★★★
Precious
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● 青梅のドライブスポット

多摩川の川原に囲まれた公園。
JR青梅駅の南、国道411号が多摩川の南を走る吉野街道の区間から、北へ入る信号T字路には、かんぽの宿への案内表示がある。郷土博物館への案内表示もあるが地味だった。右折レーンなし。
その脇道の突き当たりに、公園の駐車場がある。無料だが15台分しかない。
なお、多摩川の西側、プールの脇に、70台分くらいの駐車場があるが、そちらは有料で1時間100円。
入園無料。プール脇に飲料自販機・トイレあり。
多摩川が岩盤にぶつかり、Ω型に蛇行した内側にある。川沿いの遊歩道や、川へ降りていく階段があり、川原が遊び場のメインか? 内陸部は、ちょっとした広場があるほかは、遊歩道が巡らされた森。
南西部が、すこし高くなっているが、木に覆われていて視界はよくなかった。唯一、外へ出っ張った場所は、チェーンで立入禁止になっていたのが残念。
森の中に、板垣退助像が現れるのが唐突。有名人なんだから、もっとちゃんとした場所に設置すればいいのに。「板垣死すとも自由は死せず」というかっこいい言葉が刻んである。そのときは、死ななかったらしいけど。
南東部は、青梅市郷土博物館や旧宮崎家住宅がある歴史エリア。
東側へ鮎美橋、西側へ柳淵橋と、2本の歩行者用の橋が多摩川を渡っている。色も形もまったく変えてある。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :2010年1月17日(日) 11~12時頃

青梅市の歴史や自然を展示。
釜の淵公園の中にあるので、アクセスはそちらを参照。ネットで調べると、川遊びができる時期は駐車場が混むらしいので、博物館が目当てなら、冬とか天気の悪い日がよさそう。そこで1月の午前中に行ったのだが、さすがに川原には誰もおらず、無料駐車場も半分空いていた。
公園内を徒歩3分。
入館無料。玄関に紙が置いてあって、人数や都道府県・市町村を記入する。
玄関ホールには、太平洋戦争中の爆撃機・B29と飛龍のエンジンの一部、動物のはく製が展示されている。文化財のポストカードが数種類あって、自由に持ち帰れる。
常設展示室は、中規模なのが1室で、無料だからそんなものだろう。周囲は時計回りに時代順で、中央が独立テーマという感じ。
なかなか芸術的な造形の縄文土器が2個に、縄文時代とは思えないほど整った注口土器が見どころ。変わった形の土偶もあったが、青梅に古墳はなかったそうで、埴輪はない。
きれいな鎧兜もあり、国宝の復元品らしいが。
青梅は織物の町だったそうで、布や織機が地域色らしい。
川に住む虫の標本や、青梅の地形の説明もあり、コンパクトに幅広い。
企画展示室は、テーマが多摩川の漁労で、川魚の捕り方と、それに使う道具。
入口には、青梅市の大きなジオラマ模型があり、これは常設だろう。ボタンを押すとランプが光るという、まあよくあるやつ。
月間青梅の文化財という小コーナーは、岩宿時代石器だった。
入口には、羽子板もあり、それも季節もののようだ。
販売品は、書籍類のみ。
屋外にも、大きな木桶、荷馬車などが展示してある。5分の1サイズという水車小屋もあるが、動いていなかった。
見学時間は、約30分だった。
隣には、旧宮崎家住宅という古民家がある。中に入ることができて、昔の道具が展示されていた。囲炉裏で休憩している人もいた。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2010年1月17日(日) 11~12時頃

鮎美橋(あゆみばし)
多摩川を渡る、歩行者用の斜張橋。
釜の淵公園から東へ渡る橋。
中央に人型の主塔が1本ある、白い斜張橋。欄干・照明灯・ケーブルなども、白でまとめられている。
路面のタイルが部分的に色が違うのは、デザインなのか、修理の跡なのか? 昭和58年製ということで、タイルが浮き上がっているところもあった。きれいな形の照明灯も、だいぶ汚れているのがあって、掃除しないのかな?
鮎美橋と名づけるなら、欄干や親柱に、鮎にちなんだデザインがほしかったところ。
上流側・下流側とも、多摩川の川原を見渡せるが、蛇行した場所なので、あまり遠くまでは見えない。奥からマンションが見おろしているのが、東京らしい景色。
橋の西側は、公園の遊歩道が各方向にのびている。下流の郷土博物館の先へ進んだところに、鮎美橋と桜堤と人面岩の写真が掲示してあった。
橋の東側は、直角に接続した階段で、川沿いの道路へ降りる。周囲は住宅地で、近所の人の散歩コースという感じだった。

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2010年1月17日(日) 12時頃

柳淵橋(りゅうえんばし)
多摩川を渡る、歩行者用のアーチ橋。
釜の淵公園の本体と、西のプール脇の駐車場をつなぐ橋。
濃い地味な色のアーチ橋で、戦車に使われるような色だった。真っ白な鮎美橋と対照的。
アーチと水平部分をつなぐのが、斜めのケーブルなので、ニールセン・ローゼ橋のようだが、ケーブルはX字型ではなくW字型なので、トラスド・ランガー橋にも似ている。
アーチ部分よりも、水平部分のパイプの方が太いので、ローゼ橋というよりは、ランガー橋のよう。アーチを横から見ると、曲線というよりも、ケーブルとの接続部ですこしずつ折れ曲がった直線の組み合わせなのも、ランガー橋っぽい。
アーチが内側に傾いた、バスケット・ハンドル型。
まとめると、バスケット・ハンドル型トラスド風ニールセン・ランガー橋と、ここでは勝手に呼んでおく。
上流側・下流側とも、多摩川の川原を見渡せるが、蛇行した場所なので、あまり遠くまでは見えない。西方には、住宅地の奥に、奥多摩の山なみ。
橋の西側は、直角に接続した階段で、駐車場へ降りる。脇には、若鮎の像という、横倒しの鮎ではなく裸婦像がある。鮎美橋と名前が逆か、像の設置場所が逆なのでは?
橋の東側は、公園内の遊歩道に直結して、すぐに森の中へ。
このあたりを、大柳河原と呼ぶようなので、それと釜の淵を組み合わせた名前なのだろうが、大きな柳の木があったのか?

おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2010年1月17日(日) 12時頃