Precious Road ドライブ旅行記 > 都道府県別 > 埼玉 >

● 行田のドライブスポット (ぎょうだ)

観光施設 大堰自然の観察室大堰自然の観察室

 堰の魚道を横から見ることができる。

 利根大堰の脇、南側の河川敷にある。
 県道20号足利邑楽行田線武蔵大橋の南端で、堤防の上の道へ入る。信号のない十字路で、東西どちら側からでも行ける。
 西側は舗装道だが、堤防から下りる道との接続が急角度で、小回りのきく車でないと切り返しが必要だろう。
 東側は砂利道で、砂埃のたつ道だが、急カーブはない。
 まあいずれにしろ、駐車場は未舗装なのだが、わりと広く何十台分かはあり、無料。

 観察室の入口まで徒歩1分もない。利用時間は午前9時〜午後5時という表示。終了時間のところには貼り紙の跡があったので、季節によって変わりそうだが。
 地下へ下りていく階段があり、魚道を横から見る窓が3つあった。このときは魚は一匹も見えなかったが、どうも季節やタイミングによるようだ。サケやアユが通るらしく、写真や説明書きはいろいろとあった。

 最初に「自然の観察室→」という案内表示を見たときは、何があるのか想像できなかったし、行ってみようとも思わなかった。
 見沼元圦公園に、イラスト入りの周辺ガイドマップがあったので、なんか水族館みたいなのがあるな、と引き返して行ってみた次第。名前があまり適切でないのでは?

おすすめ度 :★★☆☆☆
人気度    :
★★★☆☆
行った日時 :2008年6月15日(日) 13時頃

Webリンク 水資源機構のサイトより、利根導水総合事業所のページ (別ウィンドウに開く)

公園風車展望地 見沼元圦公園 (みぬまもといりこうえん)

 見沼代用水の入口にある公園。

 県道20号足利邑楽行田線武蔵大橋を南へ出たところから、県道59号羽生妻沼線で西へ100メートル。紅白の鉄塔の向かい、歩道橋の脇のT字路(←)を南へ入る。県道脇の案内表示は「緑のヘルシーロード」と「お手洗い」の2つで、公園名が書いてないのは、なんだかなぁ。
 その脇道に沿って、南北に長細い公園で、無料の駐車場が北端近くと南端近くの2つある。それぞれ20〜30台分くらい。

見沼元圦公園の風車 元圦というのは、用水の取水口のことで、見沼代用水の取水口の跡地らしい。今の取水口は、すこし東側にある。

 北側の駐車場から南下していくと、オランダ風車があるのだが、羽根は回転してなく、割れたガラスがガムテープで貼ってあって、なんか死んだような雰囲気だった。説明板らしきものがあったが、内容が消されていたので、本来の機能は失われたのだろう。

 その奥に、手押しポンプ井戸がいくつかあり、水を汲み上げてみましょうというような表示だったが、全部壊れていて、水は自動的に流れていた。
 その小川を渡る小さな吊り橋があるのだが、これがすごく揺れた。園内の遊歩道の一部というよりも、子ども用の遊具のようだった。
 その先に、小さな浅いと、木製の子ども用遊具がある。

 馬と家の形の埴輪(ハニワ)の模造品があったのは、古墳の多い行田市らしかった。子どもがまたがったり、中に入ったりする遊具のようだったが。

 南端には、展望台がある。ここまで徒歩10分ほど。高さは2階半くらいで、場所も特に高い場所にあるわけではないので、最小規模の展望台という感じ。見沼代用水武蔵水路、周囲の田んぼを望む。
 地元の老人のたまり場になっているのか、デッキチェア持参で、カーステレオを大音量でかけっぱなし。まあ、近くに家がないからいいのだろうけど…

 南側の駐車場の東西の道路の向かいに、それぞれ食事処と釣り堀があり、どちらにも飲料自販機があった。
 そこから東への道へ入ると、見沼代用水武蔵水路を渡る橋がある。水がなかなか勢いよく流れていて、ここも見どころのひとつだろう。

 また、北側の駐車場の脇から、向かいの老人福祉センターの左脇の道へ歩いて行くと、見沼代用水の脇に出て、北側の県道へ至る。
 見沼代用水を眺めることができるのは、その北端と、南の橋と、展望台だけ。それ以外の場所では、公園と用水の間には家があって、見沼代用水自体をあまりよく見ることはできなかった。
 公園の西隣も水路だが、公園内の遊歩道は、水路沿いを歩いて行くわけではない。
 名前のわりには、親水度がそれほど高くない印象だった。

写真有 見沼元圦公園 写真集

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :
★★☆☆☆
行った日時 :2008年6月15日(日) 13時頃

公園観光施設 八幡山古墳公園八幡山古墳

 大きな石室のある古墳。

 富士見工業団地の中になるのだと思うが、わかりにくい場所にあり、探し回ってしまった。
 結果的には、工業団地の南東側を走る4車線道からのアクセスが、一番わかりやすそうだった。あとで地図を見ると、武蔵水路沿いを走る県道306号上中森鴻巣線長野交差点から、東へ入る道。
 1キロ半ほどで、北西へ入る脇道の入口には、案内表示が出ていた。信号なし。
 200メートルほどで、左折するところにも案内表示があったが、ここは反対側から入って来ると見えない角度だった。
 その脇道の左側に公園本体があり、右側に無料の駐車場がある。バス用区画があるため、普通車区画は5台分くらいしかないが、普通車だけ詰めれば十数台は止められるだろう。

 公園に入るとすぐ、大きな石室のある古墳が1つある。石室が土から露出しているのは、その大きさが外からよくわかるように、あえて埋め戻さなかったようにも思えた。石室の入口には金属製の門があるが、開いていて中に入れたが、インターネットで調べると、休日のみらしい。
 石室は3段階くらいに分かれていて、立派なもの。どこまでがオリジナルで、どのくらいが復元したものなのかはわからなかったけど。
 石の隙間から日がすこし差していたが、中は真っ暗。よく見学したければ、照明を持っていった方がいいかも? 入口近くの部屋には、石塔のようなものがあったが、あとはからっぽだったと思うが。

 外にある説明板には、埼玉県指定史跡とあるが、説明文はかなりかすれて読みづらくなっていた。そんなところで、歴史を感じさせてどうする? 

