Precious Road ドライブ旅行記 > 都道府県別 > 千葉 >

● 久留里のドライブスポット

 君津市の北東部のエリア。

展望地 船塚山

 東京湾を薄く望む山。

 JR久留里線の東を並走する、国道410号の旧道・久留里街道へ。下郡駅より南へ500メートルほどの、名もない信号十字路から東へ入る。角に小さな案内表示があった。
 そこから道は複雑に分岐しているが、分岐点には地味な案内矢印があるので、それに従って行けばよい。ただし、入口の集落を抜けると、森の中の狭い1車線道がけっこうつづく。舗装されてはいるが、対向車とすれ違えるところは限られていて、路面には落ち葉や枝が多かった。覚悟が必要なアクセス道だ。
 最後に急坂を登ると、右側に灰色の鳥居があるのが展望場所だが、チェーンで車進入禁止。駐車場はその道の突き当たりにあり、未舗装だが20台分以上はある。
 入場・駐車場とも無料。トイレは仮設のようなもの。

 歩いて戻って徒歩1分。
 西側に、小櫃川沿いの小櫃平野を見渡す。奥に東京湾が薄く広がり、横浜や東京のビル群、富士山まで見えた。わりといい眺めだったが、上の木と下の木が、互いちがいに出っ張っているうえ、電線がジャマな視界だった。
 眺望方位略図あり。君津市の21世紀への継承遺産という表示。
 標高152メートル。なだらかで、山頂という様子ではなかった。

 横に神社があり、石碑が並んでいた。樹齢百年をこすというヤマザクラもある。ベンチあり。

船塚山より

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :☆☆☆☆
行った日時 :2011年1月10日(祝) 10時頃

Webリンク 君津市のサイトより、船塚山のページ (別ウィンドウに開く)

観光施設展望地 久留里城久留里城 天守閣

 展望台になっている城。

 国道410号・久留里街道の、久留里市街より南。入口は信号のない地味なT字路だが、北から行くと、100メートル手前に予告表示があり、角にも表示があった。50メートルほどで、左折するT字路(←)にも案内表示があるが、対向車と譲り合いが必要な狭さ。トンネルを抜けていくと、左側に広い駐車場がある。130台分とのこと。
 駐車場の反対側は、北の県道32号大多喜君津線に連絡していて、その接続道は2車線道だったので、その方がアクセスしやすい。
 森林体験交流センターという建物と、飲料自販機あり。
 入場・駐車場とも無料。駐車場の県道側は、午前9時〜午後4時30分で閉鎖という表示。

 舗装道を歩いて登っていくと、右へ城山探鳥路が分岐して、どちらからでも行ける。探鳥路へ進むと、火薬庫跡には何もなかったが、堀切を上から見ることができる。
 いったん舗装道に合流して、再度右の遊歩道へ。お玉が池は、冬だったせいか、水が涸れていた。薬師曲輪は、西の三の丸の平地を見おろす展望所なので、行きか帰りに寄るべきだろう。

 二の丸に、久留里城址資料館がある。そこまで徒歩10分。

 さらに登っていくと、天神曲輪にトイレがあり、男井戸・女井戸という小さな池がある。久留里城 天守閣

 山頂部の本丸に、天守閣がある。二の丸から徒歩3分。実際の天守台は横にあり、それを避けて建てられている。スリッパに履き替える仕組みだが、階段が急なので、要注意。無人で、受付票に記入するよう書いてあったが、資料館で書いてくれたのからいいかなと省略した。
 1階には、全国の城の写真と説明文が並び、まあよくあるパターン。
 3階へ登ると、重たそうなドアがあるのだが、開かない。外には出られないのかと思ったら、4つのドアのうち、開くのは1つだけなのだった。しつこく試してみたのでよかったが、どれが開くか書いてないのは、あまりに不親切だろう。
 西側に、三の丸の平地と周囲の山を見渡せて、展望台としてはまずまず。

 天守台の奥の高くなったところに、丹生廟遺跡という石碑がある。説明板があるのだが、それでも意味不明だった。
 その入口から奥へ遊歩道らしきものがあり、天神曲輪へ出たが、あまり歩きやすくなかったので、おすすめしない。

 天神曲輪の奥へ、林間歩道があり、駐車場へ戻ることができる。ずっと森の中の道で、森林浴ができる。途中に堀切がある。ミツバツツジの群生があり、君津市の花らしい。自然を守ろうという標語があったが、元から生えている木を切って、ツツジを植林するのって、自然保護なんだろうか?
 帰りは徒歩16分。

 なお、国道410号・久留里街道の久留里市街の中には、国道をまたいだゲートの上に、ミニ久留里城が載っている。

写真有 久留里城 写真集

おすすめ度 :★★★★
人気度    :★★★☆☆
行った日時 :2011年1月10日(祝) 10〜11時頃

Webリンク 君津市のサイトより、久留里城のページ (別ウィンドウに開く)

観光施設 久留里城址資料館久留里城址資料館

 久留里の歴史民俗資料館。

 アクセスは、久留里城を参照。
 入館・駐車場とも無料。

 入口に、受付票に記入するように書いてあるのだが、窓口の人に、どこから来たか、何人か、車で来たか、の3問を聞かれただけで、記入はその人がしてくれた。手が空いていると、サービスしてくれるのかも。
 1階には、久留里城周辺のジオラマ模型があり、ボタンを押すと、ランプが光るやつ。

 展示室は2階で、通路はH型。順路の表示が一部しかなかったが、入口が右手前で、展示内容からすると、右奥・左奥・左手前の順のようだった。
 久留里城についての資料館かと思ったら、それは半分くらい。ナウマンゾウの化石から始まって、石器・土器・金環とつづき、一般的な歴史民俗資料館みたいな導入部だった。土偶は頭だけ。
 鎧兜・刀・火縄銃・屋根瓦・しゃちほこと、予想どおりのものも、しっかりあった。
 最後が民俗系で、爪楊枝が特産品らしい。

 屋外には、上総堀りの井戸掘り櫓と、新井白石の銅像がある。
 見学時間は約15分だった。

おすすめ度 :★★★☆☆
人気度    :★★☆☆☆
行った日時 :2011年1月10日(祝) 11時頃

Webリンク 千葉県博物館協会のサイトより、久留里城址資料館のページ (別ウィンドウに開く)

 

前の場所 目次 親ページ 次の場所