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● 葛生のドライブスポット (くずう)

 佐野市の北部、旧葛生町のエリア。

観光施設 葛生化石館

 化石や動物の骨を展示。

 国道293号は、葛生市街を葛生バイパスでぐるっと迂回しているが、その市街の中へ入っていく。南から行くと、天神橋西交差点を右折、葛生本町交差点を左折して、県道123号葛生停車場線を北上。
 右側に葛生ポケットパークがあるので、そこへ入って奥へ通り抜けると、正面が佐野市役所葛生庁舎で、その奥へ向けて、美術館・化石館・伝承館への案内標識がある。ふつうに考えると、すぐ左手にあるT字路(→)の奥へ進むと思う。化石館は、その狭い道の途中右側にある門を入ったところなのだが、門の脇の表示は歩行者向けで小さく、通りすぎて葛生伝承館まで行ってしまった。
 歩いて確認してみると、化石館へは、葛生庁舎の右側へ入った方が近かった…

 化石館は、図書館と同じ文化センターという建物内。その前の駐車場は20台分くらいだが、案内図によると、このあたりの駐車場は共用になっていて、手前のポケットパークや庁舎前でも、奥の伝承館前でもいいらしい。
 入館・駐車場とも無料。飲料自販機・トイレあり。

葛生化石館 化石館の入口は無人だが、氏名・人数・住所を記入するように表示されていた。住所をどこまで詳しく書くかは任意。

 展示室は、5つくらいあり、けっこう見ごたえがあった。
 アンモナイトやウミユリなどの化石がたくさん。さわれるのもあるのがいい。
 動物の全身骨格もいろいろある。ナウマンゾウなど昔の絶滅したのから、現在いるのまで。はく製と見比べるようになっているのもあり、わかりやすい。
 葛生は「石灰の町」らしく、全国から集めた石灰岩のコーナーもあった。けっこう違いがある。
 葛生原人もトピックになっているが、その後の研究で、原人ではなかったようで…
 出口のところには、持って帰っていい石も置いてあった。なんだかよくわからない石だったが。
 無料のわりに、なかなか内容があり、有料でもいいと思ったくらい。
 見学時間は、約25分だった。

 建物前には、石灰石でできるさざれ石と、石灰鍾乳洞でできる石筍もある。
 石灰石を運んだ鉱山鉄道の機関車と貨車も展示されていた。

おすすめ度 :★★★★
人気度    :
★★☆☆☆
行った日時 :2009年12月27日(日) 16時頃

Webリンク 佐野市のサイトより、葛生化石館のページ (別ウィンドウに開く)

観光施設 葛生伝承館葛生伝承館

 伝統芸能の人形などを展示。

 葛生化石館の東隣にあり、アクセスはそちらを参照。入口は化石館よりずっとわかりやすい。建物前の駐車場は、20台分くらいだが、葛生化石館のところに書いたように、近隣の施設と共用になっている。
 入館・駐車場とも無料。

 本来の目的地は化石館だったのだが、通りすぎてここまで来てしまったので、ついでに見ていくことにした。
 受付で、氏名・人数・住所を記入する。住所は市町村までだったと思う。

 展示室は、大きめなのが1つ。
 牧歌舞伎という牧地区の地芝居と、吉澤人形首という人形芝居の頭が、常設展示の中心のようだった。
 ビデオ・コーナーは、係の人に頼む方式で、見なかった。
 約半分が、企画展の羽子板展。立体的な人形のついた、芸術的な羽子板がいろいろあった。
 建物は新しそうで、展示も整然とした様子。よくある郷土資料館みたいに、昔のものがごちゃごちゃあるのかと思ったら、ぜんぜん違った。
 あまり興味のないジャンルだったので、ざっと見て、見学時間は約6分だった。

 建物の外壁に、地元で採掘された石灰を使ったフレスコ画が描かれている。すこしずつ描き足して、平成28年完成予定とのこと。近隣の建物の壁にもフレスコ画が計13点描かれているらしく、その散策マップが館内に置いてあったので、それを持って見て回るのもよさそうだ。
 葛生化石館と歩行者用の橋でつながっていて、徒歩1分。

おすすめ度 :★★☆☆☆
人気度    :
☆☆☆☆
行った日時 :2009年12月27日(日) 16時頃

Webリンク 佐野市のサイトより、葛生伝承館のページ (別ウィンドウに開く)

公園展望地 嘉多山公園(かたやま)嘉多山公園 原人ステージ

 葛生市街の北に臨む、山の斜面の公園。

 国道293号・葛生バイパス嘉多山トンネルの東隣にある信号十字路から北へ。入ってすぐ、信号のないT字路(←)を左折だが、公園の案内表示はなかった。
 突き当たりの左側に公園の駐車場があり、30台分くらい。右へ登っていく道もあるが、神社で行き止まりだった。
 入園・駐車場とも無料。

 山の斜面に広がった公園。駐車場の奥が原人ひろばで、タイルで原人の家族が描かれていた。
 中央の広い階段を登っていくと、原人ステージなるものがある。昔の家をイメージしたような三角屋根があるだけで、原人はいなかったが、イベント場のようだ。(右上写真)

 その裏の崖の上に展望台がある。右側から遊歩道をずっと登っていき、駐車場から約7分。
 地面からの高さは数段しかないが、崖の上にあるので、南側に望む葛生市街からは、わりと高さがある。冬で、周囲の木は落葉していたので、枝の間からそれなりの展望があったが、葉のある季節だったら、かなり視界が遮られそうだった。(右下写真)嘉多山公園 展望台

 遊歩道を反対の西側へ降りていくと、鳥居と神社があり、そこからも葛生市街を望めるが、やはり枝の間から。
 案内図に「カルスト」とある場所には、大きな岩が林立していて、子どものかくれんぼ場みたいだった。
 その下には遊具コーナーがあり、東部佐野線を走っていた蒸気機関車が展示されている。

 中央の階段を、最初の駐車場より下へ降りたところにも、駐車場とトイレがあった。そこから南への道は、原人ロードという名で、道路脇の岩の間を小川が流れていた。日が暮れてしまったので、行かなかったが。
 公園としては、桜の名所らしい。

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :
★★☆☆☆
行った日時 :2009年12月27日(日) 17時頃

Webリンク 佐野市観光協会のサイトより、嘉多山公園のページ (別ウィンドウに開く)

 

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