★★★
Precious
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● 宇都宮南のドライブスポット
JR宇都宮駅よりも南のエリア。
土塁と櫓を近代的に復元。
宇都宮市役所の東にあり、一般の駐車場は2つある。
南側の駐車場は、10台分くらいで小さい。ちょうど1台分空いていたのは、ラッキーだったようだ。
西側の駐車場は、百台分以上あるのだが、向かいの市役所の駐車場を兼ねていて、ほぼ満車だった。無料だがゲートがあり、満車のときは開かないようだ。タイミングによっては、3台待っていた。
東側の3台分の駐車場は、全部身障者用。
入園・駐車場とも無料で、出入り自由。ただし、土塁の上と櫓は、午前9時〜午後7時。西側の駐車場は、午前8時〜午後10時。飲料自販機・トイレあり。
城跡としての全体図や、個々の説明板があり、いちおう城跡として整備されている。
本丸広場を中心に、コの字型の土塁があり、その上に櫓が2つ復元されている。両端に階段があるほか、中央にシースルーのエレベーターがあるのが、なんともミスマッチ。土塁には、大きなシャッターが数個あり、防災倉庫かなにかなのだろうが、隠れる風でもなく堂々としているのが興ざめ。
富士見櫓と清明台は、同じような形の2層櫓。入口には金属のスロープと階段がついていて、バリアフリーにしたのだろうが、銀色むき出しというのがなんとも。
どちらも靴を脱いで入ることができるが、中には何もないのが寂しい。窓にあたる部分は、狭い縦格子で、景色を見づらい。下の方に丸い穴があり、ふたを開くと外が見えたが、子ども用の覗き穴か、敵の攻撃用か?
2階の方は格子がなく、眺めがよさそうなのだが、せっかくある階段がロープで塞がれていて登れないのも、ケチくさい。
電気のコンセントがいくつもあったが、何に使うんだろう?
清明館という建物では、宇都宮の歴史を無料で展示している。
土塁の中央に通路があり、その片側が宇都宮城のミニ展示室だった。受付があるが、手続き不要で、説明員らしき人から話を聞いている人がいた。宇都宮城のジオラマ模型や瓦、スタンプカードもあった。
その向かいの、まちあるき情報館というコーナーには、城址公園ができるまでのパネルや櫓の模型、宇都宮の観光案内図やパンフレット、宇都宮市のマスコット・ミヤリーの人形など雑多。
半分くらいが水堀で囲まれていて、おほり橋というのが架かっているが、昔を復元したものではなさそう。二の丸には、あまり見る物はなかった。
ぐるっと見て回って、清明館を含めて、約50分だった。
市街地にあるわりに、駐車場が無料なのはいいが、ちょっと近代的すぎると思う。歴史公園百選らしいが、周囲のビルが写真の邪魔。
なお、こことは離れた宇都宮動物園の中に、宇都宮城というのがある。入園料が千円もかかるので、入らなかったが。
宇都宮城址公園 写真集
おすすめ度 :★★☆☆☆
人気度 :★★★★☆
行った日時 :2011年2月26日(土) 14時頃
宇都宮市のサイトより、宇都宮城址公園のページ (別ウィンドウに開く)
宇都宮の歴史を展示。
宇都宮城址公園にある。
入館無料で、受付は特になし。
宇都宮城址にあるので、宇都宮城についての展示館かと思ったら、宇都宮全体の歴史展示館だった。
展示室は1つで、それほど広くないが、無料なのでまあ仕方ないだろう。
入口付近は、ミニ企画展で、市内の城について。飛山城など。
立派な火焔土器と女子埴輪が印象的だった。後者は複製品だったが。
古墳造営中のジオラマは、人がたくさんいて、手が込んでいた。
古墳時代の次は、いきなり江戸時代にワープする。龍の飾りや仏像など。
入口付近の和室では、お茶会をやっていて、そこには数十人の人がいた。展示室を見ていたのは、私だけ。
見学時間は、約10分だった。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2011年2月26日(土) 14時頃
