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● 尾鷲のドライブスポット (おわせ)

展望地公園 大曽根公園大曽根公園展望台より

 尾鷲湾を望む展望台のある公園。

 尾鷲市街から、県道778号 中井浦九鬼線で南下し、大曽根浦駅から1キロ弱東のあたりで、道路の前方左側に展望台が見えてくる。
 展望台の脇の橋の下を通過した先、左側にすこし入ったところに公園の駐車場がある。道路右側にも車を止められるようなスペースがあった。そこから県道を歩いて戻って、展望台のある高台へ歩いて登るかたちになる。徒歩数分というところ。

 展望台は、高台の上にある高さ1メートルほどのあずまやで、尾鷲湾を見渡せる位置にある。望遠鏡が備え付けられていて、無料で見れるのがサービス良。

 県道から右へ入っていく道は、青年の家というところへ行く。県道の上をまたぐ橋は、歩行者専用で、車では渡れない。
 県道の右側が公園のメインで、トイレ、テニスコート、屋外ステージなどがある。案内図によると、周辺はつばき園になっているようだ。

おすすめ度 :★★★★
人気度    :
☆☆☆☆ (私だけ)
行った日時 :2000年12月27日(水) 9時頃

観光施設 木名峠 狼煙場跡木名峠 狼煙場跡

 異国船の発見を伝達するための、のろし場の跡。

 国道311号九鬼から南下し、三木浦の2キロくらい手前で、海側への脇道へ入る。

(追記:その後、早田トンネルと三木浦トンネルが開通したので、旧道へ入る必要があると思われる。)

 カーブの外側への道で、角には「とるな植物」とか「磯釣禁止」とかいろいろ看板があるなか、この場所と三木崎園地を示す木製の矢印がある。
 1車線道を入っていくと、林業の作業場のようなところを通過した先で、道の左側に、この場所への入口がある。道の右側には、砂利敷きの駐車場があり、ここから西側の賀田湾を見下ろせて眺めがいい。

 駐車場からは歩いて1分もかからず、のろし場跡へ。こちらからは、東側の太平洋・熊野灘を見渡せて、ここにのろし場を置いたわけがうなずける。
 のろし場跡というのは、素人目には、石が丸く並んでいるだけのものだが、景色の眺めがいいので、そういう意味で立ち寄ってもいい場所だと思う。
 いちおう、あずまやあり。
 尾鷲市指定文化財(史跡)。

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :
☆☆☆☆ (私だけ)
行った日時 :2000年12月27日(水) 13時頃

岬 三木崎灯台三木崎灯台

 山の中腹の灯台。

 国道311号から、木名峠狼煙場跡への脇道へ入り、さらに奥へ進む。
 1車線道を2キロくらい入っていき、水のないダムのような広い斜面が現れたところに、遊歩道の入口がある。「吉野熊野国立公園 三木崎園地 入口」とある。駐車場はとくにないが、道が広がっているので、道端に車を置いておいて問題ないと思う。このときは、先客2台。

 そこから、遊歩道を歩いていく。最初はずっと階段の登り。いきおいこんで歩くと、すぐバテるので、散策気分がいいと思う。遊歩道は、階段や転落防止柵など、よく整備されている。途中、道の分岐があり、「つばき園地 0.3KM」というのもあるらしい。道の途中には、そんなに眺めのいいところはなかった。
 地図で見ると、灯台まで直線距離にして1キロくらいなのだが、アップダウンがあり、私の足で約25分かかった。

 灯台は山の中腹にあり、水面から150メートルとのこと。白い灯台の周囲はフェンスで囲われているが、その手前のコンクリートの台から海を見渡すことができる。ただ、灯台の左側(北側)はあまり見えず、視界がそれほど広くないのが、いまいちだった。観光用に配慮された場所とは言えない。

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :
★★☆☆☆ (すれちがったのは2グループ)
行った日時 :2000年12月27日(水) 11時頃

景勝地岬展望地 三木崎 海金剛

 熊野灘に面して縦長の岩が並んだ、断崖絶壁。

 三木崎灯台への遊歩道を、さらに奥へ歩いていく。
 山の斜面を降りていった先で、木の間から入り江が見える場所があり、海沿いに縦長の岩が並んでいるのが見える。これも「海金剛」の一部なのかな?

