★★★
Precious
Road ドライブ旅行記 > 都道府県別 > 千葉 >
● 佐原のドライブスポット
香取市の北部、旧佐原市のエリア。
江戸時代に正確な日本地図を作った伊能忠敬について。
東関東道・佐原香取インターの出口に、すでに案内標識があった。県道55号佐原山田線を西へ走っていくと、途中にいくつも案内標識がある。これなら迷わずにたどり着けそうだと思ったのが、甘かった。佐原市街へ入っていき、最後にその道から左へ入るところの案内表示が、すごく小さい。おまけに移転していて、2001年のカーナビとは場所が変わっていたものだから、狭い脇道へ入りこんで、うろうろしてしまった。
信号のある伊能記念館西入口交差点から、南への脇道へ入ったところに、記念館の無料駐車場がある。交差点名から推測できると言えばそうなのだけど、歩道もガードレールもない商店街を、観光客が車道にはみ出して歩いているところなものだから、最初は交差点名まで目に入らなかった。
脇道へ150メートルほどの左側にある駐車場入口にも、なんの駐車場か表示してない。「P」と「満」の表示だけだったが、実際に満車ではなく、「満」は出しっぱなしなので、信用してはいけない。駐車場の内側には、記念館利用者専用という表示がある。70台分で、使用時間は午前8時30分〜午後5時15分。
なお、県道沿いに民営の有料駐車場があり、1回500円。それを儲けさせるために、無料駐車場への案内表示が小さいのか?
駐車場の奥へ歩いていくと、記念館まで徒歩1分。入館料は大人500円で、受付で支払う。パンフレットは大人向け・子ども向け・外国語など何種類かあり、自分で好きなのを取る。
メインの展示室には、伊能忠敬の商人時代から測量の旅について、古文書や測量道具などを展示。伊能図もいくつかあり、前にも地図と測量の科学館で見たことがあるけど、赤い線の意味が、ここでわかった。
中央には、ボタンでスタートするビデオがある。アニメで、年下の先生へ弟子入りして、自己負担で測量の旅へ出る話。
第2展示室では、世界や日本の古地図を展示。旧国名が絵文字になっている日本地図があって、謎解きみたいでおもしろかった。
入口脇に、端末装置が2台あって、クイズなどができるようだった。2台ともふさがっていて、10分以上待ったんだけど、空かなかったので断念。なかなか中身があるようだ。
端末の空きを待っていた時間を除いて、見学時間は約30分。地図をどれだけ詳しく見るかによるだろう。
樋橋と伊能忠敬旧宅がすぐ近くにあるので、いっしょに見学していくといいだろう。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★★★☆
行った日時 :2009年2月1日(日) 16時頃
香取市のサイトより、伊能忠敬記念館のページ (別ウィンドウに開く)
樋橋 (とよはし)
水が流れ落ちる橋。
伊能忠敬記念館から徒歩1分もない。
小野川を渡る、短い木橋。9時〜17時の30分おきに、橋の中央から下の川へ、水が流れ落ちる。
説明板があり、もともとは江戸時代の初期に、農業用水を通す樋だったらしい。水がジャージャーと流れ落ちるので、「ジャージャー橋」とも呼ばれるとのこと。今の橋は、平成4年に架け替えられたもので、観光用なのだろう。なんで水が流れ落ちるのかは、書いてなかったが。
建設大臣の手づくり郷土賞の受賞プレートがあり、日本の音風景百選とも書いてあった。
橋の上にはベンチがあり、車では通れない。
橋の両側、小野川沿いの道は、遊歩道みたいになっているが、車両通行禁止ではない。私は記念館を探しながら、脇道から迷い込んでしまったが、意図的に車で走る道ではないだろう。
最初に通りかかった午後3時半には、写真を撮っている人が何人かいたが、記念館を見学し終えたあとの午後4時半では、ほかに誰も見物している人はいなかった。水が流れているのは、34分までだった。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2009年2月1日(日) 16時頃
香取市のサイトより、樋橋のページ (別ウィンドウに開く)
伊能忠敬が住んでいた家。
伊能忠敬記念館から樋橋を渡って、徒歩1分もない。
