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ユニオンマップ ツーリングユニオンマップ・ツーリング

 2輪車ツーリング用の地図です。

 「関東」「関西」の2地域だけが出ているようです。
 ツーリングマップルのライバルとも言える地図ですので、ここではあえてその対比で書いていきます。

 収録範囲は、「関東」では関東一都六県+山梨県・静岡県東部・長野県東部・福島県の磐梯周辺となっており、ツーリングマップル関東よりは狭くなっています。多少凸凹しているのは、東京からの日帰りツーリングエリアという観点で選んだという感がありますが、それなら御前崎は入れておいて欲しいなぁ。

 縮尺は12万8千分の1で、ツーリングマップルの14万分の1よりすこし細かくなっていますが、本のサイズがやや大きいので、1ページあたりの範囲は、ほぼ同じくらいです。

 お勧めコースが「オンロード」と「オフロード」に分かれており、星1〜3個でランク付けされているのは、参考になりそうです。星の数が私の好みと合っているかは、しばらく使ってみないとわかりませんが。
 ツーリングマップルには載っていないお勧めコースがわりとあるので、今後はこれも参考にしてドライブに行ってみようと思っています。

 ダート区間が表示されているのは、ツーリングマップルと同様です。これについては、道路地図やドライブマップを自称するすべての地図で表示するのが当然だと思うのですが…
 国土地理院や日本デジタル地図協会のような公的組織が、舗装道と未舗装道を区別して扱うようにするべきでしょう。

 随所にツーリング用のコメントが書き込まれているのは、ツーリングマップルと同じく参考になります。こういう点は、地図としてはおまけ的なものですが、オリジナリティを発揮できる重要な要素だと思います。

 ページ構成は、ツーリングマップルのように右隣は右のページという形ではなく、東京からの高速道路方面別に、東京から近い順にページを割り当てたようです。これは、ツーリングマップルの方式に慣れていると使いにくく感じますが、差別化ということなのでしょう。

 製本はリング綴じ式で、これは接着剤式に転換したツーリングマップルに対して、アドバンテージを保っていると思います。

 地図のデザイン的には、ツーリングマップルの方が洗練されていて見やすいように思います。これはもう主観的なものですが。
 2004年1月に開通したはずの国道121号・五十里バイパスが2005年3月版にも載っていなかったりして、最新情報反映性はやや難があるかもしれません。

   発行:(株)国際地学協会  定価:¥1500+税  サイズ:B5版   記:2005年9月25日

 

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