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道路 シーサイド 国道430号 渋滞回避記  児島〜玉野

 今回の旅は、基本的に、瀬戸内海沿いを東へ走るものでした。そこで、鷲羽山見物を終えたあとは、海沿いの国道430号玉野方面へ向かったのですが……渋滞に遭遇!
 これは、そのへんの個人的顛末記です。

国道430号 児島付近

 国道430号を海沿いに東進していくと、児島駅を過ぎたあたりで渋滞に出くわす。まだ片側2車線の部分。地の利がないので、どのへんまで渋滞しているのか見当がつかない。
 しばらく我慢した後、海沿いを走ることより、渋滞を避けることを優先することにする。せっかくドライブに来たのだから、走らなければ意味がない。

旧道?

 渋滞を迂回するため、適当なところでいったん左折し、少し内陸側に入ってから右折。地元の車らしきあとをついていったら、かなりくねくねした道を引き回されたけど、その後、国道より1本内陸側の道に出た。両側に商店が並び、2車線ながら道幅が少し狭いという、旧道っぽい雰囲気の道。こちらは渋滞していなかったので、うまく回避できたと喜ぶ。

県道266号 長尾児島線 田の口付近

 国道430号に合流してしまう手前で交差点を左折し、内陸側へ入る。長尾方面へ向かう県道266号長尾児島線

王子が岳への一般道

 1キロくらい走った先、加茂路あたりで、王子が岳へ向かう一般道に入ろうとするが、標識がない。いったん引き返した後、この道しかないだろうと思われる交差点へ入る。
 少し行くと、突き当たりに「通行止」の看板。その先はまだ工事中のようだ。左に未舗装の脇道があり、路面に書かれた矢印がその方へ曲がっているので、それが迂回路のようにもとれる。しかし、未舗装だし、道幅は1車線分しかないし、両側は草に覆われている。どうするか、車を止めて考えていたら、たまたまその未舗装路から、車が2台出てきた。それに意を強くして突入を決意。

王子が岳への一般道 少し進むと、未舗装のままながら、道幅が広くなった。2車線から1.5車線幅。
 どうも、ただの未舗装路というより、これから舗装工事をするような感じだった。路面はフラットな砂利道だが、ところどころ凸凹の部分もあり、注意は要する。
 ときどき対向車があったので、道としては間違っていないだろうと思えてきた。
 そんなに遠くまでではないが、景色の見えるところもある。木があまりなく、なんか寂しげな景色ではあったけど。
 左手に池が見えてきて、県道王子ヶ岳線に出た。T字路(↑)を左へ。

道路 山頂 県道462号 王子ヶ岳線

 県道462号王子ヶ岳線を快走し、ほどなく王子が岳に着いた。ここでしばらく、景色を堪能する。
 王子が岳から東へ降りていくと、下の方に渋滞している道が目に入る。「げっ!」と思いつつ進んでいくと、その渋滞は渋川動物公園おもちゃ王国の方へ行く道だった。そちらに用はないので、とりあえず一安心。
 その渋滞の列は、交差点を越えて県道王子ヶ岳線の反対車線までつづいていた。あれでは、王子が岳へ行く車まで、巻き込まれていそう。休日に王子が岳へ行くのに、東側から登るのは避けた方がいいかもしれない。
 幸い、こちら車線には被害が及んでいなかったので、すいすいと降りていって、国道430号に出る。

再び国道430号 渋川海岸付近

 そしたら、国道430号は、東へ行く方向がまだ渋滞している!
 地図にあった、「高州の潮干狩り」のあたりが先頭じゃないかと予想していただけに、これにはがっかり。
 しかし、さっき見てきた渋滞では、いま来た道を引き返すわけにはいかない。
 しかたないので左折して、渋滞の列に入ることにする。交差点の信号が青になっても、2台くらいしか入れないくらいの状態。
 その先で内陸側に入る県道427号槌ヶ原日比線までの我慢だと自分に言い聞かせ、気晴らしに窓を全開して、カーステレオに谷村有美をかける。

