★★★
Precious
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● 岡山市北区のドライブスポット

山陽自動車道のサービスエリア。
スマートインターがあるうえ、高速道路の外からも利用できる。
県道238号上芳賀岡山線が、山陽道の下をくぐるところに入口がある。上り線が高速道路の北側の脇道で、下り線が南側の脇道だが、近くまで行けば、案内表示は充実しているので、わかりやすいだろう。
アクセス道は狭く、アップダウンもあって、対向車に注意が必要。もともとは従業員用だったからだろう。
上り線の外部用駐車場は、従業員用とは別にあり、7台分だが、向かいに2台くらいの未舗装スペースもあった。
下り線は、従業員用駐車場の一部で、やはり7台分くらいだったと思う。
下り線のエリアには、「古代文化の里−吉備路」をテーマにした和風空間の公園がある。
吉備の回廊という、柱で囲まれた通路が入口。桃太郎のモデルとなった、吉備津彦命(きびつひこのみこと)を祀った吉備津神社の回廊がモデルとのこと。(右上写真)
その回廊の先に、展望広場がある。鬼のモデルとなった、温羅(うら)が住んでいた鬼ノ城がモデルとのことで、柱とベンチの上に、鬼の面がある。桃太郎絵巻の説明板は、いわゆる桃太郎のおとぎ話ではなく、吉備津彦命と温羅の話を紹介。
それほど高い場所ではなく、展望としては、西方向の田畑と、その奥の住宅地を望む。吉備津神社が位置する吉備の中山を望むということだったが、どこだかわからず。あとで写真と地図を見ると、たしかに中山は見えるが、神社は見えず、なるほど表現が微妙だ。
山陽道を造る前に発掘調査された遺跡の、写真入り説明板もあった。飛鳥時代の護岸工事の跡が見つかった津寺遺跡と、弥生時代の銅鐸が出土した高塚遺跡の2つ。
右の方は、草地の広場になっていて、石の散策路が巡らされている。ベンチが点在し、それぞれの前に、桃太郎の家来となった犬、猿、キジがいる。
中央に、四角く囲まれた場所があり、豊臣秀吉の水攻めの舞台となった備中高松城の石垣がモデルとのこと。
給水塔は、五重の塔の形をしていて、備中国分寺がモデルとのこと。登ることができないのが残念だが。(右下写真)
公園の前には、復刻堂商店という、レトロな雰囲気の飲料自販機コーナーがある。その前にも、子どもが跨ることができる、犬、猿、キジがいた。
なかなか凝った公園だが、肝心の桃太郎がいないなぁと思ったら、店舗やトイレをはさんだ反対側の方にいた。なんで隔離されているのか不明だが。
レストランのテーブルには、吉備津彦命と温羅の伝説を書いた三角ポップが置いてあって、注文待ちの時間に勉強できる。
上り線のエリアには、自然ふれあい広場がある。小川のある小公園だが、いろいろな生き物がいるという説明板。こちらは一転して、あまり吉備路の伝説に凝ってはいなかった。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★★★★
行った日時 :2009年5月1日(金) 18時頃、 2009年5月2日(土)
12時頃
西日本高速道路サービス・ホールディングスのサイトより、吉備サービスエリア下りのページ (別ウィンドウに開く)

弥生時代の水田を中心とした遺跡。
岡山県総合グラウンドの中にあるので、まずそこへ向かう。駐車場は3か所あるようで、下記の公式サイトの交通案内に詳しい。
国道53号・因幡街道から、敷地西側の道路へ100メートルほど南下した武道館西門から入ると、通路両側に駐車区画がずらっと並んでいる。その突き当たりの奥に、遺跡がある。駐車場の利用時間は、8:30〜21:00という表示。
入場・駐車場とも無料。
竪穴住居が1軒、高床倉庫が1軒、掘立柱建物が2軒、復元されている。(右上写真)
竪穴住居は中に入れるが、特に何もなかった。ほかのには入れない。
高床倉庫の下にある、真っ赤な消火器の箱が、ちょっと目障りだった。
遺跡全体について、カラー写真入りの説明板があるが、個々の建物については、名前の表示だけ。
その奥の地区には、湿地という表示があり、遊歩道が妙な形で巡らされている。部分的に、短い草が生えていたり、長細い水たまりになっていたり。どう見ても湿地とは言えない姿だった。植物がもっと生長すれば、見ばえのする状態になるのかも?
水田という表示もあったが、やはり部分的に草が生えているだけで、あとはコンクリート。どうやらコンクリートの凹凸で、水田のあぜを表現しているようだ。コンクリート舗装の遺跡というのは、なんか味気ない気がするが、耐久性はいいのかもしれない。
右奥にも、高床倉庫のようなものがあったが、シンボルモニュメントという名前になっていた。高床倉庫とは違うのかは不明。これも中には入れず、真っ赤な消火器付き。
国指定史跡。
遺跡の奥にある桃太郎スタジアム内に、遺跡&スポーツ・ミュージアムがあり、出土品などが展示されている。
総合グラウンド内には、花壇や池や遊具もあり、公園のようになっていた。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :2009年5月2日(土) 11〜12時頃
岡山県総合グラウンドのサイト (別ウィンドウに開く)

