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道路 峠道路 森 水ヶ沢林道・蕪入沢上芦川林道

 芦川から東の国道137号へ出られる……はずだった林道

■ 上芦川〜すずらん群生地

 どこからこの林道になるのかよくわからないのだが、県道との分岐から書いておく。
 県道36号 八代芦川三珠線が、上芦川で大きくU字カーブしているところで、カーブ外側への道へ入って東へ。十分な2車線道。
 1キロくらいで、左へカーブしていき、芦川を渡る。川の北岸を走る道にT字路(↑)のようなところで出て、右へ進む。ここから左は狭そうだったので、この2車線道が上芦川の集落を迂回するバイパスのような感じだ。

 その先は1.5〜1車線道で、芦川にほぼ沿っているが、川は見えない。
 はじめはわりとすんなりした道だが、しだいにカーブが多くなって、坂の傾斜も増えてくる。ここで、県道36号八代芦川三珠線にいた観光バスに、また追いついてしまった。さすがにここでは、時速20〜30キロくらいにペースが落ちている。追い越せる場所もないので、再び休憩にした。
 4キロくらいで、すずらん群生地に着く。観光バスの目的地は、ここだった。

■ すずらん群生地〜どんべえ峠

 すずらん群生地から先へ進むと、1キロも行かないところに分岐点がある。左カーブの右側へも道があり、T字路(→)のようになっている。その両方の道の間の壁に、「この先、林道蕪入沢上芦川線は工事中につき通り抜けできません」と書いてあった。
 しかし問題は、その林道が左右どっちの道なのか、このときはわからなかったことだ。
 ツーリングマップル関東(1998年3月版)やワンダードライブ関東・甲信越(2000-01年版)には、林道名は書いてないし、そもそもそれらの地図では1本道で分岐はない。蕪入沢という地名も地図には出てこない。右を指して「すずらん峠 新道峠」と書かれた立て札があるが、どちらの峠の名前も地図にはない。工事の看板は、両方の道の間にあるので、どちらを指しているともとれる。まったく不親切な看板だ。
 右の道の方が新しそうな道だが、道なりは左へカーブしていく古い道だ。しばらく迷っていたら、左から降りてきた車がいたので、尋ねてみようとしたのだが、通り過ぎられてしまった……

どんべえ峠の先 林道らしいケーブルが張られていた 結局、道なりを優先して左の道へ進んだら、山を登っていき、なかなか眺めがよくなってくると峠へ出た。どんべえ峠と手書きで書かれた立て札がある。
 そこにあった保安林の地図を見ると、どうやらこの道が、その林道蕪入沢上芦川線のようだ。向こうからダンプカーが来たので、やはりこの先で工事している雰囲気だった。でも、冬期閉鎖通行止めの遮断機があるのだが、それが開いていた。そこで、さらに進んでみた。

 しかし、1キロくらい降りていった先で、舗装がなくなっており、結局引き返すことにした。まあ、峠の向こうの景色が見られたので、よしとした。このあたり、1.5車線幅。

 なお、冬期通行止は毎年12月10日〜4月25日と書いてあった。

追記】
 
2001年7月8日も工事中で通れなかった。6月22日〜7月31日までと書いてあった。

■ 新道峠への道

 さきほどのT字路まで戻り、もしかしたら、こっちの道で工事区間を迂回できるんじゃないかと期待して、新しい道へ入ってみた。考えようによっては、通り抜けできないと書かれていた林道は1本なわけだから、もう1本は通り抜けできるんじゃないかという理屈だ。
 こちらも1.5車線道。

新道峠への道 終点から来た道を振り返って そしたら途中で、すずらん群生地にいたパトカーが向こうから来たので、尋ねてみたら、止まって教えてくれて、先は行き止まりとのこと……
 でも、ただ行き止まりじゃなくて、景色が見られると親切に教えてくれたので、そこまで行ってみることにした。

 終点までは、分岐から2キロくらい。突き当たりには、かろうじて切り返してUターンできるほどの小さなスペースがある。
 先客が2台いて、1台は無人だったので、歩いて出かけたのだろう。ここから歩けば、さらに景色のいいところに出るという話だったのだが、道をのぞいてみたら、遊歩道というより登山道だったので、やめておいた。
 なお、この突き当たりの先にあるのが新道峠で、途中にはすずらん峠への登山道も見えた。新道峠という名は、この道ができたからなのかなぁ?

 その後、帰ってから入手した地図「県別マップル山梨県」によると、この道が水ヶ沢林道。この地図には、2つの林道名のほか、すずらん峠新道峠も載っていた。もっと早く買っておけばよかったというべきか、こんな細かい地図まで買うようになってしまったというべきか……

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :
★★☆☆☆
行った日時 :2000年5月26日(金) 16時頃

 

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