★★★
Precious
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● 矢板のドライブスポット (やいた)

宮川と東北道に挟まれた山城の跡。
県道242号矢板塩谷線が、東北自動車道と立体交差した北東側にある。
川崎城跡公園としては、東西2つに分かれているが、城跡自体は西側地区にある。東側地区には、自然観察ふれあい広場という名前もあり、項目を分ける。
東北道のすぐ東隣で、北への脇道に入る。県道を東から行くと、角に案内表示が見えるが、西から行くと見えない。脇道へ入ってすぐ、約20台分の駐車場がある。
入場・駐車場とも無料。トイレあり。
説明板があり、平安時代末から戦国時代にかけて塩谷地方の北西部を支配した塩谷氏(しおのやし)の本拠地。丘陵全体を使って造られた山城で、築城者は、塩谷朝業(しおのやともなり)。「資料が中に入っています」という箱は、からっぽだった。
遊歩道の坂道を登っていくと、ピカピカの歌碑がある。達筆すぎてまったく読めないが、その説明の石碑と、さらにその説明板まであるのは親切だ。
まずは右手の南曲輪へ。突き当たりにあずまやがあり、木の間からだが展望があった。石碑によると、周囲の木々はウメらしい。
一の掘は、なかなか大きくて急峻な空堀で、縁にある木が落ちそうだった。(右上写真)
引き返して、本丸跡へ。広々とした草地に、木が点在。東側は崖の上で、矢板市街を望む展望場所になっている。(右下写真)
藤棚のほか、丸太椅子が何十個も並んでいたのが謎だが、学校の遠足で1クラス分か?
奥の東出丸へ降りていく階段は、草ぼうぼうだったので、やめておいた。
左手前側の土塁へ登ると、古そうな川崎城跡の石碑がある。
その奥が二の丸跡で、きれいな芝生広場に、ベンチが点在。
それより先は、ほとんど探検コース。段差には木の階段が設けられているが、かなり急。遊歩道は草ぼうぼうだった。
二の掘を越えると、三の丸跡は林。木の幹にピンクのリボンが巻かれていて、なにかの印なのだろうが、緑の景観を損ねている。
三の掘は越えることができないようで、右へ回っていく。三の丸跡の下の段に出たら、そこから先は道がわからなくなってしまい、仕方なく引き返した。案内図では、周回できるようだったのだが、探検失敗。
城跡としての見どころは、空堀と土塁くらい。本丸の石垣は、新しそうだった。説明板は入口だけで、個々の場所には何も書いてない。
一の掘のダイナミックさと、本丸跡からの展望が、見どころだろう。奥の方はマニアック。以上のルートで、約40分だった。
車で東側の自然観察ふれあい広場へ回り、城跡を下から見上げてみるのも、おすすめしておく。
矢板市指定史跡。
川崎城跡 写真集
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★☆☆☆☆
行った日時 :2009年11月28日(土) 12時頃
矢板市のサイトより、川崎城跡公園のページ (別ウィンドウに開く)

川崎城跡の脇にある、宮川沿いの公園。
川崎城跡公園の一部だが、長くなるので、項を分けた。
県道242号矢板塩谷線を、東北自動車道から東へ200メートルで、宮川を渡る橋手前、道路北側に駐車場がある。入口に「ともなりそば処 信生庵」という看板があるので、最初はそば屋の駐車場かと思ったが、よく見ると公園名の表示もあった。公園の駐車場の脇に、そば屋があると言うべきか。25台分くらい。
入場・駐車場とも無料。飲料自販機・トイレあり。
そば屋の隣には、水車小屋があり、水が流れているのに、回転は止まっていた。小屋の中を覗くと、空のペットボトルが大量に詰め込まれていたのが不気味だったが、あとで調べると、あんどんまつりというイベントで使うようだ。
長細い池があり、中央の木橋と両側の遊歩道で半周できる。奥の方は伐採作業中だった。池には水草があり、何か咲くのかも?
池を渡る木橋の延長上に、ともなりばしという2連の太鼓橋が、宮川を渡っている。
西側には、川崎城跡の急峻な崖がそびえている。そこを攻め上がるのは、たいへんだったろうと思える。登っていく遊歩道は通じていないようなので、城跡へは反対の西側から登る必要がある。崖の上に、川・崎・城・跡と1文字ずつ書かれた板があったが、城跡の景観を損ねていて、無粋だと思うが。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★☆☆☆☆
行った日時 :2009年11月28日(土) 12時頃
矢板市のサイトより、自然観察ふれあい広場のページ (別ウィンドウに開く)

川崎城跡の脇にある、木製の2連太鼓橋。
川崎城跡公園
自然観察ふれあい広場の中にある。駐車場から、徒歩2〜3分。
宮川を渡る木製の歩道橋で、アーチを2つ連ねた太鼓橋。川崎城跡の隣にあるので、城にイメージを合わせたのだろう。
車1台分くらいの幅があるが、車止めがあり、歩行者用になっている。
橋の説明板はないが、川崎城を築いたのが塩谷朝業(ともなり)なので、名前はそこからだろう。
橋を渡った先には、あずまやとベンチが数個あるだけで、周囲には田畑が広がっている。北へ「城の湯温泉」という案内矢印。
あとで調べると、対岸の遊歩道を「川とのふれあい散歩路」というようだ。城の湯温泉から宮川を下り、内川との合流地点から遡って、矢板中学校まで。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★☆☆☆☆
行った日時 :2009年11月28日(土) 12時頃