津島遺跡と、2人の女性アスリートについて。
岡山県総合グラウンドの桃太郎スタジアムの1階にある。駐車場等は、津島遺跡を参照。
入館無料。
スタジアム中央の玄関ホールへ入ると、床の一部がガラス張りになっていて、その下に遺跡が展示されている。真上から見て回ることができて、これはなかなかすごい。
左手がミュージアムの部屋で、中へ入ると、受付の人はいたが、特に手続きは不要。パンフレットがいろいろ置いてあって、津島遺跡のは2種類ある。
展示室は1部屋で、右側がスポーツで、左側が遺跡だったので、左から時計回りに見始めたが、時代順は逆だった。
縄文時代から中世まであるが、弥生時代が中心。
土器がいろいろ展示されているが、土器が発展して円筒埴輪になる前のもの、というのが印象的だった。
建物の部材の木が残っていたというのも、ここの遺跡の特長か。
端末装置があって、遺跡の発掘時の写真などを見ることができる。埋め込まれたボールを回転させてポインタを動かす方式で、見たいものだけ見るには便利だろうが、その項目以下の写真は全部見るという選択肢があれば、もっと便利だろう。
水平の画面を真上から見おろすようにしないと見づらくて、斜めにしてくれればいいのに。
地層断面で時代を選択する画面では、弥生時代だけはさらに3区分されていて、その文字を選択しないといけない。
スポーツの方は、人見絹枝さんと有森裕子さんの2人について、記念の品など。
部屋の中央部には、会議室のような大きなテーブルがあり、椅子が囲んでいる。テーブルの上には、岡山県内の遺跡の資料などが並べてあった。
見学時間は、約30分だった。それほど広くはないのだけど、端末装置をだいぶいじってたからなぁ。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2009年5月2日(土) 11時頃
岡山県のサイトより、遺跡&スポーツ・ミュージアムのページ (別ウィンドウに開く)

自由に立ち入りできる、日本最大の前方後円墳
吉備路風土記の丘から、県道270号清音真金線を東へ。約2キロの信号付きT字路(←)で、左へ案内標識があったので、そこへ入っていくと、右手の畑の奥に古墳が見えるのだが、遠巻きにしていき、遠ざかっていってしまう。(右写真)
結局、案内表示はないが、黄色の点滅信号の十字路を右折しなければならないのだった。その道から、右へ入るところには、案内表示があった。なんか遠回りしたようで、入るところを間違えたか?
駐車場は、古墳の東側にあり、普通車の区画は約20台で、残りはバス用。周辺の小古墳も含めた古墳群の案内図・説明板・立体模型があり、わかりやい。金色の変な人形、飲料自販機、トイレもあった。
車道は駐車場よりも先へつづいているが、古墳周囲の道は狭いので、車で入り込まない方がいい。
見学・駐車場とも無料。
住宅の間を歩いていくと、古墳を登る階段遊歩道へ。
登ったところが前方部で、神社がある。その脇に、舟形石棺が屋根付きで置かれているが、この古墳から出土したものかどうかでは定かではないと、書かれていた。(右下写真)
後円部へ行くと、森に囲まれた草むら。一周してみたが、特になにがあるというわけではなかった。傾斜が急なところもあり、遊歩道としてあまり整備はされていない。駐車場からここまで、神社・石棺の見学時間を除いて、約5分。
古墳の上は森になっているので、展望は限定的。周囲には、けっこう民家がある。
前方部の説明板によると、全長約350メートル、後円部直径約200メートル、高さ約24メートルの前方後円墳。その規模は、岡山県内で第1位、全国でも第4位、自由に立ち入りできる古墳としては日本最大とのこと。
駐車場の説明板では、全長約360メートルとあったが。
国指定史跡。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :2009年5月3日(日) 15時頃
岡山市のサイトより、造山古墳のページ (別ウィンドウに開く)