 その先、道は2つに分かれる。角の木の幹に「海金剛」と右を指した手書きの板がくくりつけられている。
 そこを左へ入っていくと、はじめのうちは、これまでのように整備された遊歩道なのだが、だんだん道がわるくなり、そのうち、どこが道だかわからなくなってくる。林の中を無理に先へ進むと、断崖絶壁の岩が、木の葉の間から、なんとかかいま見えた。断崖の岩はなかなか見事だが、見晴らしは全然よくないし、足場もよくない。けっこう探したつもりなのだが、遊歩道の行方はわからなかった。いいかげんな遊歩道だ。

 さて、さきほどの分岐から「海金剛」と書かれた右の道を行くと、また分岐がある。左側の木の幹に、青い布ひもが結びつけられていた。目印なのだろう。そこを左へ降りていき、海岸へ向かう。このあたり、灯台までの遊歩道のようには道がよくないが、最後の方はいちおう石段が作られている。

三木崎海岸 ついに海岸に出ると、左右に岩場が広がる。入り江の奥近くなのだが、なかなか景色がいい。ここまで来てよかったと思った。(右写真)

 さて、せっかくここまで来たのだから、さきほどの断崖絶壁の岩が見えないかと、海岸を左へ向かってみた。
 当然、道などはなく、適当に岩づたいに歩いていく。だいぶ歩いたせいか、暑くなってきてコートを脱いだものの、両手で岩につかまらないと進めないようなところもある。仕方ないので、コートは途中に置いていくことにした。
 最初に海に出たところから左端に見えた突端部あたりまで進むと、ついに断崖絶壁の岩の上に出た。前に、木の葉の間から見えたところだ。
 高さが何十メートルあるのかわからないが、ほとんど垂直に切り立った岩が、海へまっすぐ落ちていく。正直に言うと、私は足がすくんでしまって、立ったまま下を覗けなかった。足をすべらせたら終わりなので、自己責任の場所だ。思ったよりずっとすごいところへ来てしまった。
 この岩場を見物するには、船で行くのが本来のようで、たしかにその方が全景が見渡せるだろうが、船ではこのスリルは味わえないと思う。
 断崖の上へ出るポイントは、波打ち際ではなく、岩場の一番上の方を進んでいくこと。だいぶ時間がかかってしまったけど、ここまで来てよかったと思った。

 なお、帰り道の、海岸から上へ登っていく石段の入口には、目印に赤いホースのようなものが木の枝に差してあった。なかなか親切。
 景色を見ていた時間も含めて、車を止めた場所から、往復2時間15分だった。途中で、道がなくなってしまうところへ入り込まなければ、2時間くらいか。

写真有 三木崎海金剛 Photo Collection (85KB、56.6kbpsで約23秒)

おすすめ度 :★★★★★
人気度    :
☆☆☆☆ (灯台から先は誰にも会わなかった)
行った日時 :2000年12月27日(水) 11〜12時頃

(おまけ)

展望地 八鬼山の展望地八鬼山の展望地?

 国道311号の近くで、ツーリングマップル関西(2005年4月版)に好展望地マークの付いているところがあったので、向かってみた。

 八鬼山トンネルの南から、県道778号 中井浦九鬼線へ入って約2キロ進み、右へ県道を示す黄色い矢印があるところを、左後方へ急角度で登っていく狭い坂道へ。
 200メートルほど登ったところで、視界が開けたが、そこが展望地か? 多少の草地広場で、何の施設も表示もなかった。まあ、周囲の山と、その先に海がすこし見える。

 道はそこで舗装が崩れていたが、すこし先からまた舗装されているようだった。

 あとで調べたら、1キロくらい北に「健康とゆとりの森」という公園があって、そこに「展望の丘」というのがあるらしいので、そこのことじゃないかという気もするけど…?

おすすめ度 :★★☆☆☆
人気度    :
☆☆☆☆
行った日時 :2005年8月8日(月) 11時頃

mapion 八鬼山の展望地マークの場所

 

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