★★★
Precious
Road ドライブ旅行記 > 都道府県別 > 栃木 >
● 小山のドライブスポット (おやま)

思川からはやや離れた道の駅。
国道50号・岩舟小山バイパス沿い。西から行くと、信号付き十字路で東側の脇道へ右折して、そこから入る。西側の脇道からも、出入りできるようだったが。
駐車場は広いのだが、けっこう混雑していた。東側にメインの入口があるせいか、西の方がすいていた。東側入口から入ってすぐ右手のスペースが穴場かも?
中央部にある農産物直売所とみやげ物売り場は広い。品揃えも豊富で、おおぜいの人でにぎわっていた。日本酒と焼酎が豊富で、迷ったすえに、小山産の古代米でつくったという焼酎「千年の思い」を購入した。これが古代の酒の味なのか?という味わいがあったけど、蓋の上に紙の帯が貼ってあって、それをはがしても糊は残ったまま。蓋がベトベトしたままだった。これをつくった人は、自分で買って飲んだことあるのかな?
左手の小山評定館という建物では、期間限定でステンドグラス展をやっていた。入場無料で、地元のプロではない人が作ったもののようだったが、なかなかきれいだった。
レストランは未利用。
建物の裏側には、子ども用の小遊園地があり、そこは有料。あとは広い広場があり、テーブルやベンチがあるので、休憩できる。周囲は、広い田園地帯の中なので、視界は広い。
中央左寄りの通路の壁に、「小山のビール麦100年」という説明展示パネルがあった。栃木県は佐賀県と並ぶビール麦の二大産地で、小山市は栃木県内一の収穫量ということ。明治39年に栽培がはじまり、100年の歴史があるそうだ。そのわりに、小山産の地ビールを売ってなかったのが残念だったけど。
駐車場の周囲には、色とりどりのバラがたくさん咲いていて、きれいだった。駐車場の端ということで、見に来ている人がいなかったのが、もったいないくらい。(右下写真)
思川までは2キロくらいあり、川岸の道の駅というわけではない。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★★★☆
行った日時 :2008年6月1日(日) 14時頃
道の駅思川のサイト (別ウィンドウに開く)

小山の文化のあゆみを展示した博物館。
国道4号・日光街道の大間々駅入口の信号付き十字路で、北西へ入る。北から行くと、次の信号右折という案内表示があった。
200メートルほど先の十字路では、手前にわかりやすい案内表示があった。狭い道へ直進した後、突き当たりのT字路(↑)を左折。すぐ右手に無料駐車場があり、30台分くらい。
入場無料だが、名前とかアンケートとかを書かされることもなかった。(企画展開催時は有料らしいが)
常設展示室に入るとすぐ、縄文時代の住居の内部を復元したものがある。住居だけを復元したものはよくあるけど、ここでは壁は半分だけだが、中身の方に力が入っている。道具や食べ物がいろいろ並べられていて、当時の暮らしぶりがうかがえる。ここが一番の見どころだと思う。
つづいて、古墳の石室を横からのぞけるように復元したものもあった。これも、片側の壁を省略してしまっている分、見やすくなっている。副葬品とかが、もうすこしあったらとも思ったが、この元にした古墳にはなかったのかも。
その後は、時代を追って土器やはにわなどを展示。昔の農機具や生活道具もいろいろとあった。
企画展示室では、このとき「くらしの中の民具たち」という収蔵展をやっていて、昔の道具や服が展示されていた。
1階には、昔の鏡や鐘の複製があり、顔を映したり、鳴らしたりできる。
シンプルに「博物館」という名前だが、歴史博物館というイメージだった。それほど広さはないが、無料のわりに、見どころがあると思う。
玄関前には、バケツに入ったカメとメダカがいたが、それも展示品?
建物前にある飲料自販機は、ふつう120円のが110円だった。市の努力か? 「思の泉」という小山の水もあって、これは100円。
隣には、乙女不動原瓦窯跡があり、併せて見学するといいと思う。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2008年6月1日(日) 14時頃
小山市のサイトより、小山市立博物館のページ (別ウィンドウに開く)

