★★★ Precious Road ドライブ旅行記 > 都道府県別 > 千葉 > ● 関宿のドライブスポット (せきやど)関宿城博物館千葉県立の川の博物館。 県道17号結城野田線が利根川を渡る境大橋から南へ半キロ弱。信号付きのT字路で西へ入る。右折レーンはなく、乗用車同士ならなんとか直進車が通過できるか微妙なところだった。県立博物館があるんだから、県道を広げて右折レーンを作ればいいのに。近くまで来ると、お城が見えてくるので、それ自体が目印になるだろう。 田んぼの中を1キロ弱走っていき、堤防の上へ登ったところの左右に駐車場がある。右の駐車場は手前と奥の2つに分かれていて、そのさらに奥が博物館。左の駐車場へ「大型車」と表示されているが、大型車の区間は左にしかないという意味で、普通車が左に止められないわけではない。そのさらに左奥にも未舗装の駐車場所があり、この日のように雨上がりの泥状態でなければ使えそうだった。 博物館の外観は、昔の関宿城を再現したものらしいが、中は近代的な建物。場所も、昔の城があった場所とはちがうらしい。 エレベーターで4階に登ると、展望室。窓ガラス越しだが、堤防の上に建っていて、周囲に高い建物がないだけに、四方を広く望める。展望案内図あり。 帰ったあとで案内図をよく見ると、2階にも展示室があったようだ。エレベーターに、展望室は4階としか表示されてなかったから、直通で通過しちゃったよ… 隣には、関宿城博物館休憩所という建物があったが、「定休日」という表示で閉まっていた。人が一番集まる日曜日が休みなのか? 午後4時すぎだったので、翌日の月曜の表示を出して帰ってしまったのかもしれないが、だとしたら、表示内容を考え直す余地があると思う。 おすすめ度 :★★★☆☆ 千葉の県立博物館のサイトより、関宿城博物館のページ (別ウィンドウに開く) 江戸川 中之島公園江戸川が利根川から分岐したところにある公園。 駐車場は、関宿城博物館と共通。 一般車両は通行禁止の橋を西へ渡っていくと、徒歩4分ほどで、中之島公園へ入る。名前からして、昔は江戸川の中州だったのだろうが、この橋の下では、水は流れていないようだった。 江戸川橋梁は、明治40年に総武鉄道の江戸川に架けられたものを、長さを3分の1に縮めて移設したもの。今では陸の上にあるので、橋としての役目はないが、日本の鉄道橋梁の歴史において貴重な土木遺産らしい。ポニー型ワーレントラス橋という型式で、背が低いので、馬と同じく、ポニーと呼ぶようだ。(右写真) その他、棒出しの石、水位観測所など、見どころの史跡には、説明板がついているので、わかりやすい。 大きなコブシの木が1本あり、関東地方最大級とのこと。見頃は3月下旬から4月上旬らしい。 中之島の中ではないが、駐車場の脇に、昔の浚渫船(しゅんせつせん)と水路浚渫機が陸上展示されている。 「中の島公園」という表記もあったが、公園の案内板の表記「中之島公園」の方を採用し、他と区別するため、頭に「江戸川」を付けておく。 おすすめ度 :★★★☆☆ 関宿水閘門江戸川が利根川から分岐したところにある水門と閘門(こうもん)。 駐車場は、関宿城博物館と共通。中之島公園を通り抜けて行き、徒歩7分くらい。 関宿水門と関宿閘門は、昭和2年にできたもので、土木学会選奨土木遺産になっている。 水門の上の機械は、わりときれいにペンキが塗られていたが、蜘蛛の巣が張っていた。ゲートの上に土がたまって、草が生えていたりするのも、遺産らしさを感じさせた。 閘門は、上流と下流に水位差があっても船を通すためのもので、扉が2段階になっている。中之島公園の案内板には、現在閉じられているが7月7日の「川の日」には開くと書いてあり、まるで天の川みたいだ、と思ったが、この日も開いていた。毎日が「川の日」になってしまったのか? 水門と閘門の上は歩いて通ることができる。渡った先は、自転車道のようなものが走っていたが、あとはなにもない、寂しいところだった。 上流側には、ポンプ式しゅんせつ船・山王号が泊まっていた。川底に堆積した土砂を汲み上げるもの。 なお、下記の江戸川区のページによると、洪水のときは水閘門ごと水没してしまうので、今では洪水を防ぐ役目にはならないそうだ… おすすめ度 :★★★★☆ 江戸川区のサイトより、スーパー堤防とまちづくりQ&Aのページ (別ウィンドウに開く)
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