★★★
Precious
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● 三次のドライブスポット(みよし)
アイガモの群れが小川にいる。
国道54号・出雲街道を三次市街から北上したところ。
国道に面して、横長の広い駐車場があり、その奥に建物が並んでいるという、シンプルでわかりやすい構造。
朝早かったので、店はまだ閉まっていた。
建物の裏手に、小川があり、そこにアイガモの群れがいた。
コンクリートの直線の岸で、親水公園として人工的につくったような川。途中、石が積み重なって渓流のようになっているところがあり、そこは歩いて乗り越えていた。そのヨチヨチ歩きの様子や、毛繕いしている仕草など、なかなかかわいい。
岸辺にテーブルやベンチもあり、アイガモを眺めながら、休憩できる。
説明書きは、とくになかったが、道の駅で飼っているみたいだ。
とるぱになっている。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2009年10月24日(土) 8時頃
道の駅ゆめランド布野のサイト (別ウィンドウに開く)
常清滝(じょうせいたき)
パッチワークのような滝。
県道62号庄原作木線を、国道375号との交差点から、東へ1キロ。県道からの入口は、信号のないT字路で、道路上に案内標識があるのでわかりやすい。
南へ脇道へ入っていくと、左側に作木支所があり、その先の左側に、滝見学用の駐車場がある。30台分弱で、トイレあり。
見学・駐車場とも無料。
奥へ階段を登っていくと、車道に出て、鳥居がある。車止めがあるので、その先は歩道でも車道でも、歩いていける。
いったん休憩所があり、そこからは土の遊歩道で、森の中を歩いていく。途中に、滝までの距離が表示されていて親切。徒歩7分で、常清滝に着いた。
おお、と見上げてしまう高さがある滝だった。一気に流れ落ちているわけではなくて、角張った岩を伝うように、何層にも分かれている。十二滝のように、数えようもない複雑さを持つ、マルチでコンプレックスな滝。
周囲の紅葉は始まったところで、色がまばらだったが、そのパッチワークのような色加減と、滝自体のパッチワークさが相まって、いい味わいを出していたと思う。
石碑があり、高さ126メートル、3段に分かれていると書かれていたが、そんなに単純じゃないよ。
後方へ坂を登ったところに、展望台と称するあずまやがある。内部にコの字型のベンチがあるが、座りながら滝が見えるのは、横向きの滝寄りの1席だけだろう。
朝早かったせいか、ほかに誰もいなかったが、帰り道では2組とすれ違った。
日本の滝百選、広島県指定名勝になっている。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★☆☆☆☆
行った日時 :2009年10月24日(土) 9時頃
広島県のサイトより、常清滝のページ (別ウィンドウに開く)
古墳や古代住居のある歴史公園。
国道375号を、三次インターから南へ4キロ半、備北広域農道からだと南へ2キロ。200メートル手前に予告標識もあり、入口はわかりやすい。信号のないT字路で、東へ入る。
その脇道の途中から左へ入ったところと、突き当たりの右に、駐車場がある。2つ合わせて百台分以上。利用時間は9時〜17時で、17:30に施錠と追記されていた。
入園と駐車場は無料。園内の広島県立歴史民俗資料館だけ有料。
第1駐車場の右奥に、大きなあずやまのような休憩所がある。飲料自販機、トイレあり。
その前に、大きな園内案内図があり、右のボタンを押すと、園内の説明音声が流れる。まずはここからスタート。
舗装された遊歩道を奥へ進むと、古墳の横穴式石室、竪穴式石室、箱形石棺がある。どれも移築したもの。
民俗資料常設展示館は、このときは「農耕の四季」というテーマで、昔の農機具などがあった。
旧真野家住宅は、江戸時代初めの古民家を移築したもの。土間には入ることができる。国指定重要文化財。
奥に、七ツ塚古墳群がある。さらに奥に、浄楽寺古墳群もあるが、そこは省略した。
引き返すと、古墳時代の家が3軒あり、竪穴住居、高床倉庫、平屋住居。鍵が閉まっていて、中を見ることはできないが、見られるところも多いのになぁ。(右写真)
見学コースが3つ設定されているのだが、以上が古墳散策コースで、案内図では45分、私の場合は約30分だった。
最後に日時計を見に行くと、入口に近い方の駐車場の脇に、埴輪が見えた。これは案内図に載っていないので、あやうく見逃してしまうところだった。
前方後円墳の形をした平らな場所に、人物埴輪、馬形埴輪、鳥形埴輪、家形埴輪、舟形埴輪などがずらっと並んでいる。説明書きはなかったが、どうやら全国の著名な埴輪を模したもののようだ。学術的にはあまり価値はないのだろうが、私的には、ここが一番の見どころだと思う。
