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● 高梁のドライブスポット (たかはし)

展望地 城見展望台

 高梁市街を一望する展望所。

 国道484号を、岡山道・賀陽インターから西へ。
 高梁市街に近づくと、こちらの方向だけ路面が緑色になり、右カーブの途中、左外側に、数台分の駐車スペースがある。
 「この展望台はみんなの展望台です」という表示があり、その隣りへ、階段を約15段登ったところに、あずまやがある。
 それが展望台かと思ったが、周囲の木で視界はかなり限定されていて、いちおう高梁市街の一部は見えるのだが、そこには電線が何本も張っているという、最悪の展望台だった。

 そこから約500メートル進むと、直線の先にある右カーブの手前、左側に、駐車スペースがある。そこが本当の展望台だった。区画はないが、十数台分くらい。
 駐車場所自体が展望場所になっている。高梁市街を一望のもとに見渡せて、なかなか眺めがよい。左右から送電線が張っているのが気になるが、すこし距離があるので、まあ許容範囲だろう。

 現地には、単に「展望台」という表示。固有名詞を表示してほしいものだ。
 「高梁観光百選 大久保峠からの眺景」という小さな石柱もあったが、峠というよりは、峠からだいぶ降りてきた場所という感じ。
 とるぱになっていて、そこでは城見展望台というタイトルなので、それをここのタイトルにしておく。
 名前からすると、備中松山城が見えるのだろうが、どこにあるのかわからなかった。展望案内図はない。

 その先の国道484号は、空中へ飛び出すようにしながら右へ曲がっていくので、それが愛宕ループ橋なのかと思ったが、そうではなくて、城見橋という橋だった。その橋と、もうひとつ橋を渡った後、愛宕ループ橋で降りていくという、全体で複雑な構造になっている。

城見展望台より望む高梁市街・城見橋

おすすめ度 :★★★★
人気度    :
★★★☆☆
行った日時 :2009年5月2日(土) 15時頃

公園橋 ループ橋公園ループ橋公園より望む、あたごループ橋と高梁市街

 愛宕ループ橋の下にある小公園。

 国道484号愛宕ループ橋の下、ループの内側にある。手前に案内表示はない。

 国道からT字路でいったん分岐道へ入り、そこから公園へ入る形になっている。駐車場は深い砂利敷きで、十数台分。

 石垣風に囲まれた池や、そこへ流れこむ水路のようなものがあったが、水はほんのすこししか流れていなかった。
 水が湧き出ている岩があったが、飲めるともなんとも書いてなかったので、あやしげ。
 周囲には、明らかに植えたような木が何十本もあって、ループ橋の建設とともに整備したのだろうが、公園としての用をなしているかは疑問。誰もいなかった。
 トイレがあり、それがかろうじての利用価値か?

 愛宕ループ橋を下から見上げることができる。白いコンクリートの橋脚の上に、薄黄色の橋桁が載っている。
 左右の橋桁の間に、点検用みたいな通路があって、歩いてみたいものだ。

おすすめ度 :★★☆☆☆
人気度    :
☆☆☆☆
行った日時 :2009年5月2日(土) 15時頃

観光施設 備中松山城備中松山城 天守閣

 日本一高い山城。

 国道180号・新見往来から、川端町交差点で東へ入る。エネオスの角の信号T字路で、右折レーンあり。200メートルほど北に、もう1軒エネオスがあるが、そちらは角ではない。
 前半は、家並みの中を登っていく1.5車線道。分岐には案内表示があった。
 後半は、森の中を登っていく1車線道。ガードレールのない崖っぷちもあった。
 終点の(ふいご)峠駐車場は、無料で14台分。通常価格の飲料自販機とトイレあり。
 土日祝は、途中からバスでと書かれたガイドもある。道が狭いし、駐車場が広くないからだろう。だから平日を選んで行ったのだが。

