★★★
Precious
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白山スーパー林道
白山の北を横断する山岳スカイライン。
国道156号・白川街道の白川郷から西へ。入口は国道に直結でなかったが、まあ案内表示でわかるだろう。
4キロほど入ったところに馬狩料金所があるが、その手前には100メートルごとに予告があるという、念の入れようだった。
料金所では「片道ですか?」と聞かれた。片道か往復かの選択で、往復だと割安になる。反対側の料金所の手前で引き返す場合は、片道料金でよい。
普通車片道3150円と高いが、このときは東海北陸自動車道の全線開通記念ということで2500円だった。
通行券のほか、案内図をくれて、それに駐車場や見どころが書かれているのは親切だ。
最初の方は、ずっと山を登っていく。ところどころに登坂車線あり。
全線舗装された2車線道だが、センターラインはずっと黄色。ひたすらカーブのつづく道で、急カーブも多い。快走道とは言えないが、こんな山奥によく2車線道を通したものだと感心した。
どんどん登っていくと、車窓からの展望がよくなってくる。
最初の大きな休憩所は白川郷展望台で、茶屋と林道記念碑あり。
2番目は三方岩駐車場。その手前に太平洋という岩壁があったが、雨の日向けのようだ。
それ以外にも、小さな駐車スペースはところどころにあって、適宜景色を眺めることができるのは、よいスカイラインの条件を満たしている。
三方岩トンネルの中は真っ暗だが、センターライン上にチカチカ光っていた。トンネルの中央に、石川県の表示。
石川県側の駐車スペースには、番号が付いている。岐阜県側は、付いてなかったけど。
最初にあるのは、「P−17」で、トンネルを出てから200メートルくらいのところ。道路左側に5台分くらいのスペースで、標高1430メートル。白山を望める。
次にあるのが、とがの木台「P−16」で、ここは広い。
次の白山展望台「P−15」には、無料の双眼鏡がある。3つとも同じような景色だが、ここが一番眺めがよかった。
さらに600メートルほど降りていくと、「P−13」という30台分くらいの駐車場があるが、トイレがあるだけで、見るものなし。
トンネルをいくつか抜けていくと「P−10」のところでは、崖の斜面に金網を張る工事をしていた。ここにも小さなトイレあり。
国見展望台「P−9」が最後の展望台で、そこからはどんどん蛇谷へ下っていく。(右下写真)
ふくべの大滝「P−8」は、道路沿いにある高い滝で、必見だろう。
姥ヶ滝「P−5」は、ちょっと歩いていかなければならないが、きれいな滝だった。
かもしかの滝のところは、駐車場所はなかった。近くの駐車スペースから歩く必要がありそう。
蛇谷大橋は、上路式アーチ橋で、渡るときはただの橋だが、300メートルほど先に、橋と渓谷を眺めらる駐車スペースがある。
その先、道路に沿って長細い駐車場があるなぁと思ったら、岩底の滝だった。最後のところに滝と書いてあるんだもの。通り過ぎてしまった。
中宮料金所を出ると、中宮温泉への分岐道があり、その先に白山自然保護センター・中宮展示館「P−2」がある。駐車場は左右両側。無料で白山の自然について展示されていた。トイレあり。飲料自販機は通常120円のが130円。道路の向かいには、歩行者用の吊り橋があり、川原へ降りている人もいた。
さらに1キロほど進むと、中宮レストハウスのところの駐車場も広かった。
一里野で、国道360号・白山街道へ出る。
冬季・夜間は閉鎖で、ゴールデンウィークも閉鎖期間中。二輪車は通年通行禁止。紅葉シーズンが一番きれいらしい。
白山スーパー林道 写真集
おすすめ度 :★★★★★
人気度 :★★★☆☆
景色のよさ :★★★★★
走りやすさ :★★★☆☆
行った日時 :2008年8月11日(月) 9〜11時頃
白山スーパー林道のサイト (別ウィンドウに開く)
(周辺道路)
国道360号は、富山県の南端から、岐阜県の北端を経て、石川県小松市へ、山中を東西に走る国道。
ここでは、白山スーパー林道から西へつづく区間について。
白山スーパー林道を西へ出た一里野には、温泉・ホテル・ガソリンスタンドなどがある観光地。
その先は、川沿いのシェッドがつづく道。途中に、中宮大橋が分岐していて、渓谷を眺めおろせる。
上下線が分かれているところもあったが、2車線道がつづいている。
瀬戸の集落を抜けていくと、道の駅瀬女がある。
その手前から、瀬女トンネルで、国道157号へショートカットして出られる。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★★☆☆
景色のよさ :★★★★☆
走りやすさ :★★★☆☆
行った日時 :2008年8月11日(月) 11時頃
尾添川の渓谷を渡るトラス橋。
国道360号の荒谷交差点から北へ分岐したところ。信号付きT字路。
国道沿いの橋より東側に、数台分の駐車スペースあり。
川からはかなりの高さがあり、橋の上から渓谷を見おろせる。すこし上流側に、吉野谷ダムを見おろす。湖ができるほどのダムではなかったけど。
上路式トラス橋だろう。橋の上は、センターラインはないが、2車線幅くらいある。
欄干の端にはモニュメントのようなもの、中央には花のレリーフがあったが、だいぶ傷んでしまっていた。欄干の間には、鳥のシルエット板まであって、なかなか凝った橋ではある。蔦がだいぶからみついているのも、歴史を感じさせた。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★☆☆☆
景色のよさ :★★★★☆
走りやすさ :★★★★☆
行った日時 :2008年8月11日(月) 11時頃