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● 東広島のドライブスポット

観光施設公園 三ッ城古墳公園(みつじょう)三ッ城第1号古墳・第2号古墳

 埴輪が並んだ前方後円墳。

 メインのアクセス路は、JR西条駅前から南下する県道195号西条停車場線・ブールバール通りの、江熊交差点・信号十字路から西へ。入って最初の信号十字路を左折。次の信号十字路も左折すると、右側に大きな古墳が見えてくる。こみ入っているが、道路上にずっと案内標識が出ているので、アクセスしやすいだろう。
 ただし、最後に駐車場までの案内がない。古墳の先にあるのは、図書館の駐車場。古墳公園の駐車場は、古墳手前の信号のないT字路(→)を右折した先にある。20台分強で、園内の人の数よりも車の数が多く、目的外に使われていそうだったが。
 南隣の、国道2号・西条バイパスの側道から入る駐車場もあり、そこは未舗装で20台分くらい。バイパス自体からは移ることができなさそうな側道で、東への一方通行なので、アクセスが難しそうだが。
 入園・駐車場とも無料。飲料自販機、トイレあり。

 最初に書いた駐車場の脇に、古墳周辺の地形の立体模型がある。古墳全体の説明板は、両方の駐車場脇にあった。
 各所に、カラーの写真や図入りの説明板もあり、わかりやすい古墳公園になっている。

 三ッ城第1号古墳が、中央にでーんとある。長さ92メートルの前方後円墳で、広島県内最大の古墳。前後に階段があり、縦走できる。
 斜面がびっしり葺石で覆われ、3段に渡って円筒埴輪朝顔形埴輪がずらっと復元されているのは見事。全部で約1800本とのこと。角には、日傘と羽根飾りを表したという衣蓋形埴輪(きぬがさがたはにわ)もある。後円部の上には家形埴輪、前方部の端には鶏形埴輪馬形埴輪もあった。鎧(よろい)をモデルにした短甲形埴輪冑形埴輪(かぶとがたはにわ)もあるはずなのだが、壊れてしまっていたのは残念。
 後円部には、箱形石棺が3つあり、透明な板越しに見おろすことができるのは、よくできている。

 三ッ城第2号古墳は、直径25メートルの円墳。こちらの斜面には、芝が張ってある。箱形石棺の穴の位置だけが示されている。

 三ッ城第3号古墳は、楕円形の古墳で、長径8メートル、短径4メートル。箱形石棺の実物大の写真が張ってあるのも、凝っている。

 遊具場の奥には、助平古墳の横穴式石室を移築したものある。これは、三ッ城古墳に含まれないせいか、三ッ城古墳の全体説明板には載ってなく、公園案内図の方にしか載ってないので、見落とさないように要注意。

 管理棟には、古墳の説明パネルや、各形式の復元埴輪が置いてある部屋があったが、朝早かったせいか、閉まっていた。
 隣の中央図書館に、三ッ城古墳ガイダンスコーナーがあるという案内表示もあったが、そこもまだ閉まっていた。 
 国指定史跡で、日本の歴史公園100選になっている。

写真有 三ッ城古墳 写真集

おすすめ度 :★★★★★
人気度    :
★★☆☆☆
行った日時 :2009年10月25日(日) 7時頃

Webリンク 広島県のサイトより、三ツ城古墳のページ (別ウィンドウに開く)

 

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