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● 東大和のドライブスポット

公園観光施設 東大和南公園旧日立航空機株式会社 立川工場 変電所

 軍用機工場の跡地にある都立公園。

 駐車場は、公園の東端にある。
 東大和市駅前から、桜街道を西へ約1キロ進み、イトーヨーカドーの手前の信号付き十字路で南へ左折。300メートルほどの信号なしT字路(←)のところで、分岐道とは反対の右側に、駐車場の入口がある。
 駐車場は無料だが、広い公園のわりに30台分くらいしかなく、9割がた埋まっていた。利用時間は月変わりで4パターンもあるので、下記の公式サイトを参照。。(なお、徒歩での最寄り駅は玉川上水駅になる)

 運動広場を中心として、北に戦争史跡、東に野球場とテニスコート、南に親水エリアと、3方向に延びた形をしている。入場無料だが、野球場やテニスコートの利用は有料だろう。
 園内の案内図がないのだなぁ、と思ったが、帰りに見たら道路に面した外側にあった。それは車での来園者に不親切ではないかい? 駐車場の利用時間や注意事項はいろいろと掲示されているのだから、せめて、「案内図は外側にあります」と一言添えてあってもよさそうなのに。

 並木道を歩いていくと、右手に運動広場が見えてくるので、適当に広場を斜め右に突っ切っていくと、約5分で、旧日立航空機株式会社立川工場変電所という建物に着く。コンクリートの壁に、太平洋戦争の空襲の跡が痛々しく残っていて、東大和市の指定文化財・史跡になっている。(右上写真)
 柵で囲まれていて、中には入れなかったが、その柵の内側に向いた石碑や説明板もあったので、入れるときもあるのだろう。ふだんは入れないのなら、外側に向けて置いてくれよ、と思ったけど。なお、ちゃんと外側を向いた説明板もあった。
 周囲の地面には、変電所の部品のようなものが、ちりばめられていた。空襲で壊されたところを表現したモニュメント?
 隣には花壇があり、いろいろな花が咲いていたが、その中にもプロペラの付いたエンジンが置かれていたのは、花壇としては異質だろう。

 同じように空襲にあった、給水塔の壁の一部もあった。(右下写真)
 なお、その給水塔が建っていた頃の写真は、東大和市立郷土博物館で見ることができる。
 南西側の遊歩道には、プロペラの付いた風向計のようなモニュメントもあったが、これはいまひとつ意味不明だったけど。

旧日立航空機株式会社 立川工場 給水塔 周囲では、子どもたちが元気に遊びまわっていた。おおぜいの人が公園に来ていたが、そのほとんどは、子どもを遊ばせに来たか、運動に来たという感じ。戦争史跡の建物を眺めていたのは、自分ひとりだけだった。それだけに、こういう平和な公園の一角に、こういう戦争の傷跡をそのまま残すというのは、英断だったのだろうと思えた。

 建物の東の方には、桜が丘中央公園という表示もあったが、東大和南公園との境目がわからなかった。なんか、お役所仕事という感じ。
 北隣りには、東大和市の市民体育館市民プールがあり、そこにも駐車場があるのだが、体育館の利用者専用で、公園の利用者は止めてはいけないと、冷たく表示されていた。

 南の方は、浅い池と川が人工的に作られていて、子どもの水遊び場のようだった。水量が少ないのか、干上がっているところもあったけど。

 子ども用の遊具などはない公園なのだが、子どもの数は多く、縄跳びやキャッチボールをしたり、岩によじ登ったり、水飲み場の水を指で飛ばしたりして、自由気ままにに遊んでいた。
 園内にはトイレがいくつかあり、飲料自販機は東端近くの管理事務所の脇にあった。

 近くにはイトーヨーカドーとダイエーが並んでいて、どちらの駐車場も買い物金額によらず無料なので、車で買い物に行きやすいところでもある。

おすすめ度 :★★★★
人気度    :
★★★★
行った日時 :2008年6月28日(土) 15〜16時頃

Webリンク 東京都公園協会のサイトより、東大和南公園のページ (別ウィンドウに開く)

観光施設 東大和市立郷土博物館

 東大和市の歴史とお茶について展示。

 都道5号新宿青梅線・青梅街道の「郷土博物館入口」という名の信号付き十字路から北へ入るので、わかりやすいだろう。1.5車線道を約200メートル進むと、左側に博物館がある。建物脇の駐車場は無料で十数台分だが、半分以上空いていた。午後5時に閉めるという注意書きあり。

東大和市立郷土博物館 博物館は入場無料だが、プラネタリウムは大人200円。
 窓口や受付らしきものもなく、誰もいないので、勝手に入っちゃっていいのかなぁ、という感じだった。いいようだけど。

 2階の展示室へ入ると、順路の表示はなかったが、結果的には、右から反時計回りのようだった。
 右半分では、旧石器時代から太平洋戦争までの歴史をコンパクトに展示。多摩湖遺跡から出土した石器が多かったように思う。多摩湖を作る時の移転補償が少なかったという話が印象的だった。

 左半分では、昔のお茶の道具を展示。わりとお茶の産地でもあるらしい。
 ビデオコーナーがあったが、何がテーマで、いつ始まっていつ終わるのか、よくわからず。
 そのほか、図書室があるが午後4時までということでおしまいだった。

 中2階には、ビデオが3台並んでいて、これは番組を選ぶことができる方式だが、ヘッドホンを借りて来ないと、音は聞けないようだった。
 それとは別に、4つの番組を順に上映しているビデオもあった。それぞれの所要時間も掲示されていたけど、あと何分で次の番組が始まるかもわかると便利だと思ったが。

 1階には水槽に魚がいたが、多摩湖あたりに住む魚なのかなぁ?

 建物の左脇には広い階段がついていて、狭山丘陵の斜面にあるという地形を生かしている。そこを登っていくと、屋上が展望所のようになっていた。東大和市街を望めると言えばそうだが、それほど高くはない。
 その奥は、森の中に遊歩道が延びていて、何の案内表示もなかったが、地図によると狭山緑地のようだ。

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :
★★☆☆☆
行った日時 :2008年6月28日(土) 16時頃

Webリンク 東大和市のサイトより、東大和市立郷土博物館のページ (別ウィンドウに開く)

 

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