 少し期待した渋川海岸への入口を過ぎてもは流れは変わらず、渋川海岸へ入る2つ目の交差点に来ても、まだ車は減らない。
 それどころか、信号が青になっても赤になっても、ぜんぜん進まなくなってしまった。地図からすると、内陸側へ分岐できるまで「あと少し」と思われるのだが、このペースでは、「あと少しの距離」=「あと少しの時間」には思えない。
 ここで決断。走る方向よりも、渋滞を避けることを優先することにする。そもそも、明確な目的地などないのだ。私は「ドライブ」に来たのだ。その本来の目的を忘れ、谷村有美でごまかしてはいけなかったのだ!
 脇道を利用して向きを変え、西へと走る。向きを変えただけで、同じ道が、一転してシーサイド・ドライブに変わる。さっき県道王子ヶ岳線から出てきたT字路(→)を過ぎ、王子が岳の下を走る。上から見えた崖下の道である。はじめからこっちへくればよかったと思う。

 ところが、だ。
 なんと、こっちの方向でも渋滞になってしまった。さっきの渋滞は判断ミスだったとしても、これでは八方ふさがりである。もう迂回しようがない。
 まあ、さきほどの渋滞に比べれば、少しずつ前に進んではいた。そのうち、反対車線は流れているようになってしまい、東行きは児島からずっと渋滞していたという予想がはずれる。しかし、反対車線の流れを注意して見ると、来る車が固まっているようだ。これは、工事の片側交互通行かな、と思うが、連休中に工事なんかするのか、とも思う。

 結局、渋滞の先頭は、玉野市から倉敷市へ入ったところでの工事中片側交互通行だった。
 がけ崩れ関係の工事らしく、道路の山側半分が大きな壁でふさがれていて、休みだからといって、撤去するわけにはいかなかったようだ。
 そこを過ぎると、流れは順調に。ほどなく、県道王子ヶ岳線の西側の入口に着いて、右折する。

道路 山頂 再び県道 王子ヶ岳線

 これでやっと走れるぞ、と思ったのも数十メートル。遅い車に前を阻まれてしまった。カーブのつづく山道なので、追い越すポイントがまったくない。
 さっきの渋滞はやむを得なかったとしても、これはつくづく運がない。自分の不運を呪う。
 まあ、しばらく走ったら、どいてくれたけど。
 その後は、あっというまに再度王子が岳を通りすぎ、その先で長尾の方へ向かう一般道へ左折する。

王子が岳からの一般道

 王子が岳の東から、県道長尾児島線へ出る一般道。ツーリングマップル中国・四国(1999年3月版)では紫色のダートになっていたけれども、ちゃんと舗装されていた。交通量は少なく、王子が岳への裏道としていいかも。

県道266号 長尾児島線 長尾付近

 県道266号長尾児島線へ出ると右折して東進。やっと、「迂回」を終えて、本来の方向へ向かいはじめた。
 まっすぐ走っているうち、いつのまにか、県道62号玉野福田線に入っていた。

県道62号 玉野野田線 長尾付近

 長尾交差点につくと、右方向の宇野方面へは、ここでも渋滞。いったい、宇野になにがあるんだろう?
 角のコンビニでサンドイッチを買って、遅い昼食をとる。王子が岳には食べるものはなかったし、渋滞中と迂回中は、それどころじゃなかった感じ。ここでやっと一息だ。

県道427号 槌ヶ原日比線 長尾〜秀天橋

 長尾交差点からは、当然、渋滞していない左方向へ行く。
 問題なく走って、秀天橋国道30号に出た。

国道30号 秀天橋〜田井

 国道30号へ右折し、東へ向かう。途中、道の駅みやま公園に立ち寄る。
 宇野方面への道なので、また渋滞しているんじゃないかと、ちょっと心配したけど、田井までは無事だった。その後は県道74号 倉敷飽浦線に入り、もう渋滞に巻き込まれることはなかった。

おすすめ度 :★★☆☆☆
人気度    :
★★★★★
行った日時 :1999年5月3日(月・祝) 12〜15時頃

地図有 国道430号の地図 (74KB、56.6kbpsで約20秒)

 

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