車線幅になるも、その後は再び2車線幅へ。
 五ヶ所湾の西では、礫浦(さざらうら)南海展望台の眺めがよいので、立ち寄ることをおすすめする。

 相賀浦トンネルを抜ける。2車線道で、道はいいが、交通量は少なくて、快適に走れる。
 しかし、贄浦のあたりでは、家並みの間の曲がりくねった1車線区間があり、固定式の信号で、交互通行するところがあった。田舎だと、立ち退き移転とか、むずかしいのかなぁ。
 鵜倉園地も眺めがいいので、おすすめ。
 その後、菜屋浦から神前浦までは、2車線道でくねくねと山越えする。

 棚橋で海を離れると、1.5車線道になる。細かなカーブがつづき、夜だったので、かなり走りにくかった。狭いトンネルも残っている。

 T字路(↑)に出る手前で、方面標識には、右が国道42号、左が尾鷲とあった。尾鷲へ行くにも国道42号を通るんだけどなぁ。
 そこからは2車線道になるが、1.5車線区間も残る。
 紀伊長島国道42号へ出る。

(2005年5月追記:棚橋から西は、その後、紀勢南島トンネルにより改良されたよう。)

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :
★★★☆☆
行った日時 :2000年12月26日(火) 14〜18時頃

 

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