★★★
Precious
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飛騨位山 匠の道
飛騨の匠(たくみ)が都へ通った道という、県道98号宮萩原線。
飛騨高山から南への道は、今では国道41号・益田街道がメインルートだが、昔はこの位山(くらいやま)ルートだったようだ。
一の宮で国道41号から西へ。最初は市街地の中のまっすぐな2車線道。
2キロほど先の方面案内標識では、直進方向の県道453号宮清見線は点線だった。地図で見ると、国道257号まで繋がっているようだけど、点線というのは意味不明だ。
斜め左へ県道98号をたどると、くねくねと登っていく道へと姿を変える。
登り切ったところが、刈安峠で、道の駅モンデウス飛騨位山や位山分水嶺公園がある。冬はスキー場だ。この駐車場の奥に、「飛騨位山匠街道」というタイトルの案内板があり、この道の歴史が説明されていた。
スキー場があるおかげか、十分な幅の2車線道で、走りやすい道。
高山市と下呂市の境あたりには、あららぎ湖/久々野防災ダムがある。
国道41号より交通量はかなり少なく、ドライブ向きのいい道だなぁと思っていたら、途中から1車線道になってしまった。
その1車線区間に入ってわりとすぐ、ひっそりと位山峠があった。道路左側にあずまやがあり、その脇に2台分くらいの駐車スペースがある。奥への遊歩道には、位山官道、中部北陸自然歩道、光と風の道、癒しの道とかいろいろと書いてあった。名前多すぎ。ここにも「位山道と飛騨の匠」というタイトルで、この道の歴史を説明した案内板があった。道路から見上げるような場所にあったのが変だったけど、周囲の地形からすると、道路の方を掘り下げたか? 峠からの展望はまったくない。
そこからは、くねくねと降りていく狭い道へ。(右下写真)
1キロ半ほどのところに、位山神社があった。その付近は道幅がやや広くなっているので、道路脇に車を止められる。
さらに3キロほど、森の中をくねくねと降りていくと、あずまやとトイレのある場所があった。数台分の駐車スペースあり。ここの遊歩道にも、位山官道 匠の道、中部北陸自然歩道、癒しの道などと書かれていた。隣りにちょっとした渓谷があるので、紅葉の季節はきれいかもしれない。
1キロ弱でT字路(←)がある。2001年のカーナビでは、左の道が県道の表示なのだが、その入口には「大規模林道」と表示されていた。ツーリングマップル中部北陸(2006年版)を見ると、直進の道が県道になっていて、どうしようか迷ったが、直進の道は家並みを抜ける旧道風、左折の道が新道風だったので、左の大規模林道へ進んだ。白いセンターラインの2車線道で、走りやすい道だった。
再び県道と合流し、山之口川沿いの山之口の集落へ出たところで、右へ2車線道との交差点があった。入口に「公団幹線林道 八幡・高山線 馬瀬・萩原区間」という標識があり、きれいな2車線道だったので、思わず寄り道してしまった。この寄り道はおすすめ。
そこからは、山之口川沿いに延びた集落をつないで走っていく。途中でセンターラインがなくなるところもあったが、基本的には走りやすい幅の2車線道がつづく。
最後に、飛騨川の手前の四美辻で県道88号下呂小坂線に出る。
位山峠から南には狭い区間もあるものの、そのおかげで大型車や近道したい車が入り込んで来ないとも言え、ドライブにはちょうどいい程度の道かもしれない。
おすすめ度 :★★★★★
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2006年9月30日(土) 8〜9時頃
(おまけ)
萩原町山之口から西へ向かう、山の中の2車線。
県道98号宮萩原線からの入口の案内標識には、緑資源公団と表示されていたが、その後、緑資源機構になっているはず。
白いセンターラインの2車線道で、山の中へ入っていくワインディング・ロード。行きは登りで、帰りは下りというアップダウン。
沿道に止まっている車が2台ほどいたが、山菜採りかキノコ採りか? 走っている車は、ほかに1台も見かけなかった。沿道にあったものは、農作業の小屋くらい。
道幅十分なきれいな道で、なかなか気持ちよく走れる道だった。やまなみの景色もいい。
数キロ走ったところで、舗装が途切れており、一般車は進入禁止という立て看板があった。「この先 馬瀬村方面 通り抜け出来ません」と掲示されていたが、馬瀬村が下呂市に合併したのは2004年3月なので、それ以来進展していないのかも。
こういう行き止まり地点というのは、Uターンするスペースを考慮するものだと思うけど、ここはただ道路の途中で終わりで、車の向きを変えるには切り返しが必要だった。
おすすめ度 :★★★★★
人気度 :★☆☆☆☆
行った日時 :2006年9月30日(土) 9時頃
飛騨川の西岸、国道41号の対岸を走る道。
県道98号宮萩原線を南へ出たところから、この県道で東へ向かった。1キロ強で、右折して国道41号に出るようにカーナビが言うところまでは、走りやすい2車線道だったので、そのままこの県道を進むことにした。国道41号というと、走りやすい道ではあるけど、大型車を含めて交通量が多く、行列走行の道という印象だったので。
そしたら、その先は1.5〜1車線の道になってしまった。対向車はあまり来なかったので、まあよかったけど。部分的に2車線道に改良されていた。川沿いのルートだが、あまりリバーサイドという雰囲気の道ではなかった。
右へシフトするように踏切を渡った後、飛騨小坂市街へ。市街地内はカラー舗装されていて、旧道で市街を抜けるという感じだった。T字路(↑)に出て右折すると、国道41号とは立体交差して、県道437号湯屋温泉線へ。道の駅
南飛騨小坂はなももへ向かう
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2006年9月30日(土) 10時頃