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● 釧路のドライブスポット

観光施設 岩保木水門岩保木水門 古い方

 釧路湿原にある水門。

 釧路から国道391号を北へ向かう。遠矢駅のそばの左へ入るT字路(←)には、道路上に白地に青文字の標識がある。「岩保木山」と書いてあったと思う。

 その道は、ほとんどまっすぐの2車線道だが、調子よくとばしていると、工事中のためか、未舗装区間があったりする。
 2キロくらい走ると交差点があり、ここを右へ行くと岩保木山大観望(細岡展望台)。簡単な標識があるのでわかりやすい。水門へは直進する。
 そこから先は、1.5車線幅になり、途中から、ジャリ道となる。
 再び交差点に出ると、右手奥にレンガ色の水門が見える。そこからは舗装があるが、水門の手前でまた舗装はなくなる。

 手前の方に新しい水門があり、その先に古い水門がある。古い方は、記念に残してあるだけのようだが、新しい方も水が流れるようには見えなかったのは、気のせい?
 新水門の脇には、台形に土を盛った場所があって、いちおうそこが湿原を眺める場所になっているようだが、旧水門からの眺めの方がずっといいので、そちらへ進むことをおすすめする。
 新水門の堤防から、旧水門の堤防までは、道があるようなないような感じで、車のわだちのあとをたどって進む。

 旧水門の向こう側は、釧路川が左右に流れていて、川越しに眺める湿原となる。水門の両側に階段があって、堤防から川岸へ降りられるようになっていた。(上写真は川岸から旧水門)

 この岩保木水門は、釧路川旧釧路川との分岐点。旧釧路川は、JR釧網本線に沿って蛇行しながら流れているのだが、大正9年の大洪水で、ここから海まで直線の現釧路川に切り替えたとのこと。
 細岡展望台などより人も少なく、のどかで、のんびりした場所だった。

 道路は水門より先、北の方へつづいていたが、どこへ行くのだろうか?

おすすめ度 :★★★★★
人気度    :
★★☆☆☆ (車がほかに3台)
行った日時 :1999年8月3日(火) 14時頃

展望地 岩保木山

 釧路湿原の脇にある山。

 岩保木水門の項で書いた、遠矢駅から約2キロ入った交差点には、「大観望9キロ」と書いてある。そこを入ると、すぐに踏切があり、それを越えると、未舗装の山道を登っていく。約1.5車線幅。
 途中、T字路(←)に「岩保木山入口」という木の看板がある。そこから入っていく道は、道幅は車くらいはあるのだが、とても普通車では入っていけないような凸凹道。タイヤの跡がいくつもあったけど、たぶんオフロード・バイクのだろう。
 交差点に車を置いて歩くことにする。駐車場はなく、2〜3台なら、道をふさがずに止めておけるかな、というくらい。

 狭い脇道は別として、途中、左手から登ってくる道との分岐点には案内標識があったが、その先の分岐点には、なにも書いてなかった。道が左右2つに、ほぼ均等に分かれている。よく見ると、さらに左に細い道があるので、変則的な十字路だ。ここは、3本のうち中央の、ななめ左前方の道を行くと、すぐに頂上に着く。
 私の足で、徒歩約10分だった。

岩保木山 頂上の看板 頂上の木の看板が倒れてしまっているのが、なんとも寂しい(右写真)。頂上といっても、あたりに同じくらいの高さの部分があるのと、周りの木々で、それほど視界が広いわけではなかった。
 景色的には、細岡展望台と同じような感じ……というのが、湿原にはまったく不案内な、ちがいがわからない男の感想でした。視界的に細岡展望台にはかなわないかなぁ、という感じだった。

 さきほどの変則十字路を右へ行っても、すこし先に、景色が眺められる場所がある。道の左側に1メートルくらい高くなったところがあり、木が1本立っている。
 もしかしたら、こちらの方が若干眺めがいいかも? 道はその先、山を降りていっている。

おすすめ度 :★★☆☆☆
人気度    :
☆☆☆☆ (誰にも会わなかった)
行った日時 :1999年8月3日(火) 14時頃

展望地 細岡展望台

 日本最大の湿原である釧路湿原を眺める展望台。大観望とも呼ばれる。

 岩保木山の頂上への入口をすぎ、未舗装の山道を先へ進む。こんな道のわりに、車はパラパラ走っている。前を走っている車は、譲ってくれないかぎり追い越せない。路面はそんなに悪くなかった。
 ゆるい登り坂の先に、人が歩いて渡っているのが見えると、そこが展望台への入口。すこし手前の右側に、数台分の駐車スペースがある。あとでわかったのだが、その先のちゃんと舗装された駐車場に車を止めて歩いてくるのが、正規ルートのようだ。もっとも、歩く距離を少しでも縮めようと、反対方向からここまで車で来ている人もいたけれども。

 (通常とは逆方向からの説明になってしまうけど、以下、私の見た順で書かせてもらいます)

 展望台は車道から1分もないところ。人が多く、サンダル履きの人もけっこういる、そういう観光地だった。釧路湿原を見渡せる。
 天気が曇っていて、あまり遠くの方が見えなかったが、まあまあの景色を見られた。
 車道の反対側には、トイレがある。

細岡 展望広場 遊歩道をすこし歩くと、展望広場というのがある。こちらの方が高度は若干低いようだが、前が道路なので、視界的には広々していていいんじゃないだろうか。(左写真)

 またすこし歩くと、ビジターセンターがある。中には、湿原の説明書きや写真が展示してあった。喫茶コーナーもあり、ちょっとしたみやげ物も売っていた。

 もうすこし歩くと、駐車場がある。ふつうは、ここからスタートだろう。展望台まで8分と書いてあった。

 帰りは、岩保木山から走ってきた車道を、さらに先へと進む。ビジターセンターから先は、いちおう舗装はされているみたいだが、かなり凹凸が多く、路面はよくなかった。
 しばらくすると舗装道となり、その先で、きれいな2車線道となった。左手に、達古武沼が見えてきて、ちょっとしたレークサイド・ドライブだ。
 道なりに走っていれば、国道391号線に出た。

おすすめ度 :★★★☆☆ (人が多いと、私は減点するので)
人気度    :
★★★★★
行った日時 :1999年8月3日(火) 15時頃

(おまけ)

道路 その他 国道391号 達古武〜釧路

 国道391号は、本州の感覚で国道番号から想像するより、交通量が多かった。
 釧路
へ向かうと、国道44号の手前で、片側2車線に広がる。でも、車線が2つに分かれる前から、周囲の車はなんとなく左右に分かれはじめて、ボケッと中央を走っていてはいけないみたい。結局、右側の混んでる車線が右折車線で、左側のすいてる方が直進・左折車線だったが、それがわかるのは、交差点にかなり近づいてから。国道44号へ右折するには、かなり手前から右側へ寄っていないと入れなくなる。

 

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