宇都宮市のサイトより、清明館のページ (別ウィンドウに開く)
鬼怒川に面した城跡。
国道408号を、国道123号との交差点から北へ。飛山城通りという名前が付いていた。1.2キロほどで、信号付き十字路を西へ入るところには、案内表示がある。
その後、信号のないT字路(→)を2回右折するという、奥まったところにあるが、案内表示があるので、わかりやすいだろう。
駐車場は約30台分。入場・駐車場とも無料だが、休園日や開園時間制限あり。
駐車場の脇に、とびやま歴史体験館があるので、そこで予習してから見て回るとよいだろう。館内の受付の横に、見学モデルコースを書いた紙があったので、それをベースに見て回ることにした。
平山城ということだが、北側と西側は崖で、天然の防壁になっている。鬼怒川との高低差は約25メートルあるとのこと。西は、宇都宮市街の奥に日光連山や足尾山地を望む。天気がよければ、北に那須連峰、南に富士山も見えるようだ。関東の富士見百景で、とるぱにもなっている。
城跡としては、土塁や空堀が中心。入口の右手に、ロープを伝って土塁登りができる場所があり、子ども連れならそこから入るのがよさそうだ。
中央部に、復元した掘立柱建物がいくつかあり、中に入ることもできる。将兵の詰所らしい。
地下に掘り下げて、屋根が地面の高さにある竪穴建物もあったが、中はのぞけなかった。
平安時代の竪穴建物もあり、のろしに関係する建物らしい。中に入れるが、一部ブルーシートでおおわれていて、修理中の表示。
南の方には、広場があって、木のやぐらのようなものがあったが、説明書きはなくて正体不明だった。
入口の木橋の南にある櫓台(やぐらだい)には、キジのような鳥が歩いていた。
以上一周して、約40分だった。
国指定史跡。
門の外に飲料自販機あり。東隣りには、菜の花畑があった。
飛山城史跡公園 写真集
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :2009年4月5日(日) 11時頃
飛山城史跡公園のサイト (別ウィンドウに開く)
飛山城の歴史を展示。
飛山城史跡公園の中にあるので、アクセスや駐車場はそちらの項を参照。
入館無料。玄関へ入っていくと、奥の受付の人がパンフレットを差し出してくれただけで、受付の手続きは特になし。
中央のジオラマ模型は、ボタンを押すと、説明の音声が流れる。これがたぶんメイン。
座敷のような場所には、双六と将棋が置いてあって、それで遊んでもいいようだ。
城跡から出土した陶磁器や馬具などが展示されている。
烽家(とぶひや)と記された墨書土器があり、烽火(のろし)の仕組みについての説明がある。新幹線と競争して負けたそうだ。
タッチパネル式のディスプレイが2台あり、子どもがクイズのようなものをやっていた。残りの1台は故障中だった。
奥の通路には、子どもの絵が展示。体験コーナー用の部屋があった。
玄関ホールの受付横には、周辺の史跡などのパンフレット類がいろいろ置いてある。飛山城跡の絵葉書もあった。
パソコンが1台置いてあって、メニューは2つ。宇都宮の歴史と文化財は、下記のサイトへのリンクのようだ。宇都宮の文化財のデータベースは、写真がないのがけっこうあって、専門家向けのようだった。
図書コーナーもあって、歴史を勉強できるようだ。
見学時間は、約20分だった。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :2009年4月5日(日) 10時頃
宇都宮の歴史と文化財のサイト (別ウィンドウに開く)
縄文時代の大形建物を復元。
宇都宮鹿沼有料道路・さつきロードの北につづく国道121号バイパスから、鹿沼工業団地内で、角に鹿沼消防署東分署がある信号付き十字路から東へ入る。