 そこから城のある山頂までは、さらに歩いて登らなければならない。階段遊歩道と、一般車通行禁止の車道の、2ルートあり、最終的には遊歩道に合流する。
 遊歩道には、700メートルという表示。最初は車道、途中で接続点があるので、そこから遊歩道を選んだが、ひたすら登りで疲れた。
 ほぼ中間地点には、中太鼓の丸跡があり、高梁市街を見おろす展望所になっている。上の方には、石垣や土塀もあり、それらを眺めながらゆっくり登るのが正解だろう。このときは見学終了時間が迫っていたので、脇目もふらずに天守閣へ向かったのだが、がんばって歩いて12分。
 入城料は大人300円。関東地方では季節はずれの雪が降った日で、係の人に、今日は寒いですね、と言われたが、自分は汗だくで暑かった。

 けっこう小さな天守閣で、スリッパに履き替えて入る。備中松山城 石垣
 1階には、改修工事の展示パネルが数枚に、しゃちほこなどの展示品がすこし。奥にビデオルームがあり、椅子が並んでいたが、何も上映していなかった。時間が遅かったか。
 2階が、展望室のようなもので、スリットの間から、各方向を眺めることができる。雨の日だったので、景色はわからない。

 外に出て、右側から裏手に回ると、二重櫓があるが、そこには入れない。もあるが、閉まっていてくぐれない。
 展示パネルは読まずに眺めただけだが、有料部分の見学時間は、約10分で終わってしまった。入城は終了30分前までという制限もなく、もっとゆっくり登ってきてもよかった。
 天守閣前の広場には、テーブルとベンチが並び、休憩所みたいになっていたが、雨の日は泥でぐちゃぐちゃ。

 国指定史跡、国指定重要文化財、日本三大山城のひとつ。
 現存天守ということだが、平成15年に改修したばかりのせいか、けっこう新しそうに見えた。苦労して登ってきたわりには、小さくて新しいなという印象。

 駐車場から国道への帰り道は、途中の分岐をトンネルへ直進し、高梁運動公園経由のルートがガイドされていた。道が狭いので、一方通行にしているのだろう。

おすすめ度 :★★☆☆☆
人気度    :☆☆☆☆
行った日時 :2010年4月16日(金) 17時頃

Webリンク 高梁市のサイトより、備中松山城のページ (別ウィンドウに開く)

展望地 松原 霧の海展望の丘

 冬に霧の海を望める場所らしい。

 かぐら街道・備中中部広域農道の途中、県道302号宇治鉄砲町線になる区間にある。
 松原小学校前から西へ約1キロ進むと、右カーブの左外側に、砂利敷きの駐車場がある。十数台分くらい。

 小屋があり、日の出と霧の海の写真が貼ってあった。霧の海は10月〜2月とのこと。
 「高梁観光百選 松原の雲海」という小さな石柱もあった。

 道路の向かい、カーブの内側に階段がある。登っていくと、徒歩1分。ベンチがいくつかあり、景色を眺められるようになっている。霧のないときでは、周囲の山なみの緑が見渡せるくらいだが。白いツツジが咲いていて、ちょっとした公園のように整備されていた。

 そこのすぐ先、道路左側に、やまびこ市場というテントがあった。連休後は、毎週日曜に開店とのこと。

松原 霧の海展望の丘

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :
★★☆☆☆
行った日時 :2009年5月2日(土) 15時頃

観光施設 笠神文字岩展望公園笠神文字岩展望公園

 鎌倉時代の記念石碑が川底にあるらしい。

 県道33号新見川上線成羽川を渡るところから、成羽川の北岸に沿った県道107号奈良備中線を西へ。最初に見えてくるのは、田原ダムだ。そこから2キロ半ほど、1.5車線道を進んでいくと、道路左側にある。
 駐車スペースは、区画がなくて止め方しだいだが、5台分くらい。

