★★★ Precious Road ドライブ旅行記 > 都道府県別 > 宮城 > ● 石巻のドライブスポット月浦(つきのうら)慶長遣欧使節団・支倉常長(はせくらつねなが)がローマへ出帆した地。 ◆ 銅像へ 県道2号 石巻鮎川線の萩浜港と桃浦港の間。道路沿いに「支倉常長ローマへ出航の地」とか「史跡 月の浦」とかいうわりと目立つ看板が立っている。 道路脇の階段を十段くらい上ると、支倉常長の銅像と、航海図の石碑がある。伊達政宗の命を受けて、太平洋と大西洋を渡り、ローマ法皇に初めて謁見した日本人となったものの、帰国したら鎖国とキリシタン禁教になっていたという、かわいそうな人らしい。
◆ 展望台へ あずまやがあるが、景色は見えないなぁ、と残念に思っていたら、道路の向かい側に階段を40段くらい登ったところに、2階の高さの木製展望台があった。
◆ 月浦漁港へ 南側の脇道の奥の方へ、「南蛮井戸」「支倉六右衛門常長解纜地の碑」「ビスカイノゆかりの地記念標柱」が500メートルと書かれていた。 南蛮人が使ったという井戸と、記念標柱があった。ビスカイノというのは、支倉常長をローマへ連れて行ったスペイン人らしい。歴史に関心がないと、どちらもあまりたいしたものとは思えなかった。ベンチあり。(右写真) その奥へ、アジサイの枝が伸び放題になっているのをかき分けて階段をすこし登ると、そこにも支倉常長の解纜地の碑という石碑があった。 今ではひっそりとした小さな漁港で、外国へ使節団の船が出るような港には思えなかった。 支倉常長が乗っていった船、サン・ファン・バウティスタ号は、ここから10キロくらい北の渡波港に復元されて、テーマパークとなっているようだ。(有料・大人1000円)
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