★★★ Precious Road ドライブ旅行記 > 都道府県別 > 岐阜 > 飛騨位山 匠の道飛騨の匠(たくみ)が都へ通った道という、県道98号宮萩原線。 飛騨高山から南への道は、今では国道41号・益田街道がメインルートだが、昔はこの位山(くらいやま)ルートだったようだ。 一の宮で国道41号から西へ。最初は市街地の中のまっすぐな2車線道。 斜め左へ県道98号をたどると、くねくねと登っていく道へと姿を変える。 スキー場があるおかげか、十分な幅の2車線道で、走りやすい道。 高山市と下呂市の境あたりには、あららぎ湖/久々野防災ダムがある。 国道41号より交通量はかなり少なく、ドライブ向きのいい道だなぁと思っていたら、途中から1車線道になってしまった。 その1車線区間に入ってわりとすぐ、ひっそりと位山峠があった。道路左側にあずまやがあり、その脇に2台分くらいの駐車スペースがある。奥への遊歩道には、位山官道、中部北陸自然歩道、光と風の道、癒しの道とかいろいろと書いてあった。名前多すぎ。ここにも「位山道と飛騨の匠」というタイトルで、この道の歴史を説明した案内板があった。道路から見上げるような場所にあったのが変だったけど、周囲の地形からすると、道路の方を掘り下げたか? 峠からの展望はまったくない。 そこからは、くねくねと降りていく狭い道へ。(右下写真) さらに3キロほど、森の中をくねくねと降りていくと、あずまやとトイレのある場所があった。数台分の駐車スペースあり。ここの遊歩道にも、位山官道 匠の道、中部北陸自然歩道、癒しの道などと書かれていた。隣りにちょっとした渓谷があるので、紅葉の季節はきれいかもしれない。 1キロ弱でT字路(←)がある。2001年のカーナビでは、左の道が県道の表示なのだが、その入口には「大規模林道」と表示されていた。ツーリングマップル中部北陸(2006年版)を見ると、直進の道が県道になっていて、どうしようか迷ったが、直進の道は家並みを抜ける旧道風、左折の道が新道風だったので、左の大規模林道へ進んだ。白いセンターラインの2車線道で、走りやすい道だった。 再び県道と合流し、山之口川沿いの山之口の集落へ出たところで、右へ2車線道との交差点があった。入口に「公団幹線林道 八幡・高山線 馬瀬・萩原区間」という標識があり、きれいな2車線道だったので、思わず寄り道してしまった。この寄り道はおすすめ。 そこからは、山之口川沿いに延びた集落をつないで走っていく。途中でセンターラインがなくなるところもあったが、基本的には走りやすい幅の2車線道がつづく。 位山峠から南には狭い区間もあるものの、そのおかげで大型車や近道したい車が入り込んで来ないとも言え、ドライブにはちょうどいい程度の道かもしれない。
(おまけ)■ 公団幹線林道 八幡・高山線 馬瀬・萩原区間萩原町山之口から西へ向かう、山の中の2車線。 県道98号宮萩原線からの入口の案内標識には、緑資源公団と表示されていたが、その後、緑資源機構になっているはず。 白いセンターラインの2車線道で、山の中へ入っていくワインディング・ロード。行きは登りで、帰りは下りというアップダウン。 数キロ走ったところで、舗装が途切れており、一般車は進入禁止という立て看板があった。「この先 馬瀬村方面 通り抜け出来ません」と掲示されていたが、馬瀬村が下呂市に合併したのは2004年3月なので、それ以来進展していないのかも。
■ 県道88号下呂小坂線 四美辻〜小坂飛騨川の西岸、国道41号の対岸を走る道。 県道98号宮萩原線を南へ出たところから、この県道で東へ向かった。1キロ強で、右折して国道41号に出るようにカーナビが言うところまでは、走りやすい2車線道だったので、そのままこの県道を進むことにした。国道41号というと、走りやすい道ではあるけど、大型車を含めて交通量が多く、行列走行の道という印象だったので。 右へシフトするように踏切を渡った後、飛騨小坂市街へ。市街地内はカラー舗装されていて、旧道で市街を抜けるという感じだった。T字路(↑)に出て右折すると、国道41号とは立体交差して、県道437号湯屋温泉線へ。道の駅 南飛騨小坂はなももへ向かう
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