入場無料。
建物がいくつかあり、入口まで入ることができて、部屋の名前の表示がある。
庭には水路があり、それが樋橋につながっていたものらしい。
伊能忠敬の銅像、伊能家の家訓書石碑などもあった。伊能忠敬記念館の休館の建物も、残っていた。
一部は工事中のようで、黄色と黒の柵に囲まれて、ブルーシートにおおわれた区画があった。
国指定史跡ということだが、古い家自体に価値があるのか、伊能忠敬が住んでいたというところに価値があるのか、よくわからなかった。
周囲には、昔の町並み風のみやげ物屋や喫茶店などがある。
おすすめ度 :★★☆☆☆
人気度 :★★★☆☆
行った日時 :2009年2月1日(日) 16時頃
香取市のサイトより、伊能忠敬旧宅のページ (別ウィンドウに開く)
利根川沿いにある、道と川の駅。
国道356号・利根水郷ライン沿いで、佐原市街の東。
右折レーンのある信号十字路から入ると、駐車場は、右が普通車で、左が大型車。右の建物裏の区画は、堤防の縁で川への見晴らしがあり、車内で休憩するのにいい。奥へ堤防を降りたところにも、駐車場がある。
右の建物が、道の駅。
特産品直売所は、わりと広く、半分以上が野菜や花だが、観光みやげ物もいろいろある。地酒や地ワインもあり、「忠敬」という日本酒はおいしかった。弁当などの総菜類が豊富なのも印象的。米も売っていて、なにげに美少女のイラストが描かれていた。「ふさおとめ」というらしい。
フードコートには、和・洋・うどん・ラーメンと揃っている。
休憩・情報室は小さく、ポスターがすこしに、自販機があるだけ。
左の建物が、川の駅。
地域物産館は、コンパクトで、こちらは観光客向け。さすがに魚の加工品と、なぜか菓子類が多かった。佃煮や、銚子電鉄のぬれ煎餅。
外から見たら、川に面した一角が仕切られて、休憩所のようになっていた。中からは、気づかなかったよ。
奥に、喫茶店。
さらに奥が玄関ホールで、藁で作った大きな魚があった。祭りの道具らしい。周囲には、川の写真コンクールの作品展示。
さらに奥の部屋へ、展示室という表示。無人で、倉庫のようなところに昔の工作機械が置いてあった。
さらに2階にも、利根川についての展示室がある。入室無料で、奥の方に係の人がいたが、手続きは特になし。ボタンでスタートするビデオがあって、利根川物語。昔の浚渫の道具や、古地図がある。説明パネルがずらっと並んでいて、全部読んでいたらけっこう時間を要しそう。
建物の外には、船やブルドーザーなどが屋外展示。
奥のドックには、トネッシーという船があって、利根+ネッシーというしょーもないネーミングらしい。
中央の広場には、たこやき、キムチ、ぬれ煎餅の出店。
川辺には、ハクチョウが3羽に、カモが数十羽いた。
けっこう見る物があって、ざっと回って約40分を要した。
遊覧船や、遊覧ヘリコプターもあった。
道の駅・川の駅 水の郷さわら 写真集
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★★★☆
行った日時 :2011年2月6日(日) 10時頃
水の郷さわらのサイト (別ウィンドウに開く)
パノラマ展望台があるパーキングエリア。
東関東自動車道が、利根川を渡る南側にある。上下線別で、展望台があるのは、上り線の方。
駐車場には、「180度のパノラマ展望台」への大きな案内表示がある。
徒歩1分で、展望台へ。地面より高くなってはいないが、崖の縁にあり、下の平地からはかなり高さがある。視界は、北側の約180度。展望案内図があり、利根川の周囲に広がる水郷地帯を見渡し、鹿島工業地帯や加波山まで望める。
中央に丸椅子が3個あるのだけど、そこに座ると、一番景色のいい方向が展望案内図でさえぎられてしまうというのが難。後ろにベンチもあるが、そこに座ると、展望台の柵で景色はよく見えない。椅子を置くのなら、そこに座ったときの眺めも含めて、デザインするべきじゃないのかなぁ。
パーキングエリアの施設としては、トイレと飲料自販機だけ。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★☆☆☆
行った日時 :2009年2月1日(日) 15時頃