奈良時代に、瓦(かわら)を焼いた窯(かま)があった場所。
小山市立博物館の北隣にあり、駐車場は共用。
乙女かわらの里公園という史跡公園として整備されている。国指定史跡
平窯跡は4つあり、そのうち2つは屋根も復元されていた。(右写真)
窯の半分を切り開いて、中の様子をわかりやすく展示した実物大模型もあった。
簡単な屋根のついた工房や、粘土溜や粘土採掘坑などの穴も復元されていて、よくできている。
それぞれにイラスト入りの説明板がついているので、わかりやすい。
ここで焼かれた瓦は、下野薬師寺や下野国分寺に使われたとのこと。
公園の案内図に、展望広場とあった北東端の場所は、4つの窯跡を展望できるというだけで、周囲の景色を展望できるわけではなかった。
隣には、赤いポピー畑があった。ちょっと時期が遅くて、すこししおれていたけど。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★☆☆☆☆
行った日時 :2008年6月1日(日) 15時頃

木組遺構が出土した遺跡。
県道146号結城石橋線の小山市内の南端部にある。茨城県結城市街の真北になるが、茨城県道17号結城野田線から北へ延長する新しい道ができていて、県道146号よりもそちらが道なりになっていたので、南からアクセスする場合は、その道の方がいいだろう。
近くまで行けば、交差点に案内看板が出ていたので、場所はわかりやすいと思う。県道から東へ入る信号のないT字路にも、道路上に案内標識が出ている。
その脇道の突き当たり左側に、30台弱の駐車場がある。
入場・駐車場とも無料。
資料館へ入ると、受付でノートに代表者の氏名・人数・市町村名を記入。パンフレットを渡してくれて、全体構造を説明してくれた。
通路には、縄文土器がいくつか並んでいる。遺跡の説明パネルは、奥の左から右へ読むのが順番だったようだ。縄文時代の服を再現したものがあって、希望者は着ることができるみたい。
奥の展示室へ入ると、遺跡全体のジオラマ模型や、土偶・石器・耳飾り・くしなどを展示。ボタンを押すとスタートするビデオが2本あって、各8分くらいと言っていたと思う。左のボタンは男性ナレーション、右のボタンは女性が登場して説明と、硬派と軟派という感じ。ビデオの前に腰掛ける棒が2本あったが、不評だったのか、背もたれ付きの折り畳み椅子も並べてあったのは、いいフォローだ。
遺跡のある屋外エリアは、資料館の建物を通って出入りするようになっているので、休館日には入れないだろう。
まず、この遺跡の特徴といえる、木の棒を四角く組んだ木組(きぐみ)が、水槽の中にある。木の実のアクを抜くために水さらしするもので、約3000年前の本物だそうだ。
次に、寺野東13号墳があり、直径約25メートルの円墳。
縄文の森という小コーナーには、現代人が作った縄文土器が並んでいて、なかなかよくできていた。
その先の遊歩道はぐるっと一周する。
水場遺構は、小川の水を引き込んだ場所を、コンクリートで復元したようだ。(右上写真)
その先は、左右へ2つ道があるのだが、左上の方が眺めがいいかと思ったら、右の道の途中にある説明板を通りすぎてしまった。説明板を全部読むには、右の道を進むべき。
一番奥に展望コーナーがあり、あまり高くはないのだが、ドーナツ状に土を盛り上げた環状盛土遺構を見渡せる。すぐ隣が工場で、生け垣で仕切られているものの、音がうるさかったりしたが。(左下写真)
石敷台状遺構は、石を敷いた丘を、コンクリートで復元したもの。(右中央写真)
最後に再び資料館へ入ると、子ども向けのゲーム・コーナー。耳飾りをつけるのと、土器を組み立てるのがあった。
駐車場の横の階段を奥へ降りたところに、縄文ふれあい橋という木橋がある。縄文時代にこんな立派な橋があったわけではないと思うが。(右下写真)
南隣りに大きな窪地があり、雨水調整池だそうだ。その西隣りの県道沿いのエリアは、なにやら工事中。
資料館の横に、飲料自販機あり。国指定史跡。

おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2009年1月12日(祝) 11時頃
小山市のサイトより、寺野東遺跡・おやま縄文まつりの広場のページ (別ウィンドウに開く)
茨城県のサイトより、都市計画道路 作の谷松木合線のページ (南に新しくできた道路。別ウィンドウに開く)