★★★
Precious
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瓶ヶ森線 

石鎚山系の稜線を走る、村道瓶ヶ森線。
標高1400〜1500メートルくらいの尾根筋を走る、村道スカイライン。
瓶ヶ森林道と書かれている地図もあるが、現地の標識には「村道」とあった。
(追記:その後、本川村はいの町へ合併したので、今では町道か?)
「京阪神からのドライブベストコース'98」では「瓶ヶ森林道」というタイトルで「全線ダート」と書かれていたので、最初は行くつもりはなかったのだが、インターネットで調べていくと舗装されたようなので、行ってみることにした。
ただ、対向車とすれ違えない狭い道なのに休日は観光客が増えてしまったという話もあって、そういう道へゴールデンウィークに行くのは、自殺行為かという心配もあった。
東端の旧・国道194号との分岐点の駐車場から、そろそろ出発しようかと思ったとき、決して小型とは言えないトラックが2台、この道へ入っていった。最初から、前途多難な様相。
少し時間をおいてから出発したのだが、結局追いついてしまって、再度休憩…
その後、2回目に追いついたところで、トラック2台は脇道へ入って行ったので、なんとか一安心。
道は1車線幅だが、舗装はちゃんとされていた。
はじめのうちは左方向に眺めがよいが、尾根伝いの道で、右方向に眺めがよくなるところもある。
伊予富士に近づくと上の方に草原が見えてきて、特に東黒森〜自念子ノ頭〜西黒森のあたりは草原の中の道になって、視界が広い。
沿道に特に展望台などはないが、ところどころに道が広くなったスペースがあり、景色を眺めることができる。道は狭いが、眺めの点では、一級のスカイラインだ。
瓶ヶ森線からのパノラマ (約39KB、56.6kbpsで約10秒)
瓶ヶ森山の少し先には、未舗装の駐車場があった。登山の起点になっているようだ。
その数百メートル先の左カーブには、「石鎚山系鳥瞰図」という景色案内図があり、石鎚山や子持権現山をきれいに望める場所なので、ここは立ち止まりたい。
その先の伊吹山は、わりと簡単に山頂まで行ける沿道の山。
よさこい峠は、高知県道40号
石鎚公園線との交差点で、茶屋らしきものがあった。
さらに2.5キロほど進むと、土小屋で石鎚スカイラインに出る。最後まで道幅は広がらず、くねくねと狭い道がつづいた。
結局、対向車は数台で、一度もバックする必要はなかった。時間が早かったおかげか。
全線舗装。冬期閉鎖。
愛媛県西条市と高知県いの町(旧本川村)の境を走る道だが、「村道」と書いてあったからには本川村の道だったのだろうから、高知県の目次に入れておく。
おすすめ度 :★★★★★
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2004年5月1日(土) 8〜9時頃
→道の景色のページ
(おまけ)
瓶ヶ森線へ至るまでの道についても、ついでに書いておく。
愛媛県西条市から南へ。
よく整備された、快走できる2車線道。農村の中から山へ向けて登っていく道となるが、わりと長い登坂車線があって、よく配慮されている。
ゴールデンウィークだというのに、前の車に追いつくことが一度もなかった。対向車もまばら。走るタイミングによるのだろうが、運転していて、思わず顔がほころんできてしまうくらい、非常に気持ちよく快走できた道だった。
四国の人は、ゴールデンウィークが始まっているのがわかっているのか、心配になったくらい。
おすすめ度 :★★★★★ (走るタイミングによるのだろうが)
人気度 :★☆☆☆☆
行った日時 :2004年5月1日(土) 7時頃
寒風山トンネルの手前で、旧道へ左折する。入口には方面標識があり、行き先は「寒風山」。
1〜1.5車線幅の狭い道で、ヘアピンカーブで登っていく道だが、ヘアピンとヘアピンの間はわりと距離があるので、その間はアクセルを踏みこめる。ヘアピン以外に細かなカーブもあるので、こういう道ではカーナビが役に立つ。
道路上に国道時代の標識がわりと残っていて、この道が旧・国道194号であることを物語っていた。
周辺の山の景色もわりとよく、山の中へ登ってきたなぁ、と思えるローカルな山道だった。山の眺めもいい。
旧寒風山トンネルは、センターラインは引いてないが、対向車とはすれ違える幅がある。ただし照明なし。この中で愛媛県から高知県に入る。
トンネルを抜けるとすぐに、瓶ヶ森線との分岐がある。角に駐車場とトイレあり。休憩用の駐車場と書いてあるのに、人の数より車の数が多かったのは、登山者のマナーの問題か?
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★☆☆☆☆
行った日時 :2004年5月1日(土) 8時頃