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絶景の道100選 ツーリングガイド絶景の道100選 ツーリングガイド

 2輪車ツーリング向きの道を、全国から100本紹介した本。

 Gakken Mook OutRider Special Edition と書かれていて、学研ムックであり、ツーリング雑誌「アウトライダー」の別冊のようなもののようです。

 2輪車用の本なのですが、有料道路の料金に普通車料金も表示されているので、4輪車のドライブガイドとしても使える本になっています。これは、ツーリングマップルも見習ってほしいところ。少数意見でしょうけど。

 メジャーな観光道路から、ダートの林道まで、幅広く選ばれています。富士山、伊豆半島、磐梯・会津、南紀、南信州の5地域が特集になっていて、やや重点が置かれています。
 自分が走ったことのある道は約3/4でしたが、ほとんど納得の選択でした。巻末に国土交通省の日本の道100選も簡単に紹介されているのですが、各県からまんべんなく選ばれている国土交通省の100選とちがい、1本も選ばれていない県が10県以上あるのは、いさぎよい選択だと思います。林道はあるのに、農道が1本もないのは気になりましたが。

 それぞれの道について、「走りの楽しさ」「展望の良さ」「周辺の見どころ」「交通量の少なさ」という4つの項目を、星1〜5個で評価していて、これは特長がわかりやすくていいと思います。自分のこのサイトでも、改良しようかと思っていることに近いのですが。

 地図は、20万分の1のものが、巻頭で特集されている5地域分だけあります。広い道も狭い道も同じように表示されているし、広域農道は明示されていないし、あまりドライブに使える地図とは思えませんが。

 広告と目次の次は巻頭特集が始まるので、まえがきとか、全体のインデックスマップのようなものはないのだなぁ、と思ったら、なぜか中ほどにありました。

 気になったところは「中山道・木曽路」で、地図やデータでは国道19号の塩尻〜中津川となっているのに、写真はどう見ても国道には見えなくて、旧街道という雰囲気。この国道19号って、走りやすい道だけど、すぐに大型車の後ろについて走ることになり、むしろドライブには避けたい道のひとつだと思うのだけど、2輪車にはいい道なのでしょうか。それとも、ほんとのおすすめ道は旧街道の方かも。

   発行:学習研究社  定価:¥1200(税込)  サイズ:A4版   記:2006年11月12日

 

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