★★★
Precious
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● 三島のドライブスポット

富士山を望む山城跡。
国道1号の箱根峠と三島市街の中間、山中の集落の南端に、「山中城跡」という名前の信号があり、その左右に駐車場がある。箱根峠から下ってくると、右側が砂利敷きで20数台分くらい。左側は舗装されているが6台分。左側の方に、そば・うどんの店があったが、あとで写真をよく見ると「案内所・売店」とも書いてあったので、中をのぞいてみればよかったかも。飲料自販機が数台、トイレあり。
そこから200メートルほど南には、もっと広い舗装駐車場もあった。
さすがに戦国時代の城で、複雑な構造をしている。
まずは、本丸のある北側へ。時計回りに見て回ろうと思ったら、西櫓を見落としてしまった。そこは1か所からしか出入りできなかったようだ。さすがに城で、堀がめぐらされていて自由に行き来できないので、見て回るルートは、よく考える必要がある。
突端部の西木戸のあたりからは、白い桜の下から富士山・愛鷹連山・三島市街を望み、いい景色だった。展望案内写真もあり、天気が良ければ駿河湾まで見えるそうだ。
障子のさんのような堀があり、後北条氏の城の特長らしい。(右上写真)
いったん森の中を経て、西の丸へ登ると、草地の広場があり、のんびりとした雰囲気だった。
北の丸は、ロープで囲ってあって、中に入れなかった。意味不明で、理由を書いておいてもらいたいものだ。
橋はいくつかあるが、建物としてあるのは兵糧庫跡の休憩所だけ。兵糧庫を復元したものかと思ったら、中にテーブルとベンチのある休憩所だった。
全体として、土塁と空堀が、見どころの中心だろう。
大カシは推定樹齢5〜6百年で静岡県指定天然記念物、矢立の杉は推定樹齢5百年で三島市指定天然記念物という表示だったが、周囲にも木がたくさんあって、単独ではよくわからなかった。
国道の向かいの南側へ。こちらは奥に長細く、左右両側に遊歩道があるという単純な構造なので、見て回るのはたやすい。
奥の方には、広場やあずまやがあり、ここものんびりとした雰囲気だった。こちらからも富士山を望み、三島市街を見おろすことができる。(右下写真)
史跡公園としてよく整備されていて、説明板や案内図は、あちこちにあって、わかりやすい。丸い灌木がけっこうあったので、その花が咲く時期が見頃かも。
景色的には、富士山が望める天気のときに、行くべきだろう。
一周して、約1時間10分だった。
その後、道の駅箱根峠で、ここのパンフレット(H20・3版)を入手したら、探訪コースが2本書かれていた。そう回ればよかったのか、と参考になりそうなところもあったが、そんなところ通れたっけ?という怪しいところもあったので、なんとも言いがたい。
駐車場には「順路→」という表示もあったが、その後なくなってしまうので、まったく役に立たない。戦国時代の実戦では、守る北条軍と攻める豊富軍の圧倒的な戦力差の前に、わずか半日で落城したという悲劇の城らしいが、あなたが豊臣秀吉ほどの名将でなければ、この城の攻略には、綿密な立案で臨んだ方がいいだろう。
山中城跡 写真集
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :2009年4月11日(土) 10〜11時頃

箱根峠にある休憩駐車場。
国道1号沿いで、芦ノ湖スカイラインの南端、県道20号熱海箱根峠線の北端との交差点・箱根峠より南へ200メートルほどのところ。
国道の西側に沿って、100メートル以上の長さがあり、入口は南端で、出口は北端の一方通行。道路上に案内標識があり、右折レーンがあるので、入りやすい。
説明板には、小型車6台、大型車23台と書いてあり、主に大型トラック向けになっているが、一部の大型区画は小型車も止めていいようだった。
施設としては、南端にトイレとあずまやがあるだけ。周囲に食事・喫茶の店や飲料自販機はあるが、それぞれの店にも駐車場がある。
小型の風力発電の風車と太陽電池の付いた柱があり、バッテリーに蓄電して、夜間の照明に使うらしい。「現在の発電量」の電光表示盤があるが、消えていたので壊れてるのかと思ったら、ボタンを押すと表示する仕組みだった。なるほど、表示する電力も節約しているわけね。このときは、風力発電量が8W、ソーラー発電量が113Wだった。1年間で約77kWらしいが、さすがに風力発電所の大きな風車とは単位がちがう。
中央付近の横に、新箱根八里記念碑・峠の地蔵がある。2003年にできた新しい地蔵で、8人の著名女性が書いた言葉が刻まれている。2人は知らない人だったけど。
愛称は、「はこP」とのこと。どのくらい通じるんだろう?
おすすめ度 :★★☆☆☆
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :2009年4月11日(土) 10時頃