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● 丸子のドライブスポット

 上田市の中南部、旧丸子町のエリア。

展望地 丸子城二の郭跡の展望台丸子城二の郭跡の展望台

 丸子市街を見おろす。

 まずは丸子公園へ向かう。国道152号から、県道174号荻窪丸子線を西へ。丸子橋を渡った先のT字路(↑)で、県道は道なり右だが、左へ。正面の案内標識に丸子公園と書いてある。
 その道の左側に、丸子公園駐車場があり、63台分とのこと。入園・駐車場とも無料。トイレあり。

 道路の向かいの坂道を登ると、神社があった。なんとなく右へ進むと、石碑がいろいろ。そろそろ行き止まりかなというあたりで、左手に案内図が見えた。彩りの森公園の北口という表示で、そこから公園名が変わるようだ。その案内図で展望台という場所を目指した。
 遊歩道を登っていくと、あずまやが点々とある。尾根筋の道だが、展望は木の間から。結局、北口の案内矢印に丸子城二の郭跡650メートルと書いてあったのが、案内図に展望台と書いてあるのと、同じ場所だった。表現を一致させてくれよ。徒歩15分で、夏は汗だく。

 二の郭跡にある展望台は、2階の高さで、城の櫓風の形。屋根と、内側にベンチがあるのがいい。
 北から東にかけて、丸子の市街を一望できて、なかなかいい眺め。西には、内村川沿いの平地も望む。視界は360度だが、南は近くの森まで。近くにりんどう橋、遠くに上信越自動車道上田ローマン橋も見える。

 丸子城の本郭跡は、さらに南にあるのだが、展望はなさそうで、とにかく暑かったのでパス。
 帰り道は、途中にあった東への分岐道を降りてみた。彩りの森公園の南口に出て、丸子公園の遊具広場につながっている。駐車場へ戻ると、そこに丸子公園・彩りの森公園の案内図があり、それに展望台も載っていた。もっと駐車場の奥の方まで見てからスタートすればよかった。帰りは下りだが徒歩10分で、こっちの方が近道だろう。
 公園案内図には、サル・鳥・シカなども書かれていたが、暑かったのでパス。

丸子城二の郭跡の展望台より 丸子市街

おすすめ度 :★★★★
人気度    :☆☆☆☆
行った日時 :2010年7月10日(土) 13時頃

歩行者橋 りんどう橋りんどう橋

 土木遺産を継承した歩道橋。

 丸子公園の北。県道174号荻窪丸子線が左カーブしていき、信号のないT字路で、右外側へ入る。入口のゲートに丸子総合体育施設とある。
 その施設の左奥にあるのだが、橋の近くに駐車区画がないので、右の方の駐車区画から徒歩1分。
 そしたら、橋の西側の道路の向かいにも、駐車場があった。あさつゆという農産物直売所の北。
 入場・駐車場とも無料。飲料自販機・トイレあり。

 橋脚が1本あり、片側がトラス橋で、もう半分は桁橋。車止めがあるので、4輪車は通れない。2輪車なら通れそうだったが。
 内村川を跨いでいる。東側の斜面は階段なので、川まで降りることも、橋の下に入ることもできる。

 説明板があり、ボーストリング・トラスという形式で、国内では3連を残すのみの、貴重な土木遺産とのこと。
 明治時代にドイツから輸入され、九州鉄道(現JR)で使用。昭和3年に丸子鉄道の千曲川橋梁となり、昭和46年に大石橋という道路橋に転用。平成19年に、このりんどう橋に再生された。

 上がボー(弓)で、下がストリング(弦)の形をした曲弦トラスで、アーチ橋にも似ているが、カーブではなく折れ線状。背は低く、左右はつながっていないので、ポニートラスでもある。
 トラス部分は、リンドウの花と同じ、紫色に塗られている。上田市丸子地区は、リンドウの産地で、長野県の花でもある。花は秋らしいが、この周辺に咲くのだろうか?
 親柱は、シンプルに丸い石柱。欄干もすっきりしたデザインで、変にリンドウのレリーフなど付いていないのは、あくまでボーストリング・トラスに重きを置いたのだろう。
 土木学会論文賞を受賞している。

写真有 りんどう橋 写真集

おすすめ度 :★★★★
人気度    :★★☆☆☆
行った日時 :2010年7月10日(土) 13時頃

Webリンク 日本土木工業協会のサイトより、りんどう橋のページ (別ウィンドウに開く)

観光施設 丸子郷土博物館丸子郷土博物館

 丸子の歴史を展示。

 国道254号沿いで、平井寺トンネル有料道路から東へ1キロ強。
 国道上に案内標識があるので、場所はわかりやすい。道路南側の門を入ったところが駐車場で、20台分くらい。
 入館料は大人100円。駐車場は無料。

 てっぺんにステンドグラスの付いた、洒落た建物。
 1階の第1展示室は、考古・古代を中心とした歴史。
 ゾウとサメの歯の化石からスタートする。
 石器や土器では、黒曜石の産地・和田峠に近いせいか、黒曜石が多かった。さわれる石もある。
 容器型土偶または土偶型容器というのが、一番の見どころだろう。片方は複製品だが、ホールにレリーフもあった。
 あとは、古墳の出土品など。

 2階の第2展示室は、製糸業。
 旧丸子町は近代製糸業がさかんで、アメリカへ輸出していたが、世界恐慌で衰退したとのこと。
 昔の道具をいろいろ展示してある郷土博物館は多いが、ここはテーマを製糸に絞っているのが特長。

 特別展示室は、抽象的な絵画が並んでいた。
 見学時間は約20分だった。

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :☆☆☆☆
行った日時 :2010年7月10日(土) 14時頃

Webリンク 上田市デジタルアーカイブのサイトより、丸子郷土博物館のページ (別ウィンドウに開く)

 

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