 それほど大きな公園ではなく、ほかには子ども用の遊具やベンチがすこしあるだけ。トイレは仮設のようなものだった。

おすすめ度 :★★★★
人気度    :
☆☆☆☆
行った日時 :2008年6月15日(日) 14時頃

公園観光施設 さきたま古墳公園二子山古墳

 古墳がたくさんある公園。

 武蔵水路沿いを走る県道306号上中森鴻巣線から、県道77号行田蓮田線・古墳通りを東へ300メートル。道路北側に、広い無料駐車場があるが、かなり満車に近かった。そのためか、その西隣りに、第2駐車場のようなものができていた。そこは道路からの入口には何も書いてなかったが、やはり無料の駐車場で、こちらはだいぶ空きがあった。中をつなげて、第1が満車だったら、第2へ移れるようにすればいいのに。
 さらに県道を300メートルほど東、二子山古墳の南の角にも、数台分のスペースがあった。そこから北へ300メートルほど入った左手にも、未舗装の駐車場所があり、20台分くらいか。

 さきたま風土記の丘という名前もある。なんで名前が2つあるのかは、古代史ミステリーというより、現代史ミステリーだ。
 埼玉古墳群として、国指定史跡になっている。このへんでは、「埼玉」は「さきたま」と読むようだ。だったら、埼玉県は「さきたまけん」と読むべきだと思うけど。

 なかなか人気のある公園で、休日は混んでいるので、以前平日に休みが取れたときに行ったことがあるのだけど、何台もの観光バスから子どもの団体がぞろぞろと降りていて、とても落ち着いて見学できるような雰囲気ではなかったので、退散したことがあった。休日も平日も混んでいるようだ。

丸墓山古墳 園内にある、さきたま史跡の博物館将軍山古墳展示館は入場有料だが、公園自体は無料。
 県道をはさんで、大きな古墳が9個もある。博物館の見学時間を除いても、全部見て回るには1時間以上かかった。
 博物館や古民家の中に、案内図入りのパンフレットが置いてあるので、それを持ってまわるといいと思う。案内矢印はあちこちにあるが、古墳の名前がたくさんありすぎて、覚えきれないと思う。

 園内の様子は、個々に書いていると長くなるので、ポイントだけ。
 奥の山古墳の西からは、北鴻巣駅の方へさきたま緑道が延びていて、その入口には馬型の埴輪(はにわ)を模したものが2つあった。
 稲荷山古墳丸墓山古墳は上に登れて、階段は南北両側にあるので、それで縦断できる。ほかの古墳は、上に登れない。
 水堀で囲まれた古墳もいくつかあり、いにしえの雰囲気を出していた。ただ、説明板をよく読むと、「古墳が築造された当時は水はなかった」なんて書いてあったりする。ここ、笑うところなのだろう。あとはもう笑うところはないので、見逃さないように。

 はにわの館という建物では、子どもがハニワを作っていた。(有料)
 古民家の中には、昔の道具が展示されていて、ボタンを押すと説明音声が流れる。けっこう長いので、まず先にボタンを探して押し、説明を聞きながら見てまわるのが効率的。
 きれいな花壇があったのは、公園らしいところ。季節のよって変わりそうだが。

 公園の中央部には、なぜかお寺とそば屋があった。私有地が入り組んでいるようだ。
 駐車場に飲料自販機があるほか、休日だったためか、園内にジュースやかき氷の出店もあった。

おすすめ度 :★★★★★
人気度    :
★★★★★
行った日時 :2008年6月15日(日) 15〜16時頃

観光施設 さきたま史跡の博物館さきたま史跡の博物館

 埼玉古墳群の出土品を展示。

 駐車場はさきたま古墳公園と共通。
 入場料は、将軍山古墳展示館と共通で大人200円。年間1200円という券もあったので、展示内容が入れ替わるのだろう。

 右が国宝展、左が企画展という表示だった。国宝展というのが、常設展らしかったが。
 文字が刻まれた鉄剣が、一番の見どころらしく、国宝になっている。いろいろな形のハニワもあった。

 ビデオの上映コーナーがあって、十人くらい見ていたが、いつ始まっていつ終わるのかわからなかった。
 子ども用の体験コーナーのような部屋もあった。

 将軍山古墳展示館は、博物館の別館で、古墳の東側からまわって入る。窓口で券を買っている人がいたので、博物館の観覧券を持って待っていたら、前の人が終わってちらっと見たとたん、どうぞ〜、と言われて、券を渡すまでもなかった。
 中の石室がいろいろな副葬品とともに再現されていて、なかなか豪華だった。

将軍山古墳展示館 両方とも見ごたえがあり、これで200円というのは、さすがに県営で安いと思う。こういうものに興味があればだけど。

おすすめ度 :★★★★★
人気度    :
★★★★
行った日時 :2008年6月15日(日) 15時頃

Webリンク さきたま史跡の博物館のサイト (別ウィンドウに開く)

 

前の場所 目次 親ページ 次の場所