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● 富士見のドライブスポット

観光施設 井戸尻考古館井戸尻考古館

 見事な縄文土器を展示。

 奥まった場所にあるが、以下の2ルートとも分岐点には案内表示がある。
 北の県道17号茅野北杜韮崎線からは、高森からJR信濃境駅付近へ南下し、県道195号信濃境停車場線を経ていき、やや複雑。
 南の県道11号北杜富士見線からは、縄文街道という2車線道を北上する。中央道・小淵沢インター国道20号からは、このアクセスが楽。
 道路東側へ入ったところに、砂利敷きだが50台分くらいの無料駐車場がある。

 入館料は、大人300円で、隣の富士見町歴史民俗資料館も見学できる。
 スリッパに履き替えて入る。

 展示室へ入ると、リモコンでスタートするビデオが3本に、3人分のベンチ。
 メニューの左のは、この周辺一帯の遺跡の概要で、尖石遺跡縄文のビーナスなどがちらっと出てくる。基本的な内容だが、おもしろみには欠けた。
 中央のは、ここの縄文土器の説明で、土器好きなら必見だろう。
 右のは、縄文時代の暮らしを再現したもので、後に電線が見えたりするのがアバウト。
 あとで調べたら、インターネットでも見られるのだが。(下記サイト)

 展示室は1つで、ぐるっと一周するだけの構造だが、あえて別の見方をおすすめしておく。まず、通路内側の石器と、外側の下にある石器だけを見て一周する。次に、外側の土器を時期順に見ながら一周する。最後に、奥の独立ケースにある、見事な土器土偶を堪能する。おいしいものは最後に残しておくタイプの見方だが。
 さらに言えば、併設の富士見町歴史民俗資料館を先に見てしまうというのも手。

 火焔土器とはまた違うのだが、素晴らしい造形の縄文土器がいくつもあった。羽根を指したおしゃれな土偶も。土器の模様の説明は、なかなか深遠だった。
 カラーイラスト入りのフレンドリーな説明パネルなどはなく、見方によっては土器と石器がずらっと並んでいるだけなので、土器好きには絶対におすすめだが、あまり初心者向けではないかも。

 入口横のパソコンで、土器を自由に回転させて見ることができるのも、おもしろい。そのソフトは1500円。土器の絵はがきも売っていたが、ソフトの方を買ってしまった。
 見学時間は、1時間10分だった。

おすすめ度 :★★★★★
人気度    :☆☆☆☆
行った日時 :2011年7月6日(水) 16時頃

Webリンク 井戸尻考古館のサイト (別ウィンドウに開く)

観光施設 富士見町歴史民俗資料館富士見町歴史民俗資料館

 富士見町の民俗と歴史を展示。

 井戸尻考古館の奥へ、徒歩1分。駐車場は共用。
 入館料は、大人300円で、井戸尻考古館とのセット料金。

 左の方は、昔の農家風になっていて、農具がいろいろある
 中央部は、いろいろな昔の道具が並んでいて、大きなノコギリがあるのは山村らしい。
 右の方は、鎧兜、刀、銅鏡など、歴史系。

 それぞれの名称の表示はあるのだが、いつの時代のとか、どう使われたとか、もうすこし説明書きが欲しいところ。
 時代順でもなく、富士見町の歴史がざっとわかるような構造にはなっていない。
 郷土資料館に、歴史系の展示物を付け加えたという印象だった。
 入館料は、井戸尻考古館で十分に元が取れているので、まあ許せるかな。
 見学時間は、約15分だった。

 右隣には、小庭園があり、ノハナショウブ(たぶん)が咲いていた。

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :☆☆☆☆
行った日時 :2011年7月6日(水) 17時頃

Webリンク 富士見町歴史民俗資料館のサイト (別ウィンドウに開く)

観光施設公園 井戸尻史跡公園井戸尻史跡公園 竪穴住居

 井戸尻遺跡を公園として整備。

 井戸尻考古館から徒歩3分。
 また、考古館前の縄文街道を南へ250メートルほどの道路沿いにも、公園の無料駐車場がある。未舗装で20台分くらい。

 遺跡らしい物は、竪穴住居が1軒に、住居跡という立て札が数個だけで、史跡公園としてはちょっと寂しい。住居の中に入ることはできて、丸太椅子が並んでいた。
 あとは、花壇や水草の池になっている。井戸尻考古館でもらったパンフレットによると、4月中旬から9月中旬にかけて季節の花が咲くようだ。このときは、ノハナショウブが咲いていた。メインは花の公園という感じ。

 水車小屋があるが、回ってないなと思ったら、輪が壊れてしまっていた。
 周囲に民家や田畑があり、特に柵もないので、どこまでが公園なのか、案内図をよく見ないとわからない。開放的で、地域に溶け込んでいる。
 公園内に道路も通っているのだが、狭いので車で進入しないよう表示。
 国指定史跡。

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :★★☆☆☆
行った日時 :2011年7月6日(水) 17時頃

 

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