丘の斜面のツツジ公園。
国道461号・日光北街道が、JR東北本線と立体交差した北東側にある。跨線橋を東へ渡ると、信号交差点の直前で、左に公園の入口がある。
そこの駐車場は50台分くらいだが、あと東西2か所にも駐車場があり、全部で百台分以上。
入園・駐車場とも無料。飲料自販機・トイレあり。国道の向かいにコンビニ。
丘の斜面に広がる公園。
なだらかな斜面は、丘の一角を切り取ったような形で、ツツジの名所らしい。このときは、ほんのすこしだけ咲いているのがあった。広い通路がいろいろ巡らされていて、好きなところから登っていける。ベンチが点在し、しゃれたあずまやもあった。
斜面の最高所に、シンボルタワーがある。
下の方には、かなり大きな広場や、せせらぎ水路がある。
日本の都市公園100選、とるぱになっている。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :2009年11月28日(土) 13時頃
矢板市のサイトより、長峰公園のページ (別ウィンドウに開く)

高原山と矢板市街を望む展望台。
長峰公園の最高所にある。中央の駐車場から徒歩4分。
らせん状のスロープを登っていくと、突き当たりのちょうど正面に高原山を望むという、なかなかいい構図になっている。西から南には矢板市街を見渡し、西の奥には日光連山。通路自体が展望場所で、広くなった場所はなく、1か所からぐるっと見渡しにくいのが、難とも言えるが。
展望場所の高さは2階半くらい。
中央には、銀色のとがった塔がある。鳥の形の板がついていたくらいで、避雷針の役割しかなさそうだったが。矢板だから、板でつくった矢のイメージなのか?
灌木に囲まれていて、内部の地面には、立入禁止。
シンボルタワーの脇には、高原山10景という石碑。

おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :2009年11月28日(土) 13時頃

八方ヶ原の展望台。
八方観光道路から、1.5車線幅の脇道を西へ入っていく。森の中を走っていき、最後は高原らしい風景の中を走ると、その突き当たりに駐車場がある。
駐車場の手前脇に展望台が立っている。3階くらいの高さの、丸いコンクリート製で、その隣の金属製のらせん階段で登っていくようになっている。階段はかなり錆びついていたけど。(右写真)
あいにく、あたりは霧で、周辺の木々が見えただけだった。
駐車場の左に、八方ヶ原園地というのがあって、ベンチなどが整備されている。標高1200メートル。
駐車場の手前の方に、「中央遊歩道入口 展望台100M」という矢印があるが、その道は工事途中だった。その脇を通って入り、作りかけの石敷き遊歩道を左へ行くと、もうひとつ展望台がある。
木製、階段7台ほどの展望台で、矢板市街が一望でき、天気がよい時には筑波山が見えるらしいが、このときは霧で、まったくなにも見えなかった。下の鬼怒川温泉では、いい天気だったんだけどなぁ。
なお、駐車場の先にも未舗装道が延びているが、車両は通行禁止。
このあたりは、5月下旬から6月には、レンゲツツジの名所になるらしい。
おすすめ度 :? (霧だったので)
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :2001年9月16日(日) 11時頃

栃木県民の森の中にある展望台。
八方観光道路を下ってくると、県民の森へ入る脇道は、急角度で右折になる。まあ、下から登ってくると、入りやすい方向なのだろうけど。
きれいな2車線道を気持ちよく走っていると、T字路(→)の左側に「展望台」という木の矢印が現れる。その右への脇道入口には、林道ミツモチ八方線と書かれていた。
林道というとおり、狭い山道で、下の方は両脇のすすきが車のボディをこする。上の方では草刈りした跡があったけど、なんで全部草刈りしなかったのかなぁ?
一応、舗装道だが、路面に砂利が多い。1車線幅で、対向車が来たらすれちがえるところは限られている。
4分ほど進むと第1展望台に到着。道路左側に、階段3段ほどの木製展望台がある。(右写真)
駐車場は、道の向かい側で、未舗装
緑の森の斜面が見え、ところどころにある黄緑色の草地は、県民の森の施設のあるところか?
天気が霧で、あんまり遠くは見えなかった。
名前から想像したのより、かなりへんぴな展望台だった。
景色はたいしたことがないが、そのマイナーさがおもしろいかもしれない。
そこにあった案内図には、第1展望台のさらに先の方に手書きで第2展望台が書き込まれていたが、その先の道は未舗装で、ゲートが閉じていた。
林道の帰り道の途中、展望台よりここの方が眺めがいいんじゃないの?、というようなところもあったが、1車線道なので、のんびり景色を眺めるわけにはいかない。
おすすめ度 :★★☆☆☆ (景色を期待するなら)
or
★★★★☆ (林道が好きでマイナーさを評価できるなら)
人気度 :★☆☆☆☆ (駐車場に2台、人影なし)
行った日時 :2001年9月16日(日) 12時頃