Precious Road ドライブ旅行記 > 都道府県別 > 岐阜 >

道路 峠 飛騨位山 匠の道岐阜県道98号宮萩原線 下呂市萩原町山之口 位山峠の北

 飛騨の匠(たくみ)が都へ通った道という、県道98号宮萩原線

 飛騨高山から南への道は、今では国道41号・益田街道がメインルートだが、昔はこの位山(くらいやま)ルートだったようだ。

 一の宮国道41号から西へ。最初は市街地の中のまっすぐな2車線道。
 2キロほど先の方面案内標識では、直進方向の県道453号宮清見線は点線だった。地図で見ると、国道257号まで繋がっているようだけど、点線というのは意味不明だ。

 斜め左へ県道98号をたどると、くねくねと登っていく道へと姿を変える。
 登り切ったところが、刈安峠で、道の駅モンデウス飛騨位山位山分水嶺公園がある。冬はスキー場だ。この駐車場の奥に、「飛騨位山匠街道」というタイトルの案内板があり、この道の歴史が説明されていた。

 スキー場があるおかげか、十分な幅の2車線道で、走りやすい道。

 高山市下呂市の境あたりには、あららぎ湖/久々野防災ダムがある。

 国道41号より交通量はかなり少なく、ドライブ向きのいい道だなぁと思っていたら、途中から1車線道になってしまった。

岐阜県道98号宮萩原線 下呂市萩原町山之口 位山峠の南 その1車線区間に入ってわりとすぐ、ひっそりと位山峠があった。道路左側にあずまやがあり、その脇に2台分くらいの駐車スペースがある。奥への遊歩道には、位山官道、中部北陸自然歩道、光と風の道、癒しの道とかいろいろと書いてあった。名前多すぎ。ここにも「位山道と飛騨の匠」というタイトルで、この道の歴史を説明した案内板があった。道路から見上げるような場所にあったのが変だったけど、周囲の地形からすると、道路の方を掘り下げたか? 峠からの展望はまったくない。

 そこからは、くねくねと降りていく狭い道へ。(右下写真)
 1キロ半ほどのところに、位山神社があった。その付近は道幅がやや広くなっているので、道路脇に車を止められる。

 さらに3キロほど、森の中をくねくねと降りていくと、あずまやとトイレのある場所があった。数台分の駐車スペースあり。ここの遊歩道にも、位山官道 匠の道、中部北陸自然歩道、癒しの道などと書かれていた。隣りにちょっとした渓谷があるので、紅葉の季節はきれいかもしれない。

 1キロ弱でT字路(←)がある。2001年のカーナビでは、左の道が県道の表示なのだが、その入口には「大規模林道」と表示されていた。ツーリングマップル中部北陸(2006年版)を見ると、直進の道が県道になっていて、どうしようか迷ったが、直進の道は家並みを抜ける旧道風、左折の道が新道風だったので、左の大規模林道へ進んだ。白いセンターラインの2車線道で、走りやすい道だった。

 再び県道と合流し、山之口川沿いの山之口の集落へ出たところで、右へ2車線道との交差点があった。入口に「公団幹線林道 八幡・高山線 馬瀬・萩原区間」という標識があり、きれいな2車線道だったので、思わず寄り道してしまった。この寄り道はおすすめ。

 そこからは、山之口川沿いに延びた集落をつないで走っていく。途中でセンターラインがなくなるところもあったが、基本的には走りやすい幅の2車線道がつづく。
 最後に、飛騨川の手前の四美辻県道88号下呂小坂線に出る。

 位山峠から南には狭い区間もあるものの、そのおかげで大型車や近道したい車が入り込んで来ないとも言え、ドライブにはちょうどいい程度の道かもしれない。

おすすめ度 :★★★★★
人気度    :
★★☆☆☆
行った日時 :2006年9月30日(土) 8〜9時頃

(おまけ)

公団幹線林道 八幡・高山線 馬瀬・萩原区間公団幹線林道 八幡・高山線 馬瀬・萩原区間

 萩原町山之口から西へ向かう、山の中の2車線。

 県道98号宮萩原線からの入口の案内標識には、緑資源公団と表示されていたが、その後、緑資源機構になっているはず。

 白いセンターラインの2車線道で、山の中へ入っていくワインディング・ロード。行きは登りで、帰りは下りというアップダウン。
 沿道に止まっている車が2台ほどいたが、山菜採りかキノコ採りか? 走っている車は、ほかに1台も見かけなかった。沿道にあったものは、農作業の小屋くらい。
 道幅十分なきれいな道で、なかなか気持ちよく走れる道だった。やまなみの景色もいい。

 数キロ走ったところで、舗装が途切れており、一般車は進入禁止という立て看板があった。「この先 馬瀬村方面 通り抜け出来ません」と掲示されていたが、馬瀬村が下呂市に合併したのは2004年3月なので、それ以来進展していないのかも。
 こういう行き止まり地点というのは、Uターンするスペースを考慮するものだと思うけど、ここはただ道路の途中で終わりで、車の向きを変えるには切り返しが必要だった。

おすすめ度 :★★★★★
人気度    :
☆☆☆☆
行った日時 :2006年9月30日(土) 9時頃

県道88号下呂小坂線  四美辻〜小坂岐阜県道88号下呂小坂線 下呂市小坂町大島

 飛騨川の西岸、国道41号の対岸を走る道。

 県道98号宮萩原線を南へ出たところから、この県道で東へ向かった。1キロ強で、右折して国道41号に出るようにカーナビが言うところまでは、走りやすい2車線道だったので、そのままこの県道を進むことにした。国道41号というと、走りやすい道ではあるけど、大型車を含めて交通量が多く、行列走行の道という印象だったので。
 そしたら、その先は1.5〜1車線の道になってしまった。対向車はあまり来なかったので、まあよかったけど。部分的に2車線道に改良されていた。川沿いのルートだが、あまりリバーサイドという雰囲気の道ではなかった。

 右へシフトするように踏切を渡った後、飛騨小坂市街へ。市街地内はカラー舗装されていて、旧道で市街を抜けるという感じだった。T字路(↑)に出て右折すると、国道41号とは立体交差して、県道437号湯屋温泉線へ。道の駅 南飛騨小坂はなももへ向かう

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :
★★☆☆☆
行った日時 :2006年9月30日(土) 10時頃

 

前の場所 目次 親ページ 次の場所