楡木街道を1.7キロほど進むと、右に聖山公園(せいざん)の入口がある。反対方向からは、うつのみや遺跡の広場という表示もあるのだが、この方向だと聖山公園の表示しか見えないので、最初は通りすぎてしまった。
聖山公園は、公園というより墓地のようで、園内は時計回りの一方通行。その一番奥に遺跡の広場がある。
道路左側にバス用駐車場があり、その脇を奥へ入ったところに、普通車用駐車場がある。12台分。建物の先の駐車場は関係者専用なので、そこまで行ってしまうと、もう1周しなくてはならない。
入場・駐車場とも無料。門があって、よく見たら9時から。このとき8時半だったのだが、係の人が早めに開けてくれたようだ。
最初に、古墳の石室モデルがある。
竪穴住居が4つ復元されているが、どれも大きいのが特長だろう。中へ入れるのは、1つだけ。柱だけ復元したものもあった。
墓穴は、中を覗いてもよいと書いてあったが、雨の翌日だったせいか、水たまりだった。
一番奥に、2メートルくらいの高さの展望台があり、広場全体を見渡せるのもよい。隣りに、大きなハクモクレンの木が1本。
門を入って正面の位置に、遺跡全体の説明板があったが、なぜか裏を向いている。最後に気づいたが、最初にそれを読むべきだった。
個々の建物などには、ていねいな説明板がついているので、わかりやすい。
隣りの斜面には、5月中旬にニッコウキスゲが咲くらしい。
資料館が付属していて、受付は特になし。
石器・土器や土偶のかけらなどの展示は、左から右への時代順だったが、遺跡のジオラマ模型は、右から左が時代順だった。
墓穴の模型には、骸骨や遺体が入っているのがリアル。
門の外に、将軍塚古墳という円墳があるので、それもお見逃しなく。まあ、土が盛り上がって、木が生えているだけだが。
資料館とトイレの建物の屋根も、古代風のデザインになっている。
屋外展示の見学時間は約15分、資料館は約10分だった。
国指定史跡。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★☆☆☆☆
行った日時 :2009年4月5日(日) 9時頃
うつのみや遺跡の広場のサイト (別ウィンドウに開く)
ツツジやサツキの古墳。
栃木県総合運動公園の南隣りにある。
国道121号・宇都宮環状道路の塚山古墳アンダーの西、総合グランド入口交差点から北へ入ると、その左右に広い無料駐車場がある。左側は、混んでいるときしか開けないようで、このときは閉まっていたが。
右側の駐車場の奥に、古墳が見えるのだけど、駐車場と古墳の間にはずっとフェンスがあるので、古墳の近くに車を止めても、駐車場内をえんえんと歩くはめになる。なるべく手前の国道寄りに止めた方が近い。
塚山古墳は、全長95メートルの前方後円墳で、全体が灌木でびっしりと覆われている。(右写真)
ツツジやサツキらしいので、その花が咲く時期がベストだろう。
両横に階段があり、そこから前方部と後円部の上に登ることができる。
古墳の周囲の芝生は、犬を入れないでくださいと表示があるので、人は入っていいのだろう。一部民家の庭先のようなところもあったが、歩いて一周できる。
隣りに、塚山西古墳があり、その奥に、塚山南古墳がある。こちらはどちらも、雑木林のような状態。農家の小屋や廃車があって、対照的に雑然とした感じだった。遊歩道は行き止まりだが、周囲の草地を回れるし、登りたければ登れる。一部、ロープで仕切ってあったが、木を植えたためのようだ。
どちらも帆立貝式前方後円墳と書いてあったが、なだらかなので円墳みたいに見えた。
国道121号は、この両古墳の下をアンダーパスしていて、古墳との立体交差というのも、珍しいと思う。
古墳を3つ見て回って、約20分だった。
栃木県指定史跡。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2009年4月5日(日) 9〜10時頃
長岡百穴古墳は、宇都宮北のドライブスポットへ移しました。