パールロード

　志摩半島の先端部を走るスカイライン。

　鳥羽市街から国道１６７号で南下していく。国道が斜め右へ曲がっていく交差点で、片側２車線のうち、右車線は国道への右折車線で、左車線で県道７５０号へ直進することができる。

　この県道は２車線道で、しだいにカーブがきつくなってくる。ちょっと走りにくく、ここはまだ県道だからしかたないのかなぁと思うが、パールロードへ行くにはこの道しかないのだから、いっしょに整備したらいいのに、とも思う。

　生浦港の入江をまたぐ白い橋を渡ると、いよいよ有料区間に入る。料金所では、行き先を言う必要あり。「終点まで」と言ったら、レシートと正方形に近い紙を渡された。この紙は、途中の料金所で渡すと、スタンプを押される。

　高度を上げていき、最初に石鏡のあたりにある駐車場では、正面に神島、その後ろに対岸の伊良湖岬を眺めることができる。
　料金所から６キロくらいのところにある鳥羽展望台が、この道の最高のビューポイント。ここには、ぜったいに立ち寄るべき。

　その後も、道路の海側に、景色を眺められる駐車場がいくつもある。さすがに有料のスカイラインだけあって、ひとつひとつ止まっていられないほど豊富だ。
　南の方へ行くと、的矢湾（まとやわん）の眺めがいい。

パールロード　的矢　的矢の料金所をすぎ、的矢インターの先は、まっすぐな坂道。（右写真）
　その坂を登っていくと、県道１６号南勢磯部線との平面交差点で、信号がある。有料スカイラインなのに、なんか変な感じ。

　その先は、的矢湾大橋で的矢湾を横断する。橋の手前の駐車場も好展望場所。

　料金所は、橋のすこし先にある。駐車場で引き返せば、橋を渡るのと的矢湾を眺めること自体は無料で可能なので、お金を使いたくない派には、その手もいいかも。
　最後の料金所で、スタンプカードは回収されてしまった。

　志摩スペイン村を通過した後、再び一般道との信号付き交差点がある。ここから先は無料で通行できるせいか、交通量が多い。
　県道５１４号安乗港線とはインター形式で立体交差し、国道２６０号へ出て終点。右へ行くと、１キロほどで鵜方市街に入る。

　眺めのいいスカイラインの部分は、的矢より北の第１期と呼ばれている部分。
　的矢から南の第２期と呼ばれている部分は、的矢湾を渡ることによる時間短縮料金という感じだ。

　全線２車線道。
　普通車１３５０円（全線）。三重県道路公社。

おすすめ度　：★★★★★　（海の眺め良）
人気度　　　：★★★☆☆
行った日時　：2000年12月25日（月） 15～16時頃

（追記）　2003年4月に的矢湾の北の第１期区間が無料になり、2006年7月には第２期区間も無料になったらしい。

　的矢湾を横断する、赤い橋。

　全長２３７．６メートルで、上路式固定逆ローゼ橋という型式。
　的矢湾はのりと真珠の養殖場になっているので、海中に橋脚を設置することによる海洋汚染をさけるため、アーチ型にしたという説明書きがあった。
　橋の上は黄色いセンターラインの２車線道で、片側に歩道と照明灯がある。

　橋の両側に駐車場があるが、北側の駐車場からの眺めがいいので、そちらをおすすめ。４０メートルくらいの高さから、的矢湾を見下ろせる。南側の駐車場には、トイレがあった。

おすすめ度　：★★★★★
人気度　　　：★★★☆☆
行った日時　：2000年12月26日（月） 9時頃