みよし風土記の丘 写真集
みよし風土記の丘 埴輪 写真集
おすすめ度 :★★★★★
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :2009年10月24日(土) 11〜12時頃
広島県教育委員会のサイトより、みよし風土記の丘のページ (別ウィンドウに開く)
広島県の歴史と民俗を展示。
みよし風土記の丘の中にあるので、アクセスはそちらを参照。
入館料は、通常大人200円だが、このときは企画展もやっていて500円だった。
常設展示室に入ると、まず大きな広島県のジオラマ。ボタンを押すと、場所のランプが点灯し、奥に写真が表示される。
次に、ボタンでスタートするビデオがあったが、広島の歴史ではなく、館内の案内説明で、これから見るならあまり意味はなかった。よく見ると、そういうタイトルだったが。
そこから時代順で、人類の進化から。
旧石器時代の後、縄文時代はわりと短く、弥生時代の方が長かった。広島県の特徴なのだろう。矢谷墳丘墓の特殊器台と特殊壺は、国指定重要文化財で、これだけ専用のパンフレットがあった。
古墳時代は、円筒埴輪が数個に、家形埴輪。なかなか元気な馬形埴輪が印象的だった。
昔の鉄剣を復元した方法などがあり、最後はジオラマで、みよし風土記の丘にある古墳について。
歴史民俗展示室というのが別にあり、年4回程度の展示とのこと。このときは「ちょっと昔の道具展−はかる−」で、いろいろなものを計る・測る道具が並んでいた。
休憩コーナーには、風景写真が展示されていた。図書コーナーもある。
企画展示室は、「古代の出雲と吉備の名宝」で、神楽(かぐら)、銅剣や銅鐸、仏像など。国宝や重要文化財もあり、なかなか見ごたえがあった。
最後に、広島と出雲を結ぶべく建設中の、中国横断自動車道尾道松江線(松江道)のパネル展示。そういうオチかよ、という気がしなくもなかった。
建物の裏手には、コイのいる池がある。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :2009年10月24日(土) 11時頃
みよし風土記の丘の中にあるので、アクセスはそちらを参照。
中央の最も高いところにあるのが、第15号古墳で、直径28メートルの円墳。
第9号古墳は、全長29.5メートルの前方後円墳。
第11号古墳は、全長28.5メートルの帆立貝形古墳。(右写真)
全体の説明板のほか、以上の3つには、説明板がある。あとは円墳がたくさんあり、それぞれ番号が表示してある。
けっこう草が生えていて、古墳の上には登らないように注意書き。石室はなかった。
古墳が密集しているので、ひたすら地面がぽこぽこ起伏しているという感じで、それほど見ごたえはない。
広島県立歴史民俗資料館に、古墳の現在と当時の姿を比較した模型があったが、それを手がかりに、当時の姿を想像するしかない。
浄楽寺古墳群と合わせて、国指定史跡になっている。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★☆☆☆☆
行った日時 :2009年10月24日(土) 12時頃
エレベーターで昇降でき、展示ギャラリーがあるダム。
備北広域農道の西区間の東端、県道61号三次庄原線と県道441号長塚三良坂線の南端との十字路から、東へ進む。
坂を登っていくと、道路右側に現れる駐車場が、灰塚ダム見学用の駐車場。小型車12台+大型車3台。
その先に、灰塚ダム本体と、管理事務所がある。事務所前の駐車場は、職員用のようだ。
江の川の支流・上下川にある重力式コンクリートダムで、高さ50メートル。
ダムの上は2車線道で、下流側に歩道がある。一般の車も自由に通行できる。
ハイヅカ湖の見える範囲は狭いが、曲がりくねって複雑な形をしている。
ダムの中を昇降するエレベーターに乗ることができるのが特徴。利用時間は午前9時〜午後4時で、年末年始は休み。
エレベーターを下へ降りたところは、コンクリートに囲まれた地下通路だが、展示ギャラリーとなっている。ダムや周辺の自然を紹介するパネルや、子どもの絵がずらっと並んでいた。地元のFM放送が流れていて、なかなかにぎやか。灰塚ダムのパンフレットも置いてあった。
ダムの下流には、上下川を渡る橋があり、ダムを正面から見ることができる。(右写真)
その横にも、ダムの説明板があり、わかりやすい。
さらに下流には、灰塚ダム記念公園がある。広場と駐車場が見えた。
ダムを渡った南側にも駐車場があり、16台分。ダムを反対側から斜めに望めるくらいだが。
ハイヅカ湖の対岸にも、展望駐車場があり、湖をはさんでダムを正面から見ることができる。
灰塚ダム 写真集
おすすめ度 :★★★★★
人気度 :★☆☆☆☆
行った日時 :2009年10月24日(土) 13時頃
国土交通省中国地方整備局のサイトより、灰塚ダムのページ (別ウィンドウに開く)