★★★
Precious
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● 岡村島のドライブスポット
住所は愛媛県今治市だが、本州から安芸灘とびしま海道で橋を伝って行くことができる。

岡村島の山上にある展望台。
岡村島の県道177号大下白潟線を岡村港の方へ東進していくと、左側に大きな壁画があり、その前の坂道が入口。案内表示があるので、入口はわかりやすい。入口が急角度だが。
そこからの道は、1車線幅の狭い道を登っていく。分岐点ではほぼ道なり、案内に従っていけばよい。最後に、民家の前で右急カーブがあり、いったん左へ振らないと、曲がりきれない。対向車には要注意で、坂道をバックする覚悟が必要。
展望台に着くと、その周囲が適当に駐車スペースになっている。
入場・駐車場とも無料。
2階の高さの、∩字型の展望台。南側に180度以上の視界があり、展望はなかなかよい。斎灘から来島海峡の芸予諸島の島々を見渡せて、しまなみ海道の来島海峡大橋も望めた。100円双眼鏡があるが、展望案内図やベンチはない。
1階には、ベンチがいくつか並んでいるほか、トイレあり。デコポンと新甘夏を無人販売していた。
後ろ側に遊歩道の階段があり、そこを登ったところも展望所になっている。視界は限られてしまうが、眺めのよいところに、丸太のテーブルと丸椅子もあった。
帰り道は、分岐でどっちだったかなと思いつつ、斜め右へ進んでしまったら、島の南端の観音崎の近くで、県道に出た。道の狭さは同じようなものだった。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :2009年5月5日(祝) 14時頃

岡村島の北端にある古墳公園。
岡村島の北岸を走る道を行くと、正月鼻の突端部の西側に、約10台分の駐車場がある。男女兼用のトイレあり。
そこにあった公園案内図によると、東側にも駐車場があったようなのだが、通りすぎてしまったなぁ。
入園・駐車場とも無料。
遊歩道の階段を登ったところが、公園の本体で、まず、子ども用の遊具があった。徒歩2分。
右へ進むと、古墳の石棺が4つある。上半分が露出した状態で、墳丘はない。全体がチェーンで囲まれていて、密集していたが、寄せ集めて移築復元したのか、ひとつの墳丘内に石棺がいくつも埋まっている古墳だったのか?
石の説明板があり、古墳時代の中でも、5世紀初頭の築造と考えられる、非常に希有な古墳とのこと。
石の組み合わせは大まかで、隙間もあったが、1つの中に紫色の花が咲いていたのが、微笑ましかった。周囲に花は咲いていなかったので、誰かが種を入れたのか?
出土品のカラー写真が掲示されているのも、よくできている。鉄剣2、鉄刀1のほか、紡錘車型(ぼうすいしゃがた)石製品が1つ。緑色の凝灰岩(ぎょうかいがん)で作られたもので、糸紡ぎの実用品ではなく、権威のシンボルとして、畿内政権から地方豪族へ与えられたもの。中四国地方の古墳出土品としては、他に例をみないとのこと。
隣りには、石製のテーブルと丸椅子があるのだが、テーブルの上が、このあたりの立体地図になっているのが凝っている。実用的ではないと思うが。
西側の海や島々を望めるところもある。
奥には、石製の蝶のモニュメントがある。あとで調べると、岡村島は、クロツバメシジミという珍しい蝶の生息地で、「蝶の島」らしい。それならそうと書けばよさそうなものだが。
旧関前村の3つの島を模したモニュメントもあった。3つの石が1本の棒でつながっているのだが、今では岡村島だけが本州と橋でつながり、他の2つの島には橋がないのは、皮肉な気もする。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★☆☆☆☆
行った日時 :2009年5月5日(祝) 14時頃