★★★
Precious
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大仁広域農道 (おおに-)
ヤマタノオロチを退治する道。
旧大原郡大東町(現雲南市)と、仁多郡奥出雲町を、南北に結ぶ。
ほとんどが山の中。西を流れる斐伊川の支流を、次々と越えていく。
ヤマタノオロチ神話の舞台に近く、支流の川をオロチの分岐した頭に見立てれば、それを次々と切り倒していく、スサノオノミコト気分を味わえる。
全線2車線道で、広域農道にしてはカーブや傾斜が急なところがあるが、戦いは険しいのだ。
大東市街から、赤川(#1)沿いを走る県道24号松江木次線を東へ。県道53号大東東出雲線へ右折し、1キロほどの信号のない十字路が北端で、奥出雲への案内標識がある。
刈畑川(#2)に沿った山あいの農村を進み、けっこう奥まで民家があるなと思ったら、地名も奥山だった。
カーブと登り傾斜がきつくなり、峠越え。(右写真)
下り側は、傾斜は急だが、カーブはゆるやか。下りは50キロ、登りは40キロの標識。短い橋で、路面がガタガタだった。
阿用川(#3)沿いを走る県道268号上久野大東線との十字路は、相手が止まれ。川沿いの農村を短く横断する。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★☆☆☆☆
景色のよさ :★★★☆☆
走りやすさ :★★★☆☆
行った日時 :2011年8月19日(金) 15時頃
ずっと森を登っていく。峠部をすぎると、下り傾斜は急。
舗装工事とのタイミングなんだろうけど、路面は平らなところとガタガタが混在だった。
久野川(#4)沿いを走る県道45号安来木次線と、信号十字路で交差。そのあたりは家があり、角の商店に飲料自販機。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★☆☆☆☆
景色のよさ :★★★☆☆
走りやすさ :★★★☆☆
行った日時 :2011年8月19日(金) 15時頃
またすぐに山へ入る。チェーン脱着所があり、冬は怖そう。
表示があるように、路面の凹凸に注意が必要。カーブも多彩。
大仁トンネルが、この道のクライマックス。ヤマタノオロチに飲み込まれてしまうが、体内をどんどん進んで、別の口から抜け出す気分を味わおう。脱出に成功すると、広い駐車スペースがあり、ひと休みできる。(右下写真)

森を抜けると、棚田の農村を下っていき、やっと農道らしい風景になる。郡川(#5)沿いを下っていく。
センターラインが白になる区間もあるが、短い。
簾川(#6)を渡り、森をすこし登って下ると、センターラインが白へ。採石場のようなのがある。(右下写真付近)
「ここはかめだけ、うさぎはいない」と表示があり、戦いにも笑いが必要である。
亀嵩川(#7)沿いを走る国道432号と、信号十字路で交差。国道の方はセンターラインが白の破線。東へ寄り道すると、道の駅酒蔵奥出雲交流館があり、ヤマタノオロチも酔いつぶれたという、うまい酒がある。

おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★☆☆☆☆
景色のよさ :★★★☆☆
走りやすさ :★★★☆☆
行った日時 :2011年8月19日(金) 15時頃
国道からすぐに登っていくと、棚田の上段へ出て、そこから森へ登っていく。
消えかけていたセンターラインは白だった。ストレートの終わりから黄色へ。
峠部を越えると、下り側はカーブがきつい。
農村へ出ると、センターラインが白へ。
最後はすっと下っていくと、斐伊川本流(#8)沿いを走る県道107号横田伯南線へ、信号のないT字路(↑)で出る。角に飲料自販機あり。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★☆☆☆☆
景色のよさ :★★★☆☆
走りやすさ :★★★☆☆
行った日時 :2011年8月19日(金) 16時頃
県道107号は、西へ1キロ半ほどで、T字路(←)を左折し、斐伊川を渡る。気になる人は、そこまで渡ってとどめを刺しておこう。横田市街に入り、県道15号横田多里線とのT字路(↑)を右へ進むと、国道314号・東城街道へ出る。
JR出雲横田駅前には、クシナダヒメの像があるらしいので、見てくればよかったな。生け贄になるところを助けられ、スサノオノミコトの嫁になった女神様だ。