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紅葉と味覚ドライブの旅紅葉と味覚ドライブの旅

 秋に特化したドライブガイドブック。

 「関東周辺」を購入しましたが、ほかに「関西・中部」という地域が出ているようです。

 収録範囲は、北に磐梯吾妻〜只見川〜魚沼、西に姫川渓谷〜乗鞍〜天竜峡と、やや広めです。

 62ルートと表紙には書かれています。内訳は、特集の6ルートは約3ページ、メインの35ルートは約2ページで、残りの22ルートは1ページで2ルートという簡単な紹介のみです。ルートの合計数が、私が数えたものと、表紙に書いてあるものとで合わないのですが…

 各ルートで、スタートは高速道路のインターチェンジが多いのですが、ゴールが中途半端な場所が多いのが気になります。あとは、好きに帰れということ? 行きと同じ道を引き返さなくてはならないという場所もありますが、そうせずにぐるっとまわれるというのも、いいドライブルートの条件だと思うのですが。

 巻末に50万分の1の広域地図が8ページありますが、これは基本的にインデックス・マップ。各ルートに地図がありますので、紹介されている場所のだいたいの位置はわかると思いますが、どちらも概略図という感じなので、コースをはずれるような場合は、別に地図を用意した方がよさそうです。

 目次に、各ルートの紅葉カレンダーが付いているのは、全体の時期がわかりやすくてよいと思います。各ルートのページにも、紅葉や味覚のベストシーズンが表示されていて、タイトルらしい特徴を表しています。

 「ドライブテクニック上級」というマークがあり、凡例によると「対面通行、ダートコース、視界の悪い道、渋滞、きつい登り坂」などがあるコースにこのマークが付いているということです。初心者ドライバーに対して、最低限の警告にはなっていますが、その凡例の内容のうちのどれが問題なのかが必ずしもわからないし、紹介コースのうちどの区間なのかもわからないというのは、アバウトすぎるように思います。

 ほかのドライブガイドブックには取り上げられていないような、ややマイナーなルートもあり、タイトルに合った特徴の出ている本だと思います。
 この本は、次のような人に向いていると思います。

・ドライブは秋。紅葉や味覚のベストシーズンに行きたい。
・ドライブ用の地図はほかに持っている。
・道の様子は、あまり気にならない。

   発行:成美堂出版  定価:¥980  サイズ:AB版   記:2006年9月24日

 

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