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● 函南のドライブスポット （かんなみ）
酪農王国 オラッチェ／風の谷ビール
丹那（たんな）の谷にある酪農観光施設。
函南から主要地方道１１号 熱海函南線・熱函道路で東へ。丹那盆地の新山インター（インターというほどのものではないが）で脇道へ入って、看板に従って行けば着く。
広い駐車場から入口を入ると、みやげ物店になっているのが、なかなかあざとい作りだ。つまり、店内を通り抜けないと、王国の中へ入れないようになっている。
地ビールは、ピルスナー、ダークラガー、スペシャルの３種類。ビンのラベルは同じで、王冠が違う色になっているだけ。ピルスナーはまあありがちと思ったけど、スペシャルというのがよかった。
そのほか、チーズやアイスクリームなどの乳製品や、手作りのジャム、クッキーなど、「ナチュラル」という感じの品が中心になっていて、「酪農王国」という名にふさわしい、なかなかいい雰囲気の品揃えになっていると思う。
中庭風のところには、温室風ティールームや農産物直売所などがある。竹馬や、磁石で空き缶を釣る竿など、こども向けの道具がいろいろ置いてあって、自由に遊べるようになっていた。のどかな中庭だ。
レストランは、わりと広くて明るい作り。１０００円から１５００円前後のメニューが中心で、ハンバーグやステーキなど、基本は洋食だが、ご飯と味噌汁付きの和風セットもあるのが、個人的に気に入った。
奥の方には、牛やヤギなどの動物がいて、柵の近くにいれば触れちゃう。
基本的に入場無料だが、ラビット園だけは有料で、大人２００円、子供１００円だったと思う。係の人がいて、うさぎを直接抱かせてくれる。
おすすめ度 ：★★★★☆
人気度 ：★★★☆☆
行った日時 ：2003年3月2日（日） 14〜15時頃
十国峠
１０の旧国を望む峠。
伊豆スカイラインの北端である熱海峠から、県道２０号熱海箱根峠線を北へ１キロ弱。
道路東側に、レストハウスと広い無料駐車場がある。
レストハウスの１階は、広いみやげ物店で、海のものから山のものまで、品揃えはよい。
ケーブルカーの乗り場は、２階。自販機で片道か往復かを選んで買うが、帰りの分は上で買うこともできる。
頂上まで３分という表示だが、それは走っている時間で、発車を待っている時間の方がずっと長かった。
発車時間になると、女性が２人乗り込んできて、うち１人が走っている間に観光案内をしゃべってくれるのは、いかにも観光ケーブルカーという感じ。
上の十国峠駅は、海抜７７０メートル。そこも２階建ての建物で、１階がやはり、みやげ物屋になっていて、アイスなども売っている。下よりはずっと小規模だけど。
２階が展望室で、展望案内写真があってわかりやすいが、ガラス越しなので、景色自体は外から見た方がクリアだ。季節の草花や、季節の富士山の写真展示もあったので、あまり天気のよくない日のフォローになるだろう。ケーブルカーのしくみの掲示もあり、その図がみょうに手書きなのが、味を出していた。
建物の周囲も一周できて、わりと広さがある。なだらかな峠なのだが、高い木がないので、地上からも全方向を見渡せて、視界はかなりよい。ベンチ、石碑、地蔵などもあり、のんびりとした好展望所だった。
西に、富士山。天気がよければ駿河湾が見えるそうだ。
東に、真鶴半島や相模灘。天気がよければ三浦半島や房総半島も見えるそうだ。
北には、草原の山並みが箱根へつづいているのが印象的だった。（右上写真）
南へも、伊豆半島の山並みを幾重にも望めた。
晴れてはいたのだが、春がすみという感じで、遠景がぼやけていたのが残念な展望だった。
南の方へ舗装された遊歩道がのびているので、探索してみることにした。途中に花壇のような場所があり、その先に芝生広場がある。半分埋めたタイヤが遊具のようにあるだけで、のんびりとした雰囲気の場所だった。
広場の一番奥に石碑があるので、そこまで行ってみると、さらに奥に、展望台のようなものが見える。そこへ向かうと、なんと舗装された車道があった。ドライブ旅行記なのに、車で登ってこれるところへ、ケーブルカーで登ってしまったよ…
姫の沢公園という広い公園の端っこにある峠の広場らしい。熱海日金山霊園という墓地があり、無料駐車場もあった。駅から徒歩１０分ほど。
展望台のように見えたものは、アスレチック遊具のひとつだった。大きめなハシゴで登るようになっているので、小さな子どもは登れないだろう。（右下写真）
南から東の方角だけではあるが、展望台っぽい展望はあり、相模灘の奥に初島や、伊豆半島南の山並みを望めた。
おすすめ度 ：★★★★★
人気度 ：★★★☆☆
行った日時 ：2009年4月11日（土） 14時頃
伊豆箱根鉄道のサイトより、十国峠ケーブルカーのページ （別ウィンドウに開く）
