★★★ Precious Road ドライブ旅行記 > 都道府県別 > 長野 > ● 塩尻のドライブスポットアルプス連峰パノラマ展望台北アルプスを望む、高ボッチ高原の展望所。 高ボッチスカイライン沿いの高ボッチ第2駐車場の端が、北アルプスを望む展望所になっている。未舗装だが何十台分かはある広い駐車場で、無料。 中央部に10センチくらいの高さの台があり、その周囲に展望案内が刻まれている。とくにその台の上でなくても、駐車場の端のどこからでも、北アルプスの山並みを一望できて、テーブルやベンチが並んでいる。海抜1643メートル。 自然保護センターという小屋があり、高ボッチ高原の動植物を写真で紹介していた。入場無料だが、中にあった飲料自販機は150円という山上価格。別棟にトイレあり。 なお、ツーリングマップルR関東甲信越(2007年版)44ページでのマークの位置は、1キロくらい南西にずれている。 ここから東へ歩いた高ボッチ山からは、諏訪湖・南アルプス・八ヶ岳・富士山が望めて、そちらもおすすめ。
平出博物館 (ひらいで)平出遺跡を中心とした、塩尻市立の歴史博物館。 塩尻市街の東側、国道153号を南下していくと、下大門交差点の案内標識では、直進方向に「平出遺跡」という表示。なので直進していけばいいのかと思ったら、信号は、斜め左の国道の反対方向が同時に青になるものだから、右折待ちの状態へ。それじゃあ、交差点案内標識と信号の直進扱いが違ってるでしょ。 1キロ半ほどで、森の中へ入ったところで、左側に博物館がある。狭い道へすこし入ったところで、博物館の建物前に未舗装の駐車スペースがあったので、そこに車を置いたが、あとでよく案内表示を見ると、西へ50メートル先にちゃんとした無料駐車場があったようだ。 入館料は大人300円。窓口には、人が常駐しているわけではないが、すぐに来てくれた。 ふたたび、中庭の閉めにくいドアを2回通過して戻り、左側の塩尻の古代の部屋へ入ると、菖蒲沢瓦塔(しょうぶざわがとう)という五重の塔の模型のようなものが、一番の見どころだろう。長野県宝ということで、立派なものだった。そこから2階へ階段があるのだけど、登っていくと2階の部屋は立入禁止だった。だったら、階段の前に表示しておいてほしいなあ。 展示は全体的に大人向けで、落ち着いたもの。隣は、平出歴史公園になっている。
塩尻市のサイトより、平出博物館のページ (別ウィンドウに開く) 平出歴史公園平出博物館の屋外展示という感じのところ。 平出博物館の隣にあり、駐車場は共通。この公園は無料で入れる。 入ってすぐ右手に、古墳時代の復元家屋がとしては、全国初のものがある。中へ入れて、わりと広く、中にも説明書きがあった。 そこからどちらへ進むべきか迷ったんだけど、公園の中央通路のようなところを進むと、右奥に、高床式倉庫が見えてきた。そちらへ向かうと、最後にすこし段差があり、正規の通路ではなかったようだ。でも、そこが踏み跡で道のようになっていたのは、「道」というものが本来どのようにできるものかを表していた。 その奥には平出古墳群の円墳が2つあり、その1つには、わりと大きめな石室があった。中に入りたければ入れる。(右写真) さらに奥へ進むと、菖蒲沢窯址(しょうぶさわようし)という奈良時代の窯を移築復元したものがあった。平出博物館にある、五重の塔を作ったものらしい。 そこから、公園の中央通路のようなところを戻ると、石敷きの通路は、石が大きすぎるものだから、歩きにくかった。この公園を作った人には、もうすこし勉強してもらいたいなぁ。
平出遺跡公園平出遺跡を一部復元した公園。 公園の駐車場は、県道305号床尾大門線沿いにある。途中までのアクセスは、平出博物館の項を参照。道路に囲まれた三角形のスペースで、特に区画線はなかった。 南へ150メートルほどのところが、古代の農村というエリア。大きめな竪穴住居が2つあり、1つは古墳時代のもの。中に入れて、カマドがあった。(右下写真) その東に、ガイダンス棟という2階建ての建物がある。その斜め向かいに、5台分くらいの砂利敷きのスペースがあるので、車ですぐ近くまで行くこともできる。ここも道は狭いが。 その建物前が、縄文の村という広場。こちらには、縄文時代の竪穴式住居が7つくらいある。ずいぶんたくさん復元したなという印象だった。中に入れて、石で囲んだ炉に土器が置いてあったり、薪が並んでいたが、ビニールのヒモで束ねてあったりしたのは、なんとも… 平出歴史公園とちがって、開けた場所にあるので、写真は撮りやすい。 なお、平出博物館からこの公園の間の道は、すごく狭い。博物館でもらった紙によると、どちらかの駐車場に車を置いて、歩いて回るのが、公式の推奨ルートのようだ。
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