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旧大杉林道　　

　海山（みやま）から宮川貯水池への眺めのいい山道。県道６０３号 大杉谷海山線。

　国道４２２号は紀伊長島〜宮川間が不通だが、南にあるこの道で、国道４２号とつながっている。

　国道４２号の船津駅の１キロくらい東、大河内川を渡る短い橋の西端からこの県道に入る。入ってすぐのところに「道路情報」と題した表示板があったが、内容が空白だったので安心して進んでいくと、しばらく進んだ先に、通行止めの看板が！

　全面通行止（人、車共）　海山町大字河内地内
　平成１３年３月２１日まで（日曜、祝日を除く）
　午前８時〜１０時、１０時２０分〜１２時、午後１時〜３時、３時２０分〜５時

　時計を見ると、ちょうど３時。ラッキーだったけど、こういうものは県道の入口に出しておいてほしいぞ。朝、須賀利の方へ行く途中に、わざわざこの県道入口に立ち寄って、通れそうだな、と確認しておいたのに……

　はじめのルートとしては大河内川に沿って進む道だが、あまりリバーサイドという感じはなかった。早く工事区間を通過してしまおうと、先を急いでいたせいかもしれない。森の中の１〜１．５車線道。

　工事区間は無事通過。はじめはアップダウンがあまりないが、その後、ずっと山を登っていく。前方の山肌に、これから登っていく道が遠く見えるところがあって、あそこまで行くのかぁ、と思う。けっこう急な山の斜面を、崖にへばりつくように登っていく。どんどん眺めもよくなる。こんどは逆に、通ってきた道をはるか下に見下ろせるところもある。（左写真）

　旧海山町と旧紀伊長島町の境は、萱ノ峠というようだが、とくになにもなかったと思う。
　紀北町（旧紀伊長島町）と大台町（旧宮川村）の境は、水呑峠というようで、短いトンネルがある。ここを過ぎると、こんどは宮川方面への視界が広がる。とくに展望場所のようなものは作られてないが、上の方では、どちら側も眺めは抜群。屈指の展望ルートと言える。
　路面のところどころには、雪がうっすらと残っていた。

　出会った対向車は１台だけだったが、材木を積み込み中のトラックもいたので、そういう車も通るのだろう。こういう狭い道では、出会いたくないなぁ。

　ずっと下っていき、宮川貯水池に着くと、右カーブの左外側に、砂利敷きの駐車場がある。ベンチがあるのだが、周囲の木々で、湖はあまり見えない。展望場所というわけではなさそうだ。その場所の先端から下へ降りていく歩道があったが、時間が押していたので、そこはパスした。

　その１キロくらい先に、貯水池を渡る吊り橋がある。そこからは、県道５３号 大台ヶ原線になるようだ。

おすすめ度　：★★★★★　（展望抜群）
人気度　　　 ：★☆☆☆☆
行った日時　：2000年12月27日（水）　15時頃