★★★
Precious
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● 富良野のドライブスポット

F−104Jのある森林公園。
中富良野の町営ラベンダー園とフラワーパークの間の坂道を登っていく。登り切ったあたりで、森林公園を示す看板のあるT字路(←)を左折する。両側とも森となり、下り坂の右側に森林公園の駐車場があるが、その手前のT字路(←)から、公園の奥へ車で入っていくことができる。
中の様子がよくわからないまま進み、左へ登り坂を少し入ったところに駐車場が見えたので、そこに車を止めて歩いてみることにした。山の上の方のはずなので、景色が見えるところがないかと、管理用の建物のような脇を奥の方へ歩いていったら、林の中に、ぽつんとF−104Jがいた。
F−104Jは、退役した自衛隊の戦闘機。アメリカのロッキード社が設計し、米空軍で使用されたF−104がベースで、最後のJが日本仕様を示す。日本では、三菱重工がライセンス生産した。アメリカでの愛称は「スターファイター」だが、日本では「栄光」という名があるよう。あまり、その名で呼んでいるのを聞いたことがないけど。
当時は、「最後の有人戦闘機」というキャッチフレーズだったらしいけど、いまだに戦闘機は有人だなぁ……
その後、航空自衛隊にはF−4EJ「ファントムII」、F15J「イーグル」が採用されたので、このF−104Jは全機退役しているはず。その中の1機を、記念に保存したのだろう。
木に囲まれているので、全景写真を撮ることのできないスペースの狭さ。それでも、機体の上をまたぐように橋ができていて、真上からも見ることができるようになっていた。キャノピー(操縦席の窓ガラス)に、細かいひびが入っている感じで、上から中がよく見えなかったのがちょっと残念だけど、それ以外はわりと保存状態はいいんじゃないだろうか。こんなところに、人知れず置いてあるにしては。
こういうのがいきなり現れるあたりが、北海道のすごさだなぁ。
さて、さらに先へ歩いてみたが、結局、山の上からの景色を眺められるようなところは、そのへんには見つからなかった。園内案内図を見つけると、公園の端の方に展望台というのもあったけど、どうも車で行けそうもなかったので、行くのはやめた。天気もよくなかったし。
車に戻って、公園に入ってきた道を先へ進んでいくと、結局、この項の最初に書いたT字路のあたりに出た。その少し手前には、いくつか店があって、そのあたりからは、富良野の平野を眺めおろすことができた。まあ、これでなんとか、所期の目的は達したといえる。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :1999年8月6日(金) 12時頃
中富良野町のホームページより、森林公園のページ

富良野観光協会のホームページ