 笠神の文字岩について、わりと詳しい説明板があり、鎌倉時代に船を通すために川を開削した工事の記念碑。わが国の水運開発史上最古のものとのこと。笠神は、このあたりの地名のようだ。
 早川代官の歌石というのもあり、江戸時代の代官の早川さんが、笠神文字岩を見て詠んだ短歌が刻まれている。
 新成羽川ダムの完成に伴い、眼下の湖水の中に沈んだと書かれているのだが、横にその2つの石がある。あとで調べると、複製品らしい。
 国指定史跡ということだが、それ自体は見ることができない。

 隣りの階段を登ったところが、展望台みたいなのだが、木に囲まれていて、見えるのは周囲の山と下の道路くらい。川はすこししか見えなかった。
 そりゃあ、笠神の文字岩の複製品は見おろせるけど、そういうのを展望公園とは言わないだろ、ふつう。

 横へ張り出した、木製の展望デッキみたいなのもあったが、そこも完全に木に囲まれていて、ロープで入れないようになっていた。

 新成羽川ダムで水没したということなのだが、そのダムより下流にあるのが不思議だ。位置からすると、下流の田原ダムによって水没したのでは?

おすすめ度 :☆☆☆☆
人気度    :
☆☆☆☆
行った日時 :2009年5月2日(土) 16時頃

ダム湖 新成羽川ダム(しんなりわがわ)新成羽川ダム

 車で渡れるアーチダム。

 笠神文字岩展望公園から、県道107号奈良備中線を西へ約500メートル。
 道路左側にダムがあり、その手前に十数台分の駐車スペースがある。

 中国電力の重力式アーチダム。PRホールが、ダムの下の発電所にあるらしいが、事前の申し込みが必要との表示。それ以外に、ダムについての説明書きはなかった。
 ダム湖は備中湖という名前だが、奥に長細くて曲がりくねっていて、全容は望めない。

 ダムの上は車で通ることができるが、1車線幅しかなく、大型車通行禁止の標識。カーブしているうえ、その内側に建物があるので、先が見通せない。対向車が来ないことを祈るしかない。
 ダムを渡った先は、ちょっとしたスペースがあり、そこではすれ違いができそうだった。すぐに短いトンネルをくぐる。

 そこから先も、1〜1.5車線幅の狭い道で、下っていく。
 左カーブの右外側に、広くなったスペースがあり、水没記念碑、あずまや、テーブル&ベンチがあった。

 さらに進むと、県道437号下郷惣田線へ斜めに出る。帰りは、そちらの道で県道33号新見川上線まで戻ろうと思っていたのだが、落石のため通行止という表示。
 しかたなく、再び新成羽川ダムへ戻り、対向車が来ないことを祈るはめに。幸い、通行中に対向車は来なかったが、通行止の看板を見ている間に、車が1台通っていったので、交通皆無というわけではなさそうだ。

新成羽川ダム  新成羽川ダム

おすすめ度 :★★★★
人気度    :
☆☆☆☆
行った日時 :2009年5月2日(土) 17時頃

景勝地 大賀の押し被せ大賀の押し被せの説明板

 上下逆転した地層。

 星の里街道・備中西部広域農道の北端より、県道294号下鴨川上線を東へ約1.7キロのところ。
 2車線区間と1車線区間が混在した県道だが、これは狭い1車線区間の途中にある。
 道路が横へ広がっていて、そこに車を止められるが、本来は対向車が来たときの待避スペースかも。まあ、それほど長居する場所ではないが。

 道路の南隣りを領家川が流れていて、そことの間に、イラスト入りの説明板がある。向きからして、道路上から見おろして読むのか?
 新しい地層の上に、古い地層があり、上下逆転しているのが特長らしい。地殻変動により地層が横から押されて、傾いていき、ひっくり返ったらしい。

 川や岩があるのは見えるのだが、どこをどう見れば、地層がひっくり返っているのか、素人にはさっぱりわからなかった。地質に詳しい人向けだろう。
 国指定天然記念物らしい。

おすすめ度 :☆☆☆☆
人気度    :
☆☆☆☆
行った日時 :2009年5月2日(土